- ※1 公益財団法人長寿科学振興財団 三大栄養素のたんぱく質の働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/tanpaku-amino.html
- ※2 公益財団法人長寿科学振興財団 食物繊維の働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/shokumotsu-seni.html
- ※3 文部科学省 豆類/だいず/[その他]/おから/生 - 一般成分-無機質-ビタミン類-アミノ酸-脂肪酸-炭水化物-有機酸等 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=4_04051_7
- ※4 文部科学省 豆類/だいず/[その他]/おから/乾燥 - 一般成分-無機質-ビタミン類-アミノ酸-脂肪酸-炭水化物-有機酸等 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=4_04089_7
- ※5 農研機構 大豆とその調理加工が脂質代謝改善作用に 及ぼす影響 iii-takahashi.pdf https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/files/iii-takahashi.pdf
1. おからは大豆から作られる
おからは、大豆食品だ。どのように大豆からおからは作られているのだろうか?おからを作る工程を紹介しよう。
実は絞りかす
おからは、豆腐を作る際に出る絞りかすだ。元々豆腐は、大豆を細かくすり潰し、それを煮沸して作られる。その際に、豆腐を布で濾した際に残るのがおからなのだ。また、スーパーに行くと、生のおからとおからを乾燥させたおからパウダーが販売されている。
2. おからに含まれる大豆タンパク質
おからは、豊富な大豆タンパク質が含まれている。おからには、どのような栄養素やタンパク質の含有量があるのだろうか?
栄養素について
おからは、タンパク質や食物繊維を豊富に含んでいる。タンパク質は、生きていくのに必要な三大栄養素の1つだ(※1)。また、食物繊維は肥満の予防にもなり、糖尿病や高血圧、動脈硬化などの生活習慣病の予防に効果がある。(※2)
タンパク質の量
生のおからのタンパク質量は100gあたり6.1gだ。(※3)さらに乾燥おからは100gあたり23.1gのタンパク質を含んでいる。(※4)
3. おからの大豆タンパク質に期待出来る効果
おからの大豆たんぱく質はどのような効果が期待できるのだろうか?気になる効果を紹介しよう。
脂質代謝改善作用
おからに含まれる大豆たんぱく質は脂質代謝改善作用が期待できる。脂質代謝改善作用とは、血中コレステロール濃度を低下させたり、中性脂肪濃度を低下させる作用のことだ。さらに体脂肪蓄積抑制や糖尿病抑制などが期待できる。(※5)
結論
おからは、大豆タンパク質を豊富に含んでいる。100gあたりのタンパク質量を見ると、生のおからより乾燥おからのほうがタンパク質を多く含んでいることがわかる。おからは、食物繊維も豊富に含んでいるので、上手に活用してみてもらいたい。
(参考文献)