目次
1. イカの旬の時期は一年中!

イカはスルメイカやアオリイカ、コウイカ、剣先イカのように、いろいろな種類があるが、それぞれの種類によって旬が異なり、一年中楽しめるのが特徴だ。次にイカの種類ごとの旬の時期を紹介しよう。
2. イカの種類別の旬の時期

刺身・寿司・天ぷら・煮物・塩辛など、いろいろな料理で楽しめるイカだが、種類ごとの旬の時期はいつなのだろうか。
剣先イカの旬の時期
剣先イカの旬の時期は4~7月頃だ。特徴はヤリイカに形が似て、おもに南よりの日本近海でとれる。味は上品な味わいや強い甘みが特徴だ。夏にとれるので夏イカ、山陰地方では白イカ、関東ではアカイカと呼ばれている。胴長は約35cmで、胴の後端は名前通りに剣の先のようだが、ヤリイカと比較するとやや丸みを帯びている。
真イカの旬の時期
真イカはスルメイカの名前で知られており、旬の時期は5~9月頃だ。特徴は日本の周囲を海流にのって回遊し、年間を通して国内の広い地域でよくとれる。見ためは身の厚みがあまりなく、少し黄みがかっている。新鮮なものは硬くてコリコリとしており、甘みは薄くてややクセがある。
ヒイカの旬の時期
ヒイカはジンドウイカと呼ばれており、旬の時期は11~2月頃だ。通常の見ためは透明感があって茶褐色の斑紋が足と胴全体に散らばっている。興奮すると色味が強くなり、周囲の環境に合わせて体色を変えることがある。味の特徴はしっかりとした甘みがあり、イカならではの食感を楽しめる。
ヤリイカの旬の時期
ヤリイカは日本の北で人気があり、旬の時期は2~4月頃だ。見ためは先述した剣先イカに似ているが、ヤリイカの方が触腕が細くて短い。食べると甘さが控えめであっさりとした上品な味だ。
ホタルイカの旬の時期
ホタルイカの水揚げ量が多いのは兵庫県で、旬の時期は1~5月だ。見ためは小型でオスの大きさは約4~5cm、メスは約5~7cm、重さは5.4~8.5gである。お腹がパンパンの方が美味しいといわれている。
3. コウイカの旬の時期

ここではコウイカの旬の時期を紹介する。見ためが特徴的なコウイカの旬の時期は10~4月頃だ。ぽってりとした胴体が特徴で、体内にスミをたくさん持っている。味は肉厚で独特の甘みがある。とくに寿司や刺身、天ぷらで食べると美味しい。
4. イカの産別の種類と旬

次にイカの産別の種類と旬の時期を紹介しよう。
佐賀・呼子のイカの種類と旬
佐賀県唐津市の呼子町(よぶこちょう)には1年間で100万人もの観光客が訪れる。その目当ては、日本一のイカといわれるくらい美味しい呼子のイカだ。特徴は身が透けるほど新鮮で、1度食べたら忘れられないほど美味しい。コウイカ・アオリイカ・ヤリイカなど、いろいろな種類があるが、とくに剣先イカが日本有数の産地である。その剣先イカの旬の時期は4月中旬~10月中旬頃だ。
北海道のイカの種類と旬
全道の各地の沖合で見られるイカの種類はスルメイカやヤリイカだ。北海道の近海のイカは産卵場を持たないので、餌を探して来遊する。そのため全道各地で水揚げされるのだ。旬の時期は6~12月頃である。食べるときは刺身や煮物、焼きいかなどで食べることが多い。
仙崎のイカの種類と旬
山口県長門市仙崎に見られる剣先イカや仙崎ぶとイカの旬の時期は9~12月頃だ。剣先イカは身が繊細で傷みやすいため1本釣りが主流である。食べるとやわらかで甘みがある。
5. 旬の新鮮なイカの見分け方

最後に新鮮な旬のイカの見分け方を紹介しよう。ヤリイカやスルメイカは、胴が褐色で透明感があり、身がしまったイカが新鮮だ。古くなってくると透明感がなくなり、白くなる。また表面にツヤがあり、胴体の円形部分にしっかりと弾力があり、丸いものが新鮮だ。鮮度が落ちると内臓がつぶれてくる。また冷凍イカが解凍して販売されているときは、色の濃いものを選ぶこと。
結論
さまざまなイカの旬の時期を紹介した。イカとひとことでいってもいろいろな種類があり、旬の時期は異なるが、1年を通して味わえるのが嬉しいポイントだ。これまで旬を意識していなかった人も今後は旬の美味しいイカを味わってみてはいかがだろうか。