目次
1. パエリアのおかずを選ぶには

パエリアは、鶏肉やウサギ肉、モロッコインゲン豆などを入れた料理として生まれたといわれている。本場スペインではコースのメインとして食べられることが多い。見た目の華やかさからパーティーにもぴったりの料理だが、パエリアをメインにした場合、おかずは何をポイントにして選べばよいのだろうか。
バランスを考える
献立を選ぶポイントは、メインとおかずの栄養バランスを考えることである。パエリアは米、魚介類、野菜が入っていて彩りもよく、さまざまな栄養も摂れる料理だ。しかし、栄養バランスを考えると、おかずからビタミンやミネラルを補うとよいだろう。それらが含まれる野菜や乳製品、肉などを使ったおかずがおすすめだ。
2. パエリアと野菜を使うおかず

ここでは、野菜を使ったサラダやスープなどのおかずを紹介していく。副菜として献立に取り入れてみてほしい。
副菜になる料理
・シーザーサラダ
レタスやキュウリ、トマトにクルトン、半熟卵ものせよう。定番のシーザーサラダは、パエリアとの相性バツグンだ。クルトンは食パンを焼いて作ることもできる。
・ポテトサラダ
家庭料理の定番ともいえるポテトサラダは、玉ねぎやキュウリの食感もよく、副菜としておすすめだ。りんごやヨーグルトを入れて、さわやかな風味にするのもよいだろう。
・厚切りベーコンのサラダ
レタスやルッコラといった好みの葉物野菜をちぎり、厚めに切って焼き色を付け、ベーコンをのせたサラダだ。ナッツを加えると食感のアクセントになるのでおすすめだ。
・キャロットラペ
ニンジンを千切りにしたキャロットラペは、ほんのり甘いニンジンの風味がパエリアの付け合わせとしてぴったりのおかずだ。スペインでもニンジンのサラダは付け合わせとしてよく食べられている。
・大根と生ハムのマリネ
パエリアの本場スペインでも、パーティーなどに欠かせない料理だ。さっぱりとした味付けがパエリアと合う。玉ねぎや季節の野菜を使ったマリネもおすすめだ。
・ポトフ
野菜がたっぷり入ったポトフは、パエリアと食べると栄養のバランスが取れるため、おかずとしても最適だ。じゃがいもやニンジンだけでなく、レンコンなどの根菜を入れても美味しく仕上がる。
・コーンスープ
スペインの家庭でも食べられるコーンスープは、子どもでも食べやすい。ミキサーで簡単に作れるので、試してみてはいかがだろうか。コーンだけでなく玉ねぎを入れるのもおすすめだ。
・オニオンスープ
コンソメベースで玉ねぎの甘みを感じられるスープも、パエリアに合う一品だ。アレンジとしてコーンを入れてもよい。また、トマトをまるごと入れれば見栄えもよく、酸味がアクセントになるのでおすすめだ。
・かぼちゃとさつまいもと玉ねぎのポタージュスープ
ポタージュスープは、実はミキサーがなくても作ることができる。電子レンジで野菜を柔らかくし、マッシュして牛乳と混ぜ、味付けをすれば完成だ。簡単なので作ってみてほしい。
・ガスパチョ
ガスパチョは、スペインで定番の冷製スープだ。トマトやキュウリ、玉ねぎなどが入り、「飲むサラダ」ともいわれている。鮮やかなトマトの色がパエリアと相まって、食卓を明るくしてくれるだろう。
3. パエリアと肉を使うおかず

パエリアには肉を使ったおかずも相性がよい。献立の主菜として参考にしてみてほしい。
主菜になる料理
・ポークソテー
本場スペインでもパエリアの付け合わせとして食べられることが多い。ソースに赤ワインを使うとコクが出て、肉も柔らかくなるのでおすすめだ。
・ローストビーフ
とくにシーフードパエリアのおかずとしておすすめなのがローストビーフだ。牛もも肉を使った手作りのローストビーフは、パーティーなどでも喜ばれるだろう。
・牛肉のビール煮込み
闘牛の文化があるスペインでも食べられている料理だ。じっくりとビールで煮込むことでホロホロの柔らかい肉になり、旨みもアップする。
・チキンの香草焼き
ハーブの香りが食欲をそそる香草焼きも、パエリアのおかずとして相性がよい。盛り付けにはベビーリーフやトマトなどで彩りを添えよう。
・ミートボール
コーンとチーズを入れた洋風ミートボールは、スペインでもよく食べられる味だ。本場でも愛されているおかずを、パエリアのおともにしてみてはいかがだろうか。
結論
今回は、スペイン料理のパエリアに合うおかずを紹介した。パエリアだけでは不足してしまう栄養素を、副菜や主菜となるおかずで取り入れてみよう。紹介した料理が、バランスのよい献立作りの参考になれば幸いである。