- 分量:小さじ2程度
- タイミング:味噌汁を仕上げる直前
- 分量:大さじ1/2~
- タイミング:水と一緒に鍋に投入する
- 分量:大さじ1/4
- タイミング:味噌を溶いたあとの仕上げに
- 分量:小さじ1
- タイミング:味噌を溶いたあとの仕上げに
- 分量:小さじ1/2
- タイミング:具材と一緒
- 分量:10g
- タイミング:味噌汁を器に入れたあと
- 分量:2~3滴程度
- タイミング:食べる直前
- 分量:適量
- タイミング:お椀に少量のわさびを入れて、味噌汁を注ぐ
- 分量:30g
- タイミング:味噌と一緒に入れる(味噌とヨーグルトをあらかじめ混ぜておくとダマにならない)
- 分量:適量
- タイミング:出汁汁に入れてひと煮立ちさせる
- 分量:ごく少量
- タイミング:味噌汁を器に入れたあと
1. 隠し味で料亭やプロのような味噌汁になる!
味噌汁が無性に食べたくなるときがあるが、どんな隠し味が含まれているのだろうか。
味噌汁に使用する出汁には、旨み成分がふんだんに含まれている。出汁の主成分はグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸だ。グルタミン酸は昆布や野菜、イノシン酸は煮干しやかつお節、グアニル酸は干しシイタケやのりなどに含まれる。これらの成分を組み合わせると単独で使用するより格段に旨みが増すため、隠し味のポイントとなる。
東京農業大学山口静子氏の研究では、グルタミン酸とイノシン酸を組み合わせると、単独で使用するより7~8倍旨みが増大することが分かった。そのため、和風なら昆布×かつお節、洋風ならにんじん・玉ねぎ・セロリ×肉、中華なら長ネギ・ショウガ・白菜×鶏肉のように具材をかけ合わせることで、旨みの相乗効果が実現できる。
味噌汁の隠し味として旨み成分を意識して味噌汁を作ると、自宅でも料亭やプロのような味噌汁を作れるのだ。
2. 美味しい味噌汁の隠し味:調味料編
家に常備してある定番調味料が、味噌汁の隠し味として活躍する。少し手を加えて、いつもと違う味噌汁の味付けに挑戦してみてはいかがだろうか。加える量やタイミングに気を付けながら活用してみよう。
人気の隠し味1:みりん
定番調味料のみりん。味噌汁に加えると味噌の塩辛さが軽減し、まろやかで優しい味わいになる。味噌汁本来の味わいを邪魔せず具材の制限もないため、味噌汁の隠し味にぴったりの調味料だ。ただし、みりんにはアルコール成分が含まれているため、子どもや妊婦の方に出す際は煮立たせることを忘れないでほしい。
(2人分)
人気の隠し味2:白だし
白だしにはかつお節などの旨みが凝縮されており、優秀な隠し味になる。出汁をとる工程も省略できるので、時間がないときにも活躍してくれる。白だし同様、出汁の入っているめんつゆも同じ方法で使用可能なので、試してみてほしい。
(2人分)
人気の隠し味3:醤油
醤油は味噌汁のコクと旨みがアップする隠し味で、初心者でも手軽に挑戦しやすく人気の隠し味調味料だ。ただし、醤油は塩分の含有量も多いので使用量には注意したい。その際、味噌の量を減らすなどするとよい。
(2人分)
人気の隠し味4:お酒
お酒(料理酒)を加えることでコクがアップし、出汁や素材の旨みがより引き立つ。味に大きな変化はないが、ワンランク上の味噌汁に変身させる隠し味となってくれるのだ。ただし、みりん同様にアルコール成分が含まれているため、子どもや妊娠中の方に提供する場合は、味噌を入れる前に加えてさっと煮立たせるようにしよう。
(2人分)
人気の隠し味5:砂糖
砂糖を少し加えることで、甘みとコクがアップし優しい味わいになる。ポイントとしては、味が消えにくくなるので味噌よりも先に入れるようにするとよい。
(2人分)
3. 美味しい味噌汁の隠し味:油編
先ほどは定番の調味料を味噌汁の隠し味として使用する方法を紹介したが、油調味料を加えるのもおすすめだ。油はコクをアップするのに最適で、なおかつ最後に加えるだけなので手軽な隠し味となる。
人気の隠し味1:バター
味噌汁の隠し味として牛乳やヨーグルト、バターといった乳製品も活躍する。今回は、簡単に隠し味になるバターの使用方法について紹介しよう。
バターはコクを出し、濃厚な洋風の仕上がりとなる。具材はジャガイモ・にんじんだけでなく、キャベツや玉ねぎとも相性がよいので試してみてほしい。しかし、カロリーが高いので使いすぎには注意しよう。
(2人分)
人気の隠し味2:ごま油
ごま油は香りとコクをアップしてくれるので、風味豊かな味噌汁に仕上がる。とくに具沢山の味噌汁の隠し味としておすすめだ。ただし、時間が経過すると香りが減っていくため、食べる直前に入れるとよいだろう。
(2人分)
4. 美味しい味噌汁の隠し味:食材編
味噌汁の隠し味としていろいろな調味料を紹介したが、加える具材や薬味を変えると一味違った味噌汁に仕上がる。
人気の隠し味1:わさび
家にチューブのわさびが余っている方は必見。味噌汁に少し加えるだけで、お吸い物風の味噌汁に変身する隠し味アイテムとなる。
人気の隠し味2:ヨーグルト
少し抵抗のある方もいるかもしれないが、味噌汁の隠し味としてヨーグルトが意外と合うのだ。コクと味わいが増し、味噌の香りを引き立ててくれる。ヨーグルトを味噌汁に入れると、味がなじんで酸味も気にならない。
(2人分)
人気の隠し味3:トマト
味噌汁の隠し味として、トマトの旨み成分と味噌がよく合う。トマトの酸味でさっぱりとした味噌汁に仕上がる。トマトの代わりにケチャップを入れるのも手軽でおすすめだ。
人気の隠し味4:にんにく
にんにくを入れることで、味噌ラーメンのような仕上がりに。また、コクもアップしてパンチの効いた味になる。ただし、入れすぎると臭いがきついので、入れる量には注意しよう。また生のにんにくを使用する場合は、さらに量を減らしたほうがよい。
(2人分)
結論
味噌汁の隠し味として、意外な調味料や食材を紹介した。定番の味噌汁もひと手間かけて工夫するだけで旨みやコクがアップし、いろいろな味を楽しむことができる。自宅にある調味料や食材で気軽に試せるものばかりなので、ぜひ試してみてほしい。