目次
- ※1 文部科学省 野菜類/(にんにく類)/茎にんにく/花茎/生 - 一般成分-無機質-ビタミン類-アミノ酸-脂肪酸-炭水化物-有機酸等 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=6_06224_7
- ※2 東北農政局 令和2年2月:東北農政局 https://www.maff.go.jp/tohoku/syouan/blog/202002.html
- ※3 公益社団法人長寿科学振興財団 ビタミンAの働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-a.html
- ※4 公益社団法人長寿科学振興財団 ビタミンCの働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-c.html
- ※5 公益社団法人長寿科学振興財団 食物繊維の働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/shokumotsu-seni.html
1. にんにくの芽の栄養成分

にんにくの芽は、どのような栄養成分を含んでいるのだろうか?気になるにんにくの芽の栄養成分やカロリーを紹介していこう。
100gあたりの栄養成分
にんにくの芽は100gあたり44kcalだ。100gあたりの栄養成分を比べてみると、βカロテンや食物繊維、ビタミンCなどを多く含んでいる。100gあたりのβカロテンは710㎍、食物繊維は3.8g、ビタミンCは45㎎だ。(※1)
2. にんにくの芽の栄養と効能

にんにくの芽に含まれている栄養の効果、効能を詳しく紹介していく。それぞれの効果を知れば、にんにくの芽の凄さを知ることができるだろう。
アリシン
にんにく特有の臭いはアリシンという栄養素が関係している。アリシンは、強力な抗酸化作用や抗菌作用を持っている。(※2)
カロテン
にんにくの芽には、カロテンも多く含まれている。カロテンは、摂取すると体内でビタミンAに変換される。このビタミンAは目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を高める効果が期待できるのだ。(※3)
ビタミンC
水溶性ビタミンの一種であるビタミンCも、にんにくの芽には多く含まれている栄養素だ。ビタミンCは皮膚のメラニン色素の生成を抑えたり、日焼けを防ぐ作用がある。さらにがんや動脈硬化の予防にも効果が期待できるのだ。つまりビタミンCは美肌や老化防止などに効果がある栄養素なのだ。(※4)
食物繊維
にんにくの芽に多く含まれる食物繊維は、腸内環境を改善する効果が期待できる栄養素だ。体内に含まれる余分なナトリウムを排出させる効果もあるので、高血圧を予防したり、動脈硬化や生活習慣病の予防効果が期待できる。(※5)
3. にんにくの芽の栄養をしっかりと摂る食べ方

にんにくの芽の持つ方法な栄養素をより効率的に摂取するには、どのような食べ方をするのがいいのだろうか?にんにくの芽のおすすめの調理法やにんにくの芽を食べる際の注意点も一緒に紹介する。
油での調理
にんにくの芽に含まれているカロテンは脂溶性のビタミンだ。(※3)つまり油と一緒に摂取することで、より効率的にカロテンを摂取することができる。そのためにんにくの芽を油で炒めて食べることで、効率的に脂溶性ビタミンであるカロテンを摂ることができるのだ。にんにくの芽は炒めることで、にんにくの風味を楽しむことができるので、油で炒めて味わってみてもらいたい。
注意点について
にんにくの芽に含まれているアリシンは、強い抗菌作用がある栄養素だ。(※2)そんなアリシンは、過剰摂取したり空腹時に摂取すると、胃腸膜に刺激を与えてしまうので、注意が必要だ。にんにくの芽を食べる時は、空腹時に大量摂取しないようにしたい。
結論
にんにくの芽は、さまざまな栄養素を含んでいる。にんにくの芽は強い抗菌作用を持っているので、過剰摂取や摂取するタイミングには注意が必要だ。にんにくの芽を調理する際は、効率よく栄養素を摂取するために、油で調理するといいだろう。にんにくの芽を正しく調理して、栄養素を逃がさず摂取してもらいたい。
(参考文献)