目次
1. 食用のアロエの種類はアロエベラ

アロエには食べられるものと食べられないものがある。その中で食用のアロエとして有名なのが、アロエベラだ。
食用のアロエベラの特徴や効果
食用のアロエであるアロエベラは、アメリカから日本に伝わったアロエだ。もともと生のアロエはとくに味はない。アロエは味というよりは、食感や薬効を期待する食べ物なのだ。アロエの緑色の皮の部分にはアロインという成分が含まれており、胃腸を活性化させる働きがあるといわれている。
食用のアロエベラの見分け方
アロエベラは大きく肉厚な葉肉が特徴のアロエだ。それに対して、食べることができるが苦みがあるキダチアロエは、葉肉の厚みはやや薄いという違いがある。アロエベラは、緑色の膨らみのある部分を食用として楽しみ、根の部分は食べることができない。
2. 食用アロエの食べ方

アロエベラを食べるには、下処理をしてから調理する必要がある。アロエベラのおすすめの食べ方を紹介しよう。
アロエベラの下処理方法
アロエベラは下処理として、皮の部分を取り除く必要がある。これは、アロエの皮には発がん性のある毒成分が含まれており、食べられないからだ。そのため、まずはアロエベラの皮を剥いて葉肉だけにする下処理を行う。アロエベラのトゲを包丁で落としてから水洗いをし、食べる分をカットする。あとは、包丁で緑色の皮を剥いて、水洗いをするのだ。
アロエベラのおすすめの食べ方
下処理したアロエベラはそのまま食べることができる。薄くカットし、刺身として醤油をつけて食べたりカルパッチョにしたりするのもおすすめだ。ほかにも、ヨーグルトに混ぜる定番の食べ方や、黒蜜やきなこをかけてスイーツとして楽しむこともできる。
3. 食用アロエの栽培方法

食用アロエは手軽に自宅で栽培を楽しむことができる。食用であるアロエベラは日当たりのよい場所を好み、寒さに弱いので、冬は室内で管理するのがおすすめだ。アロエを栽培する際は、茎が太くしっかりしており、葉が肉厚な苗を購入してくるのがいいだろう。アロエはもともと乾燥に強い植物なので、水やりをあまり必要としない。水のやりすぎは根腐れの原因にもなるので、注意しよう。
4. 食用アロエのおすすめ通販

食用のアロエは、自分で栽培するだけではなくスーパーで購入することも可能だ。通販では、食用のアロエの葉の部分だけを販売していたり、加工済みの葉肉の部分も販売されているので、自分が使いやすい食用アロエを購入してみるのがいいだろう。
5. 食用ではないが食べられるアロエの種類

一般的に食用として食べられているのはアロエベラだが、ほかにも薬用として食べられているアロエの種類がある。それぞれのアロエの使われ方や特徴を紹介しよう。
キダチアロエ
日本でよく栽培されているアロエの種類で、背が高く育つのが特徴だ。古くから胃腸薬や貼り薬として使用されている。葉肉の部分は苦みが少ないが、皮の部分はかなり苦い。
サポナリア
シャボンアロエという別名を持つアロエの一種で、葉の部分をすり潰すと泡立つのが特徴だ。葉には白い斑点があり、先端にはオレンジ色の花が咲く。
ケープアロエ
南アフリカのケープ地方で栽培されているアロエをケープアロエという。便秘薬や医薬品の原料として使用されており、排便を促す作用がある。重量感があり肉厚な葉で最大で3mまで大きく成長する。
結論
アロエにはさまざまな種類があるが、主に食用として食べられているのはアロエベラだ。アロエベラは、皮の部分には毒があるが、葉肉の部分は無味で食感を楽しめるのが特徴で、そのまま刺身にしたり、ヨーグルトに混ぜたりといろいろな食べ方を楽しむことができる。