目次
- 鍋に水を入れて、火にかけ沸騰させる。
- 沸騰したら火を弱めて約15分、そのまま沸かし続ける。
- 火を止めて50度くらいになるまで冷ます。
- はちみつを入れて溶かす。
- コップに注ぎ、好みで輪切りにしたレモンをのせれば完成だ。
- ※1出典:医療法人 高生会「白湯を飲んで健康になろう!」 https://i-kouseikai.com/knowledge/2016/kaigo476.html
- ※2出典:文部科学省「砂糖及び甘味類/(その他)/はちみつ」 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=3_03022_7
- ※3出典:公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構「テーマ:「炭水化物の重要性とごはん食」」 https://www.komenet.jp/sedai02/95.html
- ※4〜5出典:公益財団法人 長寿科学振興財団「カリウムの働きと1日の摂取量」 https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/mineral-k.html
- ※6出典:厚生労働省「炭水化物 / 糖質」 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-018.html
- ※7出典:消費者庁「ハチミツによる乳児のボツリヌス症」 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/food_safety/food_safety_portal/topics/topics_001/
1. はちみつ白湯について

なんとなく身体によさそうと冷たい飲み物の代わりに白湯を飲んでいる人もいるだろう。最近では美容や健康を気にして、はちみつを加えてはちみつ白湯として飲んでいる人が多いようだ。そんなはちみつ白湯に含まれる栄養や期待できる健康効果とは?
栄養と効果
白湯ってただのお湯では?と思っている人がいるかもしれないが、白湯とはお湯を沸騰させ、飲めるくらいまで冷ました飲み物だ。湯冷ましと呼ぶこともあり、昔から薬を服用するときに一緒に飲んでいたものである。特徴は1度沸騰させており、水道水のような不純物が除去され、口あたりがやわらかだ。また病人や新生児、身体が弱っている人でも負担なく飲めるうえ、最近では美容効果が期待できるといわれて注目を集めている。白湯は余分な物質が入っていないので内臓をキレイに洗い流す。さらに身体を内側から温めてくれるため、血行と代謝がよくなり、体質改善やダイエットといったさまざまな効果があるといわれている(※1)。
はちみつに含まれるおもな栄養成分は炭水化物やカリウムなどだ(※2)。炭水化物は私たちの活動源として必要な栄養成分である。炭水化物が不足すると、疲れやすくなったりスタミナ切れを起こしたりすることがある(※3)。カリウムは腎臓でナトリウムの再吸収を抑制し、尿中への排泄を促すので血圧を下げる効果が期待できる(※4)。
2. はちみつ白湯の作り方

次にはちみつ白湯の作り方を紹介しよう。
簡単で手軽に作れる
はちみつ白湯は簡単で手軽に作れるのが魅力のひとつだ。作り方を紹介する。
お湯の温度が45度以下になるまで待つため、飲むまでに少し時間が必要である。
3. はちみつ白湯を効果的に飲むには?

ここでは、はちみつ白湯を効果的に飲む方法を紹介しよう。
飲むタイミング
はちみつ白湯を飲むタイミングは朝がいいとか、夜がいいなど諸説あるが、それぞれ個人で続けられる時間帯に飲むのがおすすめだ。またはちみつ白湯を飲むと胃腸が温まり、新陳代謝が高まって体温が上昇する。夏のクーラー病で身体が冷えた人にも効果が期待できる。身体が冷えたと感じたときに飲むのにおすすめだ(※1)。
1日にどれくらい飲む?
はちみつには100gあたり81.9gの炭水化物が含まれており、食物繊維は含まれていないため、すべて糖質となる(※1)。炭水化物の1日の摂取目標量は250~325gほどである(※5)。はちみつ大さじ1杯は21gなので、糖質量は17gほどとなる。糖質を過剰摂取してエネルギーとして消費されないと、中性脂肪として蓄積されて生活習慣病や肥満の原因になる可能性がある(※6)。はちみつ白湯は1日で1~2杯くらいを目安に飲むといいだろう。
4. はちみつ白湯の注意点

最後にはちみつ白湯の注意点を紹介しよう。
誤飲に気をつける
嬉しい効果が期待できるはちみつ白湯だが、はちみつは生後1歳未満の乳児に与えるのはNGである。なぜなら乳児ボツリヌス症を発症する可能性があるといわれているからだ。乳児ボツリヌス症を発症すると便秘が数日間続いて全身の筋力が低下し、脱力状態、泣き声が小さくなるといった症状になる。(※7)はちみつ白湯が甘くて美味しいからといって、生後1歳未満の乳児に与えてはいけない。
結論
はちみつ白湯の特徴や作り方、飲んで期待できる健康効果を紹介した。白湯は飲んだことがあっても、はちみつ白湯は知らなかったという人もいるだろう。先述したように最近では美容効果が期待できるといわれて注目を集めている。気になる人はぜひ作って飲んでみてはいかがだろうか。
(参考文献)