1. 宅飲み頻度の高まりとともに出費額も増加!
男女ともに8割弱が週に1回以上宅飲みをしている!
オリひとが今回実施したアンケート調査から、現在男性の9割超、女性の約8割が週に1回以上宅飲みをしていることが明らかになった。また、男性の約4割、女性の約5割がコロナ禍前後*で宅飲み頻度が「増えた」と回答していることからも、長らく続く外出自粛の影響により、自宅でお酒を飲むことが一般的になりつつあることがうかがえる。
*本記事における「コロナ禍」に関する表記は、下記の期間を指しています。
・2020年4月の全国緊急事態宣言発令以前:「コロナ禍以前」と表記
・2020年4月の全国緊急事態宣言発令以降~現在まで:「コロナ禍」、「現在」と表記
・上記の期間で前後比較をする場合:「コロナ禍前後」と表記
・2020年4月の全国緊急事態宣言発令以前:「コロナ禍以前」と表記
・2020年4月の全国緊急事態宣言発令以降~現在まで:「コロナ禍」、「現在」と表記
・上記の期間で前後比較をする場合:「コロナ禍前後」と表記
宅飲みにかける出費額も増加?
また、自宅用のお酒に、1ヵ月で5,000円以上出費する人の割合は4割を超えている。その割合はコロナ禍前後*で約1割増加しており、宅飲みの頻度の高まりに伴い、出費額も増えていることがわかる。
2. 人気のお酒は男女で異なる?新たな銘柄を試す人も!
現在よく飲まれているお酒の種類
男女ともにビールをよく飲む人が多い結果となった。次いで、男性では発泡酒、チューハイ(アルコール度数4%以上)に加え、様々な飲み方を楽しめるウイスキーや焼酎といったお酒、女性ではチューハイ・ワインなど、果実系や甘さがあるお酒が好まれているようだ。
比較的男性の方がアルコール度数が高く、女性は低アルコールのお酒を好むと言えるだろう。
比較的男性の方がアルコール度数が高く、女性は低アルコールのお酒を好むと言えるだろう。
コロナ禍以前*と比較し、飲むお酒に変化は?
コロナ禍前後*で、これまで試したことのない商品(銘柄)を手に取るようになった消費者が、男女ともに3割を超えている。家でお酒を飲む機会が増え、いつも飲んでいるお酒や飲み方がマンネリ化していることも、要因の一つとして挙げられるだろう。ちなみに、コロナ禍に関わらず、男性は女性に比べ、特定の銘柄を購入する傾向が強く、逆に女性は銘柄を特定せず、様々な商品(銘柄)を楽しむ傾向があるようだ。
また今回、新たな商品(銘柄)を購入するキッカケになった情報源についてもアンケートを取ったところ、メーカーのブランドサイトや店頭に加え、SNS上の口コミを参考にしているという声も多く挙げられた。SNSの利用頻度・時間が増加の一途を辿る中、SNSは情報発信の場としてだけでなく、私たちの購買活動における貴重な情報源として機能していることがうかがえた。
3. おつまみを手作りする男性も多い!?
お酒とともに食べるおつまみに関しても調査したところ、男性のおつまみ事情について、興味深い結果が得られた。男性の宅飲みのおつまみとして最も多いのは「食事のおかず」だが、「手作りのおつまみ」が3位にランクイン。おつまみを自作する頻度についての質問に対し、なんと約6割の男性が日常的に手作りしていると回答したのだ。自宅での生活時間が増えたことで、男性の料理頻度は高まっているが、おつまみについても自分好みのものを手作りする機会が増えているようだ。
結論
今回は「オリーブオイルをひとまわし」が実施した、コロナ禍における宅飲みに関する意識調査の結果をお届けした。外出自粛が続く中で、男女ともに宅飲みの頻度が増え、以前は試さなかった新たなお酒の銘柄に挑戦したり、おつまみ用に自ら一品料理を手作りするなど、コロナ禍で変容した私たちの消費行動は、宅飲みの場面にも現れているようだ。
調査概要
- 調査名:コロナ禍での宅飲みに関する意識調査
- 調査対象:全国の男女
- 回答数:925名(男性442名・女性483名)
- 調査期間:2021年6月3日~2021年7月18日
- 調査方法:インターネット調査