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桑の実

桑の実の美味しい食べ方!栄養と効能と旬の時期について紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2022年4月23日

桑の実を見て懐かしいと思う人は、きっと自然豊かな場所で育ったのだろう。桑の実は生食もできる果実で、マルベリーやミュールと呼ばれることもある。甘酸っぱい味わいはもちろん、非常に栄養が豊富なことでも注目を集める存在である。今回は桑の実がいかに栄養豊富かを解説していこう。

  

1. 桑の実とはどんな果実?

ブラックベリー
桑はクワ科クワ属の植物であり、桑の実はその木になる果実のことだ。桑は養蚕にも欠かすことのできない植物で、日本にも古くから存在している。ここではまず桑の実が一体どんなものかを解説していこう。

別名マルベリー

桑の実は英語でマルベリー、フランス語でミュールと呼ばれている。品種や変種が多数あるが、養蚕に用いられる山桑と食用目的の西洋桑に大きく分けられる。桑の実は完熟すると赤みを帯びた黒になる。見た目はラズベリーと似ているが、形が細長い。食用の品種は、糖度が非常に高いものもあるが、基本的には甘酸っぱい味わいである。

旬の時期

桑は雌株と雄株があり、花粉が風で飛ばされて受粉する。実がなり、熟すのは6月中旬から下旬にかけてだ。

2. 桑の実の栄養と効能

マルベリー
桑の実は、栄養が豊富に含まれていることでも話題を集めている。ここではその栄養と効能についてまとめていこう。

豊富なアントシアニン

桑の実には、抗酸化作用の強いアントシアニンが多く含まれている。その量はアントシアニンの含有量が多いとされるブルーベリーの3倍にも及ぶといわれている。桑の実に含まれるアントシアニンはガン転移抑制効果が期待でき、研究が続けられている。そのほか抗血栓作用があることも報告されている。(※1)

葉や皮も使われる

桑の葉や皮にも果実同様に、多くの効果があることがわかってきている。
桑の葉は高血糖抑制作用や高血圧抑制作用、動脈硬化抑制作用、アルツハイマー予防効果など、現代人が抱える多くの健康に関する悩みに作用するという研究結果が続々と発表されている。このため桑の葉の有する健康効果は、日本のみならず海外からも熱視線を浴びているのだ。
桑の根の皮は古くから生薬として珍重されてきた。根を乾燥させた桑白皮という生薬は、消炎や利尿、痰や咳に効くとされ、現在も漢方薬として知られる存在だ。さらに昨今では高血圧抑制作用や高コレステロール血症の抑制効果があるという研究結果も報告がなされているようだ。(※1)

3. 桑の実の食べ方

マルベリー
非常に健康効果の高い果実である桑の実。スーパーなどでお目にかかることは滅多にないため、食べたことがあるという人も少ないだろう。ここでは桑の実の購入方法や食べ方についてリサーチしていこう。

ジャムや果実酒

桑の実は生で食べることができる。ただ、傷みやすくデリケートなため、市場に出回る数が非常に少ない。このため、生で食べることができるのはなかなかレア。ただ昨今、通販で冷凍したものが販売されている。生で食べてみたいという人は利用してみるといいだろう。また、ジャムやシロップなどの加工品はより手軽に手に入れることができる。ソーダやコンポート、果実酒などもある。
また家庭で育てれば、実を収穫することができる。桑は害虫がつきにくいので、比較的簡単に育てることができる。

結論

桑の実は栄養豊富な果物である。生で販売されている姿を見かけることは少ないが、通信販売では手に入れることができる。完熟しているものは甘酸っぱくてとても美味しい。ぜひ、見かけた際には食べてみてほしい。
(参考文献)
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  • 更新日:

    2022年4月23日

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