目次
1. ブラジル料理の特徴

ブラジル料理は、さまざまな国の食文化がミックスされた多国籍料理である。ここでは、ブラジル料理の特徴について解説していこう。
さまざまな国の食文化がミックスされた多国籍料理
ブラジルはポルトガルの植民地だったため、ポルトガルの食文化の影響をうけている。また、ブラジルは移民が多いのも特徴で、イタリアやアフリカ、イスラム圏などさまざまな国の料理が、ブラジルの気候や風土に合うようにアレンジされているのが特徴だ。
ブラジルと言えば肉料理
ブラジルでは牛肉は食卓になくてはならない食材の1つで、店では細かく部位を選んで買うことができるのだ。有名な肉料理にシュラスコがある。
2. 代表的なブラジル料理

ここでは、代表的なブラジル料理を紹介していこう。
シュラスコ
ブラジル料理で有名なものといえば、シュラスコを思い浮かべる人が多いはずだろう。牛肉や豚肉を串にさして焼き、岩塩を振ってナイフで削ぎ落としながら食べる料理だ。
フェイジョアーダ
フェイジョアーダは、ブラジルの国民食として知られている。牛肉や豚肉などと黒豆・チョリソー・ベーコンを一緒に煮込んだ料理だ。
ムケッカ
ムケッカとは、ココナッツミルクのシチューのことで、具材に魚介類・トマト・玉ねぎ・にんにく・コリアンダーなどを入れて煮込む。ごはんにかけて食べるのが一般的だ。
コシーニャ
コシーニャとは鶏モモという意味で、日本でいうところのコロッケのようなものだが、使っている具材には違いがある。鶏肉・玉ねぎ・トマトを炒めたものを、じゃがいもをすりつぶして強力粉と混ぜて作った皮で包んで揚げたものだ。ブラジルでは3時のおやつとして食べられている。
パルミット
パルミットとはヤシの木の新芽のことで、ホワイトアスパラや筍のような味わい。サラダや炒めものなどにして食べることができる。
パステル
パステルとは、小麦粉を練った薄い生地に牛肉や卵などの具材を入れて、揚げたり焼いたりしたもの。ブラジル人に親しまれている軽食だ。
ポンデケージョ
ポンデケージョとは、小麦粉ではなくタピオカ粉を使ったブラジルのパンのことだ。パンの中に、たっぷりのチーズをいれるのが特徴だ。
プジンジレイチコンデンサード
プジンジレイチコンデンサードとは練乳をたっぷりと使ったプリンのことだ。ブラジルの女の子が初めて母親に教えてもらう料理ともいわれている。
3. ブラジルで有名な食べ物・飲み物

ここでは、ブラジルが有名な産地の食べ物や飲み物を紹介しよう。
コーヒー
ブラジルでは世界で生産される約3割のコーヒー豆が作られており、生産量は世界トップだ。日本のコーヒーも約3割はブラジルからの輸入品である。
アサイー
スーパーフードとして知られるアサイーはブラジル原産の果物だ。そのほかにもパパイヤやマンゴーなど温暖な気候に適したフルーツが生産されている。
カカオ
ブラジルはカカオ豆の栽培にも適した気候である。カカオ豆の生産量は世界7位で、中南米ではトップクラスである。
マテ茶
マテ茶は、ブラジルやアルゼンチンなどの中南米で作られている家庭飲料。ブラジルでの生産量は、年間約44万トン。
結論
ブラジル料理とは、ポルトガルやイタリアなどさまざまな食文化がミックスされた多国籍料理である。代表的な料理にはシュラスコなどがある。また、コーヒー豆やマテ茶などの生産も盛んな国である。この記事を読んで、ブラジル料理を食べる際の参考にしてみてはいかがだろうか。