1. 椎茸の賞味期限とは
椎茸は賞味期限が記載されていないことが多く、どのくらいまで保存できるのか分からないことが多い。生椎茸と干し椎茸の賞味期限の目安を保存方法に合わせてチェックしてみよう。
生椎茸の賞味期限
スーパーなどで購入してきた椎茸には賞味期限の記載はなく、なんとなく保存している場合が多い。しかし保存方法によって目安となる賞味期限があるので紹介する。
冷蔵保存の椎茸の賞味期限
生椎茸は水気をきってから冷蔵庫の野菜室に入れることで7日間ほど保存が可能だ。
冷凍保存の椎茸の賞味期限
生椎茸は冷凍保存が可能だ。水気をきってから冷凍庫に入れることで1ヶ月ほど保存が可能だ。また炒めたり茹でたりした椎茸の場合も冷凍庫で1ヶ月保存できる。
常温保存の椎茸の賞味期限
生椎茸は、高温が苦手な食材だ。夏場など暑い時期に常温で保存するとすぐに傷んでしまう。そのため、20℃以上の高温の場合は、すぐに冷蔵保存や冷凍保存するのがおすすめだ。
干し椎茸の賞味期限
干し椎茸の場合は、市販のものか自宅で乾燥したものかなどで賞味期限が違ってくる。それぞれの賞味期限の目安を紹介しよう。
市販の干し椎茸の賞味期限
市販の干し椎茸の場合は、製造日より1年の賞味期限の場合が多い。パッケージに記載されている賞味期限をチェックしてみるのがいいだろう。
自宅で乾燥させた椎茸の賞味期限
干し椎茸は、オーブンや天日干しで自宅で作ることができる。自宅で乾燥させた椎茸の場合は、だいたい1ヶ月を目安に食べきるのがいいだろう。
戻した干し椎茸の賞味期限
水で戻した干し椎茸は、冷蔵庫に入れておくことで、5日ほど保存が可能だ。また、戻した干し椎茸は、冷凍保存することもできる。
2. 賞味期限切れの生椎茸が食べられるかの見分け方
賞味期限切れの生椎茸が食べられるかは見た目で判断する必要がある。腐った生椎茸を食べてしまうと腹痛などの体調不良を起こすことがあるので、注意しよう。
食べられない生椎茸の特徴
食べられない生椎茸は、ふにゃふにゃしていて表面にぬめりが生じている場合がある。また、酸っぱいにおいがする場合も腐っている証拠だ。
生椎茸の白いカビは椎茸の一部
生椎茸に白いフワフワした白カビのようなものが発生していることがある。それは、椎茸の一部である気中菌糸だ。もともときのこ類である椎茸は、菌が集まってできているので、食べても害はない。白ではなく緑色や青色の付着物は青カビなので、食べないようにしよう。
生椎茸の見た目が茶色や黒い場合
生椎茸の裏側が茶色や黒に変色している場合は、酸化による腐敗を起こしていることが多い。賞味期限が切れて品質が落ちている証拠なので、食べないようにしよう。生椎茸の裏側は白色から黄色、茶色、黒とだんだんと色が変化していくので、茶色くなるまでに食べきるようにしたい。
3. 賞味期限切れの干し椎茸は食べられる?
干し椎茸は、椎茸を乾燥させているので生の状態よりも保存期間が長い。そんな干し椎茸は賞味期限が切れても食べることができるので、その目安をチェックしてみよう。
賞味期限なので保存状態によっては安全に食べられる
賞味期限は、もともと美味しく食べることができる期限を示している。そのため賞味期限が切れても食べることができる。賞味期限は余裕を持って記載されていることが多く、干し椎茸の場合は、賞味期限が製造日から1年ぐらいのものが多いが、賞味期限が切れてから2ヶ月~半年なら安全に食べることができるだろう。
賞味期限切れで食べられない干し椎茸の特徴
賞味期限が切れた干し椎茸でも食べないほうがいいものがある。それは、カビが生えていたり、干し椎茸の裏が茶色く変色している場合だ。これらは、腐っている場合があるので、使用するのを中止しよう。
4. 賞味期限をのばす椎茸の保存方法
生椎茸や干し椎茸は保存方法によって、賞味期限を伸ばすことができる。正しい保存方法を紹介しよう。
生椎茸の保存方法
生椎茸の場合は、椎茸をキッチンペーパーで包み、密閉容器に入れて保存するのがおすすめだ。椎茸の湿気を防ぎ、空気に触れないようにすることで、椎茸の劣化を遅らせることができる。また生椎茸を冷凍保存する場合は、石づきを取り除き、傘と軸に切り分けてから密閉保存袋に入れて冷凍庫に入れるようにしよう。
干し椎茸の保存方法
干し椎茸は、高温多湿を嫌うため、冷暗所で保存するのがおすすめだ。また、梅雨時期や真夏など高温多湿の時期は密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存するのもいいだろう。
結論
生椎茸は賞味期限の記載がないので、自分自身で食べられるか判断する必要がある。また、保存方法によっては、賞味期限の目安が過ぎていても食べることができる。干し椎茸の場合は、生椎茸よりも賞味期限が長く賞味期限切れでも使える場合が多い。しかしどちらもカビや変色などがある場合は使用するのを中止しよう。