- ※1参照:健康長寿ネット「三大栄養素のたんぱく質の働きと1日の摂取量」 https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/tanpaku-amino.html
- ※2参照:森永「肉類(鶏肉,豚肉,牛肉など)のタンパク質について解説!含む量や調理法などを紹介」 https://www.morinaga.co.jp/protein/columns/detail/?id=114&category=muscle
- ※3参照:文部科学省食品データベース「肉類/<鳥肉類>/にわとり/[親・主品目]/むね/皮つき/生 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=11_11213_7
- ※4参照:文部科学省食品データベース「 肉類/<鳥肉類>/にわとり/[親・主品目]/むね/皮なし/生」 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=11_11214_7
- ※5参照:文部科学省食品データベース「肉類/<畜肉類>/ぶた/[大型種肉]/ばら/脂身つき/生 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=11_11129_7
- ※6参照:大塚製薬「ビタミンB1の性質と働き」 https://www.otsuka.co.jp/college/nutrients/vitamin-b1
- ※7参照:文部科学省食品データベース「肉類/<畜肉類>/うし/[和牛肉]/ばら/脂身つき/生」 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=11_11018_7
- ※8参照:農林水産省「脂質による健康影響」 https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_eikyou/fat_eikyou.html
- ※9参照:厚生労働省「不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん)」 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-031.html
1. タンパク質について
ここではタンパク質の働きや1日の摂取量などについて解説していこう。
タンパク質の働き
タンパク質は11種類の体内で合成可能な非必須アミノ酸と、9種類の食品から摂取する必要がある必須アミノ酸から出来ている。タンパク質は、髪の毛・皮膚・筋肉・臓器など身体の基礎となる部分を構成する重要な栄養素だ。免疫や酵素などの機能を調節する働きがある。(※1)
1日の摂取基準量
タンパク質の摂取基準量は、18~49歳は、摂取カロリーの13~20%、50~64歳は14~20%、65歳以上は15~20%が理想といわれている。(※1)
肉は良質なタンパク質
タンパク質の質の良さを評価するのに、アミノ酸スコアと呼ばれるものがある。アミノ酸スコアは数字が100に近いものほど、良質なタンパク質を含んだ食品といえるだろう。肉類は鶏肉・豚肉・牛肉のなどほとんどが最高数値の100である。(※2)
2. タンパク質の量と肉類の種類
ここでは肉の種類ごとのタンパク質の量や特徴について見ていこう。
鶏肉
鶏肉むねに含まれるタンパク質の量は皮付き100gあたり19.5g、皮無し100gあたり24.4gだ。
鶏肉は皮に脂質が多く含まれているため、ダイエットや筋トレなどをしている人は、皮なしで料理するのがおすすめだ。(※2)(※3)(※4)
豚肉
豚バラ肉(脂身つき)100gあたり、14.4gのタンパク質が含まれている。豚肉には糖質の代謝に関わるビタミンB1が豊富に含まれている。エネルギー消費の多い人いおすすめだ。(※2)(※5)(※6)
牛肉
牛バラ肉(脂身つき)100gあたり、11gのタンパク質が含まれている。特に牛肉の赤身にはヘム鉄が多く含まれており、長時間の運動をする人におすすめだ。(※2)(※7)
3. タンパク質を肉から摂る際の注意点
ここでは肉類からタンパク質を摂取する際の注意点について解説していこう。
バランスを考える
肉類には飽和脂肪酸が多く含まれており、飽和脂肪酸は摂りすぎると心筋梗塞などの循環器系の疾患のリスクが高まるといわれている。また、魚には不飽和脂肪酸が多く含まれているため、魚なども摂取することでバランスを保つことができるのだ。(※8)(※9)
結論
タンパク質の質の良さを数値で表す、アミノ酸スコアと呼ばれるものがある。肉類はアミノ酸スコアが満点の100の食品であり、鶏肉は皮を除けば脂質が少ないなど、それぞれに特徴がある。しかし、肉類には循環器の疾患のリスクを高める不飽和脂肪酸が多く含まれている。そのため、飽和脂肪酸を多く含む魚を食べバランスを取るのが重要だ。この記事を読んで、肉類からタンパク質を摂取する際の参考にしてみてはいかがだろうか。
(参考文献)