目次
- 緑色が鮮やかなもの
- 若いもの
- 細長いもの
- ヘタと先端に傷みがないもの
- よく乾燥しているもの
- 色艶がよいもの
- 粒の大きさが揃っているもの
- ふっくらしているもの
- ヘタを折って筋を取る
- 水洗いする
- 塩をかけて板ずりをする
- 再度洗って塩を落とす
- 鍋に湯を沸かし、沸騰したら塩をひとつまみ入れる
- ささげを入れて1~2分程度茹でる
- 茹であがったら氷水にさらす
- 乾燥豆と水を鍋に入れる(水から茹でる)
- ふたをせず、中火~強火で火にかける
- 沸騰したら数分煮立て、差し水をする
- アクを取る
- 落としぶたをし、弱火で茹でる
- 指で押して簡単につぶれるかたさになったら茹であげる
- ※1 文部科学省 食品成分データベース ささげ(ゆで) https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=4_04018_7
1. ささげの選び方

茹で方を紹介する前に、まずは美味しいささげを選ぶポイントをおさえておこう。ささげは品種によって若さやを食べるもの、完熟させて乾燥豆として食べるものがある。それぞれの選び方について紹介しよう。
選ぶポイント
ささげの選び方について、若さやと乾燥豆でそれぞれまとめた。
【若さやの選ぶポイント】
若さやは育ちすぎてしまうと筋がかたくなる。色も黄色くなってくるので、若くて緑色が鮮やかなものを選ぶようにしよう。
【乾燥豆の選ぶポイント】
これらのポイントを意識し、美味しいささげを見分けてほしい。
それではお待ちかねのささげの茹で方について見てみよう。
2. ささげの若さやの茹で方

美味しいささげを選べたら、次は茹で方をマスターしよう。
下処理の仕方
ささげを茹でる前に下処理しよう。順を追って説明する。
ささげは、いんげん豆やえんどう豆と同じように筋を取ろう。また、板ずりして産毛を取っておくと口あたりがよいだけでなく、茹であがりが色鮮やかになる。
茹で方と茹で時間
つづいて、ささげの茹で方を解説する。
ささげはいんげん豆より火が通りやすいので、茹で時間に気をつけよう。1~2分程度を目安に、サッと茹でるのがポイントだ。長い時間茹でてしまうと、食感が悪くなってしまう。下茹でした後、ほかの料理に加えて再度加熱する場合は、少しかために茹でておこう。
また、茹でるときに塩を入れたり茹であがりに氷水にさらしたりと、ひと手間加えることでより色鮮やかな仕上がりになる。
3. ささげの乾燥豆の茹で方

ここからは、ささげの乾燥豆の茹で方を紹介する。若さやに比べて長い時間茹でなければならないが、ビタミンB1やB2、食物繊維などが豊富(※1)なので、ぜひチャレンジしてほしい。赤飯やささげ餅などのアレンジがおすすめだ。
下処理の仕方
ささげの乾燥豆の下処理は、水で洗うだけでOK。乾燥豆といえば水に浸すイメージがあるかもしれないが、ささげは水に浸す必要がない。皮がかたいので十分に浸水しないまま茹でると、茹でムラができてしまうのだ。そのため水では戻さず、洗ったらすぐに茹でよう。
茹で方と茹で時間
洗った乾燥豆の茹で方を解説する。
茹で汁が少なくなってきたら随時差し水をし、豆が水面から出ないように気をつけよう。落としぶたをすると、豆が踊るのを防げる。茹で時間は、茹で始めから30~40分程度が目安だ。
赤飯に入れる場合は茹で時間を15~20分程度に留め、ややかたい状態に仕上げる。炊飯器にもち米と一緒に茹でたささげと茹で汁を入れ、炊いて完成だ。
結論
さまざまな料理にアレンジできる、ささげ。いんげん豆と同じように、気軽に使えそうだ。乾燥豆も水に浸す工程がないので、チャレンジしやすいだろう。今までささげを食べたことがなかった方も、この記事で紹介した選び方や茹で方を参考に、ぜひ味わってみてほしい。
(参考文献)