目次
- ※1 文部科学省 果実類/(かんきつ類)/うんしゅうみかん/砂じょう/普通/生 - 一般成分-無機質-ビタミン類-アミノ酸-脂肪酸-炭水化物-有機酸等 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=7_07029_7
- ※2 文部科学省 果実類/(かんきつ類)/うんしゅうみかん/缶詰/果肉 - 一般成分-無機質-ビタミン類-アミノ酸-脂肪酸-炭水化物-有機酸等 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=7_07035_7
- ※3 公益社団法人長寿科学振興財団財団 カリウムの働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/mineral-k.html
- ※4 厚生労働省 カリウム | e-ヘルスネット(厚生労働省) https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-005.html
- ※5 厚生労働省 果物 | e-ヘルスネット(厚生労働省) https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-01-003.html
1. みかんに含まれるカリウムの量

みかんはカリウムを含んでいる。みかんにはどのくらいのカリウムが含まれているのだろうか?それぞれのみかんの状態による違いもチェックしてみよう。
カリウムの含有量
普通の温州みかんの場合は100gあたり150mgのカリウムを含んでいる。(※1)それに対して、缶詰のみかんは100gあたりカリウムが75mgしか含まれていない。(※2)それは、カリウムが水溶性で、煮たり茹でたりすると水に溶け出してしまうことが影響している。つまり生のほうがカリウムを多く含んでいるのだ。(※3)
2. みかんのカリウムの効果

みかんに含まれているカリウムはどのような働きと効果を持っているのだろうか?
働きと効果
カリウムは、人体に必要なミネラルの一種だ。そんなカリウムは浸透圧の調整やナトリウムを排出する作用がある。つまり塩分を摂りすぎてしまった場合、調整する機能があるのだ。(※4)
3. みかんや他の食品からカリウムを摂る

カリウムは、みかんやほかの食品から摂る場合、1日の摂取量はどのくらいを目安にしたらいいのだろうか?
1日の摂取量
カリウムの1日の摂取量の目安は18歳以上の男性で1日2500mg、女性で2000mgほどだ。また、高血圧を予防する為に望ましいといわれる摂取量は1日に3510mgになる。カリウムの1日の摂取量は、年齢によって異なってくるので、自分の年齢に合ったカリウムを摂取するようにしたい。(※3)
4. みかんを食べる際の注意点

みかんを食べる際は、どのような部分に注意したらいいのだろうか?注意点を見てみよう。
腎臓の機能が低下している
腎臓の機能が低下しているときはカリウムがうまく排出されない場合がある。カリウムの過剰摂取になってしまうリスクがあるため、みかんの食べ過ぎに注意が必要だ。(※3)
食べすぎに注意
みかんをはじめとする果物には果糖が多く含まれている。この果糖は過剰摂取してしまうと中性脂肪を増やしたり、肥満をきたしてしまったりすることがあるので注意したい。(※5)
結論
みかんのカリウムは缶詰よりも生のほうがより多く摂取することができる。このカリウムは、適度な摂取量を保つことで健康効果が期待できる栄養素だ。しかし、腎臓機能が低下している人や、肥満が気になる人はみかんの食べ過ぎに注意したい。
(参考文献)