1. パッションフルーツの食べ頃とは
パッションフルーツはゼリー状の果肉とポリポリした種の2つの食感を楽しめる果物だ。食べ頃のパッションフルーツはほどよい甘みと酸味が味わえるため美味しいが、食べ頃でないとパッションフルーツの味わいを楽しめない。まずは、パッションフルーツの食べ頃とはどのような状態かチェックしていこう。
熟している状態
パッションフルーツの食べ頃は分かりやすく、熟していれば食べ頃だ。パッションフルーツは熟した状態で販売されているため、基本的にはそのまま食べることができる。熟しているかどうかは皮を見れば分かる。パッションフルーツは熟すと皮にシワができる。シワが多いほど甘いので、甘いパッションフルーツが食べたい人はシワが多いものを選ぼう。また、皮全体が色付いているか、強い香りがするかどうかも食べ頃を見極めるのに重要なポイントとなる。
2. パッションフルーツを追熟して食べ頃に
パッションフルーツは食べ頃の状態、つまり熟した状態で販売されているので基本的には追熟させる必要はない。しかし、追熟をさせることで味わいが変化し、より美味しくすることもできる。そのまま食べるか、またはジュースやシロップにするかといった食べ方次第でパッションフルーツの理想の熟し具合も変わってくるため、ぜひ参考にしてほしい。
追熟させる方法
パッションフルーツは甘みと酸味の両方を楽しめる果物だが、追熟させると甘みが増す。そのため、甘みが強いほうが好みでパッションフルーツをそのまま食べたいという人は追熟させよう。追熟の方法は簡単で、20~25℃かつ直射日光が当たらない場所で保存するだけだ。パッションフルーツは南国の果物なので、比較的高い温度で熟しやすくなる。ただし、カビが生える可能性もあるため、追熟中も状態は必ずチェックしよう。
しっかりと追熟させるには長ければ1週間ほどかかる。もっと早く追熟させたいならパッションフルーツをビニール袋に入れ、密閉して保存しよう。パッションフルーツから出るエチレンガスが追熟を促してくれるため早く追熟させることができる。
3. 食べ頃のパッションフルーツを保存する
パッションフルーツは食べ頃の状態で販売されているため、購入したらすぐに食べたいところだ。しかし、すぐには食べられないということもあるだろう。食べ頃のパッションフルーツをそのまま保存したいときの方法をここでは紹介する。
保存の仕方
パッションフルーツは室温でも保存ができるが、追熟してしまう恐れがある。追熟させたくないときは冷蔵庫または冷凍庫で保存するようにしよう。
・冷蔵庫で保存
食べ頃のパッションフルーツは冷蔵庫で1週間ほど保存できる。冷蔵庫の温度では追熟も起こらないため、食べ頃の状態を維持できる。ただし、冷蔵室は冷えすぎてパッションフルーツの保存に向かないため、できれば野菜室が望ましい。冷蔵保存のポイントはパッションフルーツを袋に入れることだ。袋に入れて密閉することでパッションフルーツが乾燥するのを防げる。
・冷凍庫で保存
食べ頃のパッションフルーツを長期間保存したいなら冷凍保存がおすすめだ。パッションフルーツをまるごとなら2~3か月保存できる。冷蔵保存のときと同様に乾燥を防ぐため、密閉できる袋に入れよう。ちなみに、冷凍したパッションフルーツは果肉がシャーベット状になるため、半解凍にすればアイスのように食べられる。解凍後はすぐに食べきるようにしよう。
カットしたパッションフルーツも冷凍保存できる。そのまま密閉できる袋にいれてもよいが、ヨーグルトやはちみつと混ぜて冷凍するのもおすすめだ。解凍せずにそのまま食べればジェラートのような味わいを楽しめる。
結論
パッションフルーツは食べ頃(熟した状態)で販売されているため、購入したらすぐに食べることができる。また、パッションフルーツは追熟させると甘みが増すため、甘いほうが好きな人はぜひ追熟させよう。パッションフルーツの皮のシワが増えるほど甘みは増すため、シワの様子を見て自分好みの食べ頃を見極めよう。