1. カリフォルニア・レーズンとは?
カリフォルニア・レーズンとは、アメリカ・カリフォルニア州産のぶどうを自然乾燥して作られるレーズンのこと。そのまま食べるだけでなく、菓子やパンのフィリングにも大活躍の存在で、多くの人が一度は食べたことがあるのではないだろうか。ここでは、そんなカリフォルニア・レーズンの美味しさの秘密について探っていこう。
美味しさの決め手は太陽
カリフォルニア・レーズンの主な産地は、カリフォルニアのなかでも日照時間が長く、シェラネバダ山脈からの潤沢な水源に恵まれたサン・ホアキン・ヴァレーという広大な渓谷だ。なかでも中心となるフレズノの年間日照時間は3,700時間で、なんと東京の2倍に当たる。さらに年間降水量は250m以下の乾燥地帯で、天日干しにもってこいの場所なのだ。
この地で太陽の恵みを余すことなく受けて育ったぶどうを、2~8週間かけて天日干しで自然乾燥させたものに、カリフォルニア・レーズンの称号が与えられるのだ。
この地で太陽の恵みを余すことなく受けて育ったぶどうを、2~8週間かけて天日干しで自然乾燥させたものに、カリフォルニア・レーズンの称号が与えられるのだ。
実は砂糖不使用
カリフォルニア・レーズンを一粒食べると口いっぱいに優しい甘みが広がる。この甘味はすべて自然由来のもので、砂糖は一切添加されていない。ぶどうのもつ甘みが、天日乾燥によって凝縮されているのだ。また、保存料や添加物の使用もゼロ。これぞ、子どもから大人まで安心して食べることができる安心・安全な食材といえるゆえんなのだ。
甘さ・旨味・栄養が凝縮
カリフォルニア・レーズンの原料のほとんどは、ナチュラル・シードレスという種がなく、皮の薄い緑色のぶどうだ。年間を通して手作業で手入れを行い、夏から秋にかけて糖度が約21%になったところで、収穫期を迎える。
収穫後、天日干しされることでレーズンは、甘さと旨味、栄養が凝縮される。結果として1kgのぶどうからできるレーズンは、わずか200g!色も美しい緑色から紫がかった茶色へと変化していくのだ。
収穫後、天日干しされることでレーズンは、甘さと旨味、栄養が凝縮される。結果として1kgのぶどうからできるレーズンは、わずか200g!色も美しい緑色から紫がかった茶色へと変化していくのだ。
2. とにかく栄養豊富!

カリフォルニア・レーズンはその味わいだけでなく、栄養価やそれに伴う健康効果にも注目が集まっている。ここでは、その点について詳しくチェックしていこう。
即効性抜群のブドウ糖がたっぷり!
脳の唯一の栄養源であるブドウ糖。不足すると集中力が低下するとも言われており、効率的に摂取すべき栄養素のひとつといえる。
実はカリフォルニア・レーズンは約70%の果糖やブドウ糖を含むことから、ブドウ糖摂取に有効とされているのだ。また、体内で吸収されやすく即効性があるため、登山やマラソンなどのスポーツや、レジャーの携帯食、そして保存性の高さから、非常食にも向いている。
実はカリフォルニア・レーズンは約70%の果糖やブドウ糖を含むことから、ブドウ糖摂取に有効とされているのだ。また、体内で吸収されやすく即効性があるため、登山やマラソンなどのスポーツや、レジャーの携帯食、そして保存性の高さから、非常食にも向いている。
不足しがちな栄養素も充実
カリフォルニア・レーズンは、カルシウムやマグネシウム、亜鉛、銅など様々なミネラルをバランスよく含み、特に鉄やカリウム、食物繊維が豊富だ。
鉄はなんと乾燥プルーンの2倍以上、カリウムはバナナの2倍以上、食物繊維もセロリの2倍以上含まれていることからも、栄養豊富であることが、よくわかる。(可食部100gあたり)
特に食物繊維は、ぶどうが乾燥する過程で形成される「フルクタン(イヌリン)」も含まれており、腸内環境を整える"腸活"にも活用できそうだ。
鉄はなんと乾燥プルーンの2倍以上、カリウムはバナナの2倍以上、食物繊維もセロリの2倍以上含まれていることからも、栄養豊富であることが、よくわかる。(可食部100gあたり)
特に食物繊維は、ぶどうが乾燥する過程で形成される「フルクタン(イヌリン)」も含まれており、腸内環境を整える"腸活"にも活用できそうだ。
まだまだある!注目の健康効果
多くの病気を引き起こす要因のひとつとして考えられているのが、活性酸素である。この活性酸素を抑制する抗酸化物質は、注目を集めている物質のひとつだ。カリフォルニア・レーズンには抗酸化能に優れたポリフェノールが豊富に含まれていることから、病気の予防に効果を発揮することが期待されている。
3. カリフォルニア・レーズンを使ったおすすめレシピ

自然な甘みをもつカリフォルニア・レーズンは、そのまま食べるだけでなく、料理やお菓子にも大活躍してくれる。今回は、SNSで人気の料理研究家 ラク速レシピのゆかりさんにカリフォルニア・レーズンを、おしゃれに美味しく食べるレシピを考案してもらった。
背徳のレーズンバター
【材料】
- カリフォルニア・レーズン:100g
- メープルシロップ:適量
- 無塩バター:100g
- クラッカー:適量
【作り方】
1.カリフォルニアレーズンが浸る量のメープルシロップを注いで冷蔵庫に一晩おく
2.バターを練り、1のレーズン40gを混ぜる
3.クラッカーに2を適量挟む。冷蔵庫で冷やして完成
レシピのポイントは?

おやつにも、お酒のおつまみにもなる、レーズンバター。簡単に作れるのが、何よりも嬉しいところ!ゆかりさんおすすめの活用法は、ポークソテーへのトッピングだ。また、メープルシロップに漬けたレーズンはヨーグルトに混ぜるのもおすすめとのこと。クラッカーに挟むだけではなく、いろいろな活用法があるので、ぜひ一度作ってみてほしい!
まだまだあるレーズンの活用方法!
ラムレーズンフレーバーのアイスクリームやコンビニスイーツが登場するなど、巷ではラムレーズンブームが到来中。目にする機会が増えたという人もいるだろう。
実は、カリフォルニア・レーズンはお菓子やパン以外に、料理やおつまみにも活用することができる万能食材。自然な甘味が砂糖の代替品としても活躍してくれるのだ。目安は「大さじ1強のレーズン=砂糖大さじ1」。醤油や味噌、お酢とも相性が良く、さまざまなレシピが公開されているので、挑戦してみるのもおすすめだ。
実は、カリフォルニア・レーズンはお菓子やパン以外に、料理やおつまみにも活用することができる万能食材。自然な甘味が砂糖の代替品としても活躍してくれるのだ。目安は「大さじ1強のレーズン=砂糖大さじ1」。醤油や味噌、お酢とも相性が良く、さまざまなレシピが公開されているので、挑戦してみるのもおすすめだ。
結論
安心・安全で栄養満点のカリフォルニア・レーズンは、朝食やおやつにもぴったり。即効性のあるエネルギー源なので、仕事の合間などにも取り入れたい。そのまま食べるだけでなく、料理やお菓子に加えるのもおすすめだ。まずは、ラク速レシピのゆかりさん考案のレシピにチャレンジしてみよう!