目次
- 枝豆:250g(一般的なスーパーで販売されているものは1袋で200~300gが多い)
- 塩:40g(塩もみ用として15g、湯に入れる用として25g)
- 水:1L
- 緑色があざやか
- 枝の節と節の間隔が短い
- 実のふくらみが大きい
- サヤが密生している
- 枝豆をボウルに入れて流水で洗う
- 枝から切り離してサヤの両端をハサミで切り落とす
- 軽く水洗いして水気をきる
- ボウルに枝豆を入れて塩を加えてもむ
- 鍋に水を入れて沸騰させる
- 湯に入れる用の塩を入れる
- 塩もみした枝豆を加える
- ボウルに残った塩は少量の水で溶かして鍋に加える
1. 枝豆の茹で方と下ごしらえ

もともと枝豆は未熟な大豆を利用していたが、近年は枝豆専用の品種が育成されている。ビールのお供として欠かせない枝豆だが、皆さんは正しい調理方法で茹でているだろうか。熱湯に枝豆と塩を入れればよいと思っている人もいるだろう。最初に枝豆の正しい下ごしらえの方法を紹介する。簡単に茹でるだけでいいのでは?と思いがちな枝豆だが、実は下ごしらえが必要だ。
下ごしらえの仕方
【材料】
塩の量は湯に対し、塩もみ用を含めて4%を目安にするとよい。この量で枝豆が、より甘くてプリっとした状態に仕上がる。
【おいしい枝豆の選び方】
とくに枝付きの枝豆は鮮度の見極めがしやすくておすすめだ。
【枝豆の下ごしらえ】
サヤの両端をハサミで切り落とすのは、内側までしっかりと熱湯がまわるからだ。熱湯がまわると枝豆に塩の味が付きやすくなり、より美味しく仕上がる。塩でもむのは緑色があざやかになり、塩味が染みやすくなるからだ。
2. 枝豆の茹で方と茹で時間

ここでは枝豆の茹で方と茹で時間について解説する。
枝豆の茹で方
茹で時間
茹で時間は菜箸で鍋の中をときどき混ぜながら、3~5分ほど茹でればよい。鍋から枝豆を1~2個ほど取り出し、食べて豆のかたさを確認する。茹で上がっていたら、ザルに上げて冷ます。予熱でやわらかくなるため、少しかたいくらいでOK。早く冷やそうと水や氷水にさらす人もいるようだが、塩まで洗い流れてしまい水っぽくなるのでNGだ。食べてみて塩味が足りないと感じたら、塩をひとつまみふってサッと混ぜればよい。
鍋以外の茹で方
電子レンジ
レンジは水をほぼ使わずに加熱できる。具体的な方法は鍋で茹でるときと同様に塩もみして、汚れを水で流して落とす。次に水分が付いたまま耐熱容器にのせ、塩を適量ふりかける。最後に500Wのレンジで、5分ほど加熱すればよい。
フライパン
鍋で茹でるよりフライパンの方が少量の湯なので、枝豆の味がより濃くなる。レンジと同様に枝豆を塩もみして、水洗いで汚れを落とす。次にフライパンに200mほどの水と塩を適量入れて沸騰させる。枝豆を加え、フタをして5分ほど蒸せば完成だ。
レンジもフライパンも鍋で茹でるより、少量の湯で蒸せるのが特徴だ。ほどよい歯ごたえがあり、濃縮された枝豆の味を楽しめる。
3. 枝豆の保存方法

最後に枝豆の保存方法を紹介しよう。
保存の仕方
枝豆は時間の経過とともに風味や甘さが落ちてしまう。鮮度が大切な食べ物なので、当日中に食べきれない分は購入した日に茹でておくこと。正しく保存するのが枝豆の美味しさをキープするコツだ。枝豆を保存するときは、短時間でかために茹でて水分を飛ばすこと。あとは冷凍用の保存袋に入れて空気を抜き、閉じて冷凍室へ。食べるときは凍ったままを熱湯でサッとひと茹ですればOK。ちょうどよい食感や、そのままの旨みを楽しめるだろう。
結論
枝豆の正しい茹で方や保存方法を紹介した。これまで下ごしらえをせずに熱湯に枝豆と塩を入れて茹でていた人もいるだろう。美味しく仕上げるポイントはサヤの両端をハサミで切り落としたり、塩でもんだり、水や氷水にさらさないことだ。