目次
- 18~29歳:2,650kcal/2,000kcal
- 30~49歳:2,700kcal/2,050kcal
- 50~64歳:2,600kcal/1,950kcal
- 65~74歳:2,400kcal/1,850kcal
- 75以上:2,100kcal/1,650kcal
- ※1参照:J-STAGE「黒糖の生産と加工」 https://www.jstage.jst.go.jp/article/cookeryscience/53/1/53_61/_article/-char/ja/
- ※2参照:文部科学省食品データベース「砂糖及び甘味類/(砂糖類)/黒砂糖」 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=3_03001_7
- ※3参照:大塚製薬「摂取カロリー、気にしてる?1日の摂取カロリーの目安とは」 https://www.otsuka.co.jp/cmt/nutrition/calorie/
- ※4参照:厚生労働省eーヘルスネット「血糖値(けっとうち)」 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-085.html
1. 黒糖の基本情報

白砂糖も黒糖もサトウキビを原料として製造されている。しかし、製造方法に違いがあるのだ。ここでは、黒糖の基本的なことについて見てみよう。
種類と定義
砂糖には、茶色い見た目の黒砂糖と、白い見た目の白砂糖の2種類がある。両方ともさとうきびを原料とするが、黒糖はさとうきびの絞り汁のみを使って作られているのだ。さとうきびの絞り汁を煮詰めるだけのシンプルな製造方法のため、さとうきびのカリウムやミネラルなどが白砂糖よりも豊富に含まれているのが特徴だ。また、黒糖の定義はさとうきびを絞った汁に中和、沈殿物などの不純物を取り除き煮沸したあとに、糖蜜分の分離をせずに冷やして製造したもの。固形や粉状に限定されており、原料に黒糖を加えているものは加工黒糖と名づけることが認められている。(※1)
2. 黒糖のデメリットとは

黒糖は身体に対してのデメリットだけでなく、料理する際のデメリットや価格のデメリットなどがある。ここでは、そんな黒糖のデメリットを詳しく解説していこう。
価格が比較的高い
黒砂糖は白砂糖に比べると価格が高くなっている。黒糖は鹿児島や沖縄県など国産のもので、流通する量も少ないため必然的に価格が高騰してしまうのだ。そのため、普段使いするには、輸入がほとんどの白砂糖のほうが使い勝手がよくなってしまう。
料理の向き不向きがある
黒糖は独特のにおいや色味のため、料理によっては使いづらいといったデメリットがある。煮物など醤油を多く使うものには色味は気にならないが、ケーキなどのお菓子などに使うと黒糖に色や風味が出てしまうので注意しよう。
3. 黒糖の身体へのデメリット

黒糖は、価格や料理での使いづらさなど、普段使いする上でのデメリットだけではなく、食べ過ぎることで身体にもデメリットがあるのだ。ここでは黒糖の身体へのデメリットを解説していこう。
カロリーの摂り過ぎ
黒糖は白砂糖に比べると、滑らかな口当たりで1口サイズになっているものが多いため、おやつ代わりに食べてしまうことがある。1日に必要なカロリーは運動量や体重などよって変わるが、100gあたり352kcalあり食べ過ぎると簡単にカロリーオーバーしてしまうので注意が必要だ。参考に1日に推定エネルギー量を以下に記載する。(運動量は普通程度)
男性/女性(※2)(※3)
血糖値の上昇
黒糖を食べすぎるとカロリー過多になるだけでなく、血糖値の急な上昇による肥満などの原因にもなる。また、高血糖の状態が長く続くと血管が傷ついて動脈硬化や糖尿病などを引き起こす可能性も。食べる際はお皿などに取り分けて、少量になるように意識するように注意しよう。(※4)
結論
砂糖には黒糖と白砂糖の2種類があり、両方とも原料はさとうきびだが黒糖はさとうきびの絞り汁のみを使って作られている。独特のにおいや色味のため、料理に使いづらいことや白砂糖よりも価格が高いといったデメリットがある。また、食べ過ぎると糖尿病やカロリー過多になる可能性があるので注意が必要だ。この記事を参考に黒糖を食べる際の参考にしてみてはいかがだろうか。
(参考文献)