1. sioとは

「素材の本質を見極めた料理と想像を超える斬新なコース構成」をコンセプトに掲げているsioは、オーナーシェフ・鳥羽周作氏が2018年にオープンさせたモダンカルチャーレストラン。サッカー選手、小学校の教員という変わった経歴をもつシェフの作り出す独創的な料理は、多くの美食家、プロからの支持も厚い。『ミシュランガイド東京2020』で、1つ星を獲得したことでも話題になった。現在は、ベースの代々木上原店のほかに丸の内店、さらには洋食店や居酒屋、デリバリーサービスなど、さまざまな業態に展開を広げている。
#おうちでsio
新型コロナウイルスが大流行した2020年。ご存知の通り、外食産業もまた大きな打撃を受けることになった。そんななかsioでは、昨年初めての緊急事態宣言が出されるとすぐに新たなアプローチに着手。これが起点となり、より幅広い層から人気を集めることになる。それが #おうちでsioだ。Twitterやyoutubeでプロの技が感じられるレシピを公開したもので、唐揚げやごはんの炊き方、カルボナーラ、明太子パスタ、焼きそばなど、いますぐチャレンジしたくなるメニューがずらり。実際に作ってみるといつもよりぐっと美味しくなるのに、とにかく簡単で、何度でも作りたくなるものばかりだ。
2. sioの朝ディナーとは

そんな注目店のsioで、今年からスタートしたのがその名も「朝ディナー」。2度目の緊急事態宣言が延長されるなか、リモートワークの推進など、人々の働き方が大きく変化を遂げていることに着目。これまでのランチとディナーだけでなく、朝も営業を始めることになったのだ。ポイントはただの朝食ではなく、まるでディナーのようにコースで食事が食べられるところ。
ライフスタイルの多様化と食
「朝9時から仕事をして、帰宅は午前様」。そんなステレオタイプの暮らしだけでなく、午前中に仕事を集中して行うパターンや朝、逆にゆっくりと過ごして、午後遅くから夜まで仕事をするカタチ、小さな子どもがいて夜の外出は困難なので、朝昼でリッチになど、十人十色、さまざまなライフスタイルが存在する昨今。コロナ禍は、その変化を強調したといっても過言ではない。朝ディナーは、そんな変容するライフスタイルのなかで、食事に対するウェイトにも変化をもたせてもいいのではないかという提案でもあるのだ。
朝ディナーの全貌
朝ディナーは、7〜8皿6,000円のコース(税別、サービス料別、2021年3月29日現在)。スープから始まり、馬肉のタルタル、オムレツ、ポアレなど、本格的な料理とそれに合うティーを楽しむことができる。食事の最後を飾るのは、炊きたてのごはんとそれに合う香の物。もちろん、自慢のデザートもセットになっている。これまで15歳以下の子どもの入店はNGだったが、この朝ディナーに限っては、子連れもOKとなっている。
3. sioの朝ディナーを予約する方法

TableCheckまたは電話
予約は、TableCheckからであれば、コンタクトレス決済が可能。コンタクトレス決済とは予約時に登録したクレジットカードで決済できるもので、店で食事のあとに会計をお願いするだけでOK。スマホを触る必要さえない。そのほか、詳しいことが聞きたい場合や5人以上の予約であれば、電話をするほうが確実だ。
注意点
sioの朝ディナーは現段階では、4月末までとTwitter上で告知されている。TableCheckでも予約が可能だ。開催曜日は月、火、木、金曜。
結論
sioで食べることのできる朝ディナーは、これから先のレストランの在り方を示すひとつのカタチかもしれない。朝からしっかり、そしてゆったりと食べることで、いままでと違った1日を送ることができるはず。お近くの人はぜひ、体感してみては?