目次
- 全体がしっかりと赤く着色している
- ヘタがピンとしている
- ずっしりと重みがある
- 香りがよい
- 紅玉を洗わずに1個ずつペーパータオルなどで包む
- 保存袋やポリ袋に入れ、密封する
- ヘタを上にした状態で冷蔵庫に入れる
- 水分の蒸発を防ぐため
- りんごから発生するエチレンガスにより、ほかの野菜や果物が傷まないようにするため(※1)
- ジャム:果皮も一緒に煮詰めると、紅色のきれいなジャムができる
- コンポート:煮崩れしにくいため、形の残るコンポートも作りやすい
- アップルパイ:紅玉の定番の食べ方で、しっかりとした果肉感を楽しめる
- タルトタタン:バターと砂糖で炒めた紅玉を型に敷き、タルト生地をかぶせて焼いたもの
- 焼きりんご:小ぶりな紅玉の芯をくり抜き、バターと砂糖を詰めて焼いたもの
- ジュース:皮も一緒にジューサーやミキサーにかけるのがおすすめ
- アップルティー:紅玉の皮と茶葉を合わせ、お湯を注ぐと香りのよい紅茶になる
- ※1出典:一般社団法人青森県りんご対策協議会 りんご豆知識 りんごの保存方法は? https://www.aomori-ringo.or.jp/20200910/3575/
1. 紅玉とは

紅玉は「こうぎょく」という読み方の、アメリカ原産のりんごだ。「ジョナサン」という別名をもち、日本には明治4年に導入されたという。新品種に埋もれてしまう時期もあったが、製菓用に向く品種として再評価されるようになった。
見た目や味の特徴
紅玉は、真っ赤に色付いた表皮と200gほどの小ぶりなサイズが特徴である。熟すとワックス成分が分泌され、表面を磨くと艶が出る。甘みもあるが酸味の強いりんごで、香りがよい。また、果肉が緻密で煮崩れしにくいという特性ももつ。
旬の時期
紅玉の旬は10月~11月上旬頃だ。代表的な産地である青森県では10月上旬頃から、長野県では9月下旬頃から収穫が始まる。旬のピークが過ぎても春先までは市場に出回る。
手に入れる方法
長野県や青森県、山形県などの紅玉の産地では入手しやすいが、そのほかの場所や旬以外の時期には売ってないという場合もあるだろう。青果店やスーパーで入手できない場合は、通販を利用するとよい。産地直送の紅玉を気軽に食べることができる。
2. 紅玉の選び方や保存方法

美味しい紅玉の選び方や、鮮度をキープしながら日持ちさせる保存方法について見ていこう。
選び方のポイント
紅玉は小ぶりなりんごのため、サイズをチェックする必要はない。下記のポイントを押さえて選ぼう。
保存の仕方
紅玉を含むりんごは、0~5℃ほどの低温を好み乾燥に弱い果物である。そのため、乾燥対策をしたうえで低温で保存すれば、長持ちさせることができる。
常温保存の場合
ダンボール箱に入った大量の紅玉を保存する場合は、風通しのよい冷暗所に置いておこう。ダンボール箱に入ったまま、新聞紙をかけて保存する。冬季でも室温が高いと傷んでしまうため、玄関など低温の場所を選ぼう。1か月ほどが保存期間の目安となる。
冷蔵保存の場合
室温が高い場合や冷暗所がない場合は、冷蔵保存がおすすめだ。手順は下記の通りである。
りんごを密封してから冷蔵保存することには、次の2つの意味がある。
保存期間は1か月~2か月ほどが目安となる。ダンボール箱に入った紅玉を長持ちさせたい場合も、上記の方法で保存するとよい。
また、切った紅玉を冷蔵保存する場合は、乾燥や変色を防ぐために断面をラップでぴったりと包んでから保存しよう。切った場合は日持ちしないため、早めに食べきる必要がある。
3. 紅玉の美味しい食べ方

紅玉は数あるりんごのなかでも酸味が強く煮崩れしにくいという特性から、加工用として使われることも多い。もちろん生食もできるため、酸味のあるりんごが好きな場合はそのまま食べても美味しい。
おすすめの食べ方
結論
紅玉は、真っ赤な果皮と小ぶりなサイズ、酸味の強さが特徴のりんごである。生食もできるが、古くから製菓用のりんごとして親しまれてきた。乾燥対策をして低温で保存すれば1か月~2か月は美味しく食べられるため、通販で取り寄せるのもおすすめだ。そのまま食べたり加工したりと、さまざまな紅玉の食べ方を楽しもう。
(参考文献)