1. 茹で時間と固さの目安早見表
ゆで卵は、茹で時間によって半熟だったり固茹でになったりと、黄身の状態も変わってくる。ここでは、ゆで卵の茹で時間と固さの目安について解説していこう。
以下は、冷蔵庫から出してすぐの卵(Mサイズ)を沸騰したお湯に入れた場合、どのようなゆで卵になるかの目安だ。ゆで卵の好みの半熟具合を見つける参考にしてほしい。
6分...黄身全体はトロトロで白身も固まっているが、やわらかい状態。
7分...半熟。黄身の外側は少し固まっているが、まだ内側部分はトロトロ。
8分...半熟。黄身の半分ほどは固まっているが、中心部分はまだトロッとしている。
9分...黄身の色味が濃く中心部もねっとりと固まった状態。
10分...黄身の外側は白っぽく固茹での状態。黄身全体は鮮やかな黄色。
11分...黄身全体に火が入り、白く固茹での状態。中心部分のみ黄色が残る。
12分...固茹での状態。全体的に火が通り白っぽい。
※卵のサイズや鍋の材質などによって若干異なることがある。
ゆで卵を半熟にするには、7~8分を目安に茹でよう。
2. ゆで卵を半熟で作る方法
ここでは、ゆで卵を半熟で作る方法を詳しく紹介する。ゆで卵が半熟になる茹で時間の目安は7~8分がおすすめだ。好みのゆで卵に仕上げるには、冷蔵庫から出してすぐの卵を沸騰したお湯に入れるのがポイント。
ゆで卵を半熟で作る方法・手順
1.お湯を沸騰させ、卵を準備する
卵が全部浸かるくらいのお湯を沸騰させ、卵2個に対して塩小さじ1/3、酢大さじ1を加える。お酢と塩には白身を固める効果がある。万が一鍋の中でひびが入ってしまっても白身が飛び散るのを防いでくれる。
2.卵を好みの時間茹でる
冷蔵庫から取り出した卵をそっと鍋に入れる。常温に戻した卵を使うより冷蔵庫から出してすぐの卵を使うほうが温度は一定のため、茹で時間を計算しやすい。水から茹でると鍋の大きさや水の量によって沸騰するまでの時間が異なるので、沸騰したお湯から茹でることをおすすめする。一定の温度から茹でることで、条件に左右されることなく好みの固さにできる。ゆで卵を半熟の状態に仕上げるには、7~8分を目安にしよう。沸騰させ過ぎない程度の火加減で茹でるのがポイントだ。
3.茹で上がった卵をすぐに冷ます
好みの固さに茹で終わったらすぐにお湯を捨て、水を入れ替えながら冷ます。
4.スプーンの背で細かいひびを入れる
半熟卵は黄身がやわらかいため、スプーンの背で軽くたたいて細かくひびを入れよう。
5.殻をむく
流水にさらしながら、薄皮と白身の隙間に水を入れるようにして殻をむいていく。
3. 半熟ゆで卵を上手に作るポイント
ゆで卵を半熟に仕上げるにはいくつかコツがある。ゆで卵を誰でも上手く半熟に仕上げるポイントを紹介しよう。
その1.卵の底に穴を開ける
卵の膨らんでいる側(底の部分)に穴を開けることで、卵の中の炭酸ガスが抜け、殻がむけやすくなる。100円ショップの卵の穴あけ器や押しピンなどを使うと開けやすい。
その2.お玉でそっと入れる
沸騰したお鍋に入れるときは、卵にひびが入るのを防ぐため、お玉で一つずつそっと入れるのがおすすめだ。
その3.菜箸で卵を回転させる
卵の黄身が中心になるようにするには、菜箸でゆっくり卵を回転させるのがポイント。卵を入れてから2~3分、大きくゆっくり回転させよう。
その4.茹でたら十分冷やす
茹で終わったら流水で一気に冷やそう。ゆで卵を半熟の状態に保つため、余熱で火が通らないようにすばやく十分に冷やすことが重要だ。
4. 半熟ゆで卵を使ったおすすめ料理
ゆで卵を半熟に仕上げる方法をマスターしたら、次は半熟のゆで卵を使ってできる料理を紹介しよう。
その1.おつまみ半熟ゆで卵
・塩昆布と味の素をふりかけて
塩昆布の塩気と味の素の旨みで、半熟卵が絶品のおつまみに変身。仕上げにごま油を垂らせば、コクのある半熟卵の完成だ。
・バター醤油をかけて
ゆで卵の半熟部分のトロトロとした黄身がバター醤油とからんで、濃厚な味わいのおつまみになる。
その2.半熟ゆで卵のサラダ
・ハムと合わせて
半熟卵とハムをマヨネーズで和えたサラダ。酸味の効いたお酢とピリッとした粒マスタードを加えればよいアクセントになる。
・好きな具材でシーザーサラダに
半熟卵とシーザードレッシングは相性バツグン。半熟卵と好きな具材を合わせれば、豪華なサラダになる。
その3.半熟ゆで卵のツナマヨ
・ツナと和えて
半熟卵をツナとマヨネーズで和えれば、卵のコクを生かした一品のできあがり。ゆで卵の白身をカップにして、卵の黄身とツナマヨを混ぜ合わせたペーストを入れれば、オードブルにもおすすめのメニューにもなる。
結論
ゆで卵を半熟に作るコツや半熟卵を使った料理を紹介した。調理法はシンプルだが、茹で時間やひと手間で違いが如実にあらわれるのが奥深い。今回の方法を参考に、好きな半熟具合を見つけてほしい。卵本来の味を味わえるゆで卵をぜひご賞味あれ。