目次
1. ガレットの食べ方のマナーとは

ガレットとは、フランスの北西部に位置するブルターニュ地方が発祥の郷土料理だ。そんなガレットの特徴とは?
ガレットとはフランスのそば粉のクレープのこと
フランス語のガレ(galet)は小石という意味があり、それが派生してパンケーキや丸く平たい料理を総称してガレットと呼ぶようになった。中でも有名なのが、そば粉で生地を作るガレットだ。使用する材料は、そば粉・水・塩で、のせる具材の定番は卵・ハム・チーズだが、とくに決まりはなく好みでOK。ではクレープとは何が違うのだろうか。クレープはそば粉ではなく小麦粉を使用し、卵やバター、砂糖などを加えて作る。ちなみにガレットは、本場ではりんごの発泡酒であるシードルと一緒に食べるのが定番だそう。
ガレットはナイフとフォークで食べる
ガレットは手では食べずにナイフとフォークを使うのが基本である。
2. ガレットの食べ方・味わい方

次にガレットの食べ方の手順や基本的な注意点を紹介しよう。ガレットの食べ方のポイントは、そばの風味を感じることだ。まずガレットの端をひと口食べて、そば粉の風味を楽しもう。先述したようにガレットはナイフとフォークを使って食べるのが基本だ。
ナイフとフォークの正しい使い方
ナイフとフォークの正しい使い方を紹介する。ナイフは右手(左利きの人は逆に持ち変える)、フォークは左手に持つ。右手も左手も人差し指を添えて持つ。肘は張らずにリラックスした姿勢で持つとスマートだ。食事中に飲み物を飲むときはナイフとフォークを皿の上にハの字になるよう置く。このときナイフの刃は自分側の内側に置き、フォークは背を上にする。食べ終えたら皿の右側に揃えて置くが、ナイフの刃は内側に、フォークは背を下に置くこと。
3. ガレットのきれいな食べ方のコツ

次にガレットのきれいな食べ方のコツを紹介しよう。
一口分をコンパクトにまとめる
ガレットの食べ方のポイントのひとつが一口分にコンパクトにまとめることだ。やり方は口に入れやすいよう、フォークで押さえてナイフで縦に切る。次に一口分をくるくるとコンパクトに巻くとよい。ポイントはナイフで押さえて、フォークで下から上へと巻いていくこと。
半熟卵は生地に絡める
卵のような液体状の具材はナイフとフォークでくずして、ガレットにからめてきれいに食べきること。
ガレットでお皿を拭う
最後にガレット生地で皿に残ったソースなどを拭うようにして食べるとよい。
4. 本場ブルターニュのガレットの食べ方

ガレットはフランスのブルターニュ地方の伝統料理でありながら、日本でも気軽に楽しめるのが嬉しいポイントだが、本場ではどのようにして食べられているのだろうか。ブルターニュ地方でガレットは、前菜・デザートのクレープとあわせて、フルコースのひとつである大切な食事だ。先述したようにシードルと一緒に食べたり、食前酒としてシードルカクテルを飲んだり、食後はシードルのお湯割りでフィニッシュするのがブルターニュ流である。フランス料理と聞くとかしこまったイメージを持つ人もいるようだが、ガレットはカジュアルに味わうことも可能だ。
ガレットの具材の組み合わせ
卵・ハム・チーズ
グリーンサラダ・スモークサーモン
ラクレットチーズ・ポテト・ベーコン
ヤギのチーズ・ほうれん草・はちみつ
生ハム・モッツァレラチーズ・トマトのコンフィ・オリーブペースト
ソーセージ・グリーンサラダ
ガレットの食べ方は定番の卵・ハム・チーズをはじめ、いろいろな組み合わせで楽しめるのが魅力だ。
結論
ガレットの食べ方を紹介した。パッと見た感じで食べにくそうと感じている人もいるようだが、先述したように一口分をコンパクトにまとめると食べやすい。卵のような液体状の具材はナイフとフォークでくずし、からめて食べることもポイントだ。