目次
- カロリー:324kcal
- 糖質:76.2g
- 食物繊維:4.1g
- カリウム:740mg
- ※1参照:文部科学省「果実類/ぶどう/干しぶどう」 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=7_07117_7
- ※2※6参照:厚生労働省e-ヘルスネット https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
- ※3※4参照:健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/
- ※5参照:農林水産省「果物と健康」 https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/engei/attach/pdf/iyfv-53.pdf
- ※8参照:わかさ生活「ビオチン」 https://himitsu.wakasa.jp/contents/biotin/
1. レーズンの危険性

まずは、レーズンの危険性や食べすぎによる副作用について解説しよう。
食べすぎによる影響
レーズンは栄養が豊富な分、食べすぎると体にさまざまな影響が出る可能性がある。まずは、100gあたりのカロリーや栄養について見てみよう。(※1)
レーズンはカロリーが高いため、食べすぎると太る場合がある。1日の推定エネルギー必要量は基礎代謝量×身体活動レベルで算出できるため、1日のトータル摂取カロリーがこれを超えすぎないよう注意しよう。(※2)
また、レーズンはカリウムを多く含むため、腎臓が弱っている人や疾患のある人は過剰摂取に注意しよう。腎臓の機能が低下している場合は、心電図異常や四肢のしびれなど、さまざまな副作用が出る可能性がある。(※3)さらに、レーズンは食物繊維を多く含む食べ物でもあるため、食べすぎると下痢になる人もいる。(※4)ただし、カリウムや食物繊維に関しては過剰摂取になることはあまりないため、健康な人なら安全性に問題はないだろう。
2. レーズンの危険性を防ぐ量とは

レーズンの過剰摂取による危険性が分かったところで、次は1日の摂取量や食べ方について見ていこう。レーズンをよく食べる人は、ぜひ参考にしてみてほしい。
1日の摂取量
農林水産省によれば、1日あたりの果物摂取量は200g以上を目安とするとよいとされている。(※5)しかし、レーズンはドライフルーツで水分が抜けた状態なので、200gは過剰摂取になってしまうだろう。また、間食は1日あたり200kcal程度にするのがよいと言われている。(※6)
レーズンだけをおやつとして食べるなら、約60g(約110粒)程度に抑えるのがおすすめだ。ほかにも間食をするなら、その1/3程度にとどめておこう。ついつい食べすぎてしまう人は、小分けにしておくなどの工夫をしてみてほしい。
3. レーズンを適量食べた時の効果

レーズンを食べすぎた場合のデメリットが分かったところで、次は適量食べた時の効果について見ていこう。
生活習慣病の予防
レーズンにはアントシアニンなど豊富なポリフェノールが含まれており、視力の回復や眼精疲労のケアに効果があるとされている。(※7)また、ポリフェノールには活性酸素の働きを抑える効果があるため、生活習慣病の予防などにも役立つ。(※7)
美容効果
レーズンに含まれている食物繊維には血中のコレステロール値を低下させたり、血糖値の急激な上昇を抑えたりする働きがある。また、腸の動きをよくしてくれるため、便秘に悩む人にもおすすめだ。(※4)
同じく豊富に含まれるカリウムには、体の浸透圧を調整してむくみにくくしてくれる効果がある。(※3)むくみが気になる人はぜひチェックしてみよう。さらに、レーズンに含まれているビオチンと呼ばれるビタミンB群の一種には、髪や肌を健康に保ってくれる働きがある。(※8)
結論
今回はレーズンの過剰摂取による危険性やデメリット、1日の適量などを紹介した。レーズンは美味しく体によいとされているものの、過剰摂取となると体に悪い影響を与えてしまう可能性がある。また、より体のことを考えて食べるなら、無添加のものを選ぶのもおすすめだ。ぜひ本記事を参考に、適量のレーズンを楽しんでみてほしい。
(参考文献)