目次
- ※1〜※6 ※9※10出典:味の素株式会社 https://www.ajinomoto.co.jp/
- ※7出典:特定非営利活動法人 うま味インフォメーションセンター「かつお節とは」 https://www.umamiinfo.jp/richfood/foodstuff/katsuobushi.html
- ※8出典:ヤマキ株式会社「だし編」 https://www.yamaki.co.jp/katsuobushi-plus/special/katsuobushidaihyakka/dashi/
- ※11出典:宮崎県工業技術センター・宮崎県食品開発センター「ちりめん煮汁を利用した天然エキスの開発」 https://www.iri.pref.miyazaki.jp/pdf/H12/h12028.pdf
1. うま味調味料は他のもので代用できる

味の素のうま味調味料とは、アミノ酸の一種であるグルタミン酸から生まれた調味料だ(※1)。料理にうま味をきかせるのが特徴で、味噌汁の出汁の補強やチャーハンのような炒め物の味付け、卵かけごはんのコクの強化に使える。また全体の味を調和する働きがあるうえ、塩分を減らして料理が美味しく仕上がるため、減塩できるのが特徴のひとつだ(※2)。また別の食品で代用できるのも、うま味調味料の特徴でもある。ちなみにうま味とは、甘味・酸味・苦味・塩味と並ぶ基本味のひとつだ。うま味の代表的な物質はグルタミン酸塩・イノシン酸・グアニル酸の3つ(※3、4)。
2. うま味調味料の代用品

次にうま味調味料の代用品を紹介しよう。
鶏ガラスープの素
うま味調味料の代用品のひとつが、鶏がらスープの素だ。鶏がらスープの素には、うま味調味料に含まれているグルタミン酸が含まれている(※5)。とくに冷めても美味しい無限ピーマンのような料理に使うのにおすすめだ。量は小さじ1杯でOK。
ほんだし
和風だしのほんだしには、かつおぶし粉末やかつおエキスが含まれている(※6)。かつおにはうま味物質のイノシン酸が含まれており、うま味調味料の代用品におすすめだ(※7)。肉じゃがを作るなら量は小さじ1杯でOK。
白だし
白だしにはかつおぶしから抽出された出汁が使用されている。かつおぶしにはうま味物質のイノシン酸が含まれており、うまみ調味料の代用におすすめだ(※4、8)。だし巻き卵に使うなら卵3個に対して小さじ2杯でOK。
ハイミー
ハイミーもうま味調味料の代用におすすめの調味料だ。ハイミーはしいたけ・昆布・かつおに含まれている3つのうま味成分がバランスよく配合されている(※9)。大根と鶏肉のうま煮などの煮物に使うなら量は小さじ1/3杯でOK。
3. 無添加のうま味調味料の代用品

次に無添加のうま味調味料の代用品を紹介しよう。
昆布茶・昆布出汁
昆布茶・昆布出汁も、うま味調味料の代用品としておすすめだ。昆布にはうま味成分であるグルタミン酸が含まれている(※10)。とくに昆布出汁は昆布の風味が強いため、入れすぎには注意が必要だ。昆布出汁で代用するならタコ飯がおすすめで、量は米2合に対して2gでOK。
干し昆布
先述したように昆布にはうま味成分であるグルタミン酸が含まれている(※10)。うま味調味料の代用として料理に使うなら、福岡県の郷土料理である水炊きがおすすめだ。量は4人分で6gを目安にするとよい。
味噌
うま味調味料の代用としておすすめなのが味噌だ。味噌にはうま味物質のグルタミン酸が含まれている(※10)。料理に使うならちゃんぽんに入れるのにおすすめだ。量は1人分で5gを目安にするとよい。
4. うま味調味料の代用になる食品

最後にうま味調味料の代用になる食品を紹介しよう。
チーズ
チーズにはうま味物質のグルタミン酸が含まれており、うま味調味料の代用になる食品のひとつだ(※10)。料理に使うならチーズと豚肉の重ね焼きがおすすめ。量は1人分でスライスチーズ1枚を目安にするとよい。
キムチ
キムチの材料である白菜にはうま味物質のグルタミン酸が含まれているので、うま味調味料の代用になる食品だ(※10)。料理に使うならキムチとニラとシーフードミックスで作るチヂミがおすすめ。量は1人分で20gが目安だ。
ちりめんじゃこ
ちりめんじゃこの煮汁にはグルタミン酸のようなアミノ酸が多く含まれており、うま味調味料の代用におすすめだ(※11)。料理に使うなら、ちりめんじゃこと万願寺とうがらしの煮物1人分で5gを目安にするとよい。
結論
うま味調味料の特徴や代用におすすめの調味料や食品を紹介した。うま味調味料の特徴は先述したように味噌汁やチャーハン、炒め物の味付け、卵かけごはんのコクの強化に使えるところだ。便利に使える味の素のうま味調味料を上手に活用してみてはいかがだろうか。
(参考文献)