- 鶏肉:一口大に切った鶏もも肉がよく使われるが、胸肉やささみでも美味しい
- エビ:旨みがあり食感のよいむきエビは、茶碗蒸しの彩りにも役立つ
- ホタテ:旨みが強く、冷凍品でも豪華な印象の茶碗蒸しに仕上がる
- 白身魚:鯛が定番だが、鮭を入れても美味しい
- かまぼこ:魚介の風味があり、縁がピンク色のものを使えば彩りもよくなる
- カニカマ:気軽にカニの風味が楽しめる食材で、手で割くだけでも使える
- 三つ葉:香りと食感がよく、切ったものを少量加えると茶碗蒸しの彩りもよくなる
- 椎茸:旨みがあり出汁も出る。薄切りにしても一口大に切ってもよい
- 銀杏:独特の風味とねっとりとした食感があり、飲食店の茶碗蒸しでは定番の具材
- ほうれん草:三つ葉の代用としてよく使われる。濃い緑色で彩りがよくなる
- 百合根:ホクホクとした食感が特徴で、飲食店の茶碗蒸しの定番具材
- 明太子、たらこ:辛味やプチプチとした食感が美味しい、大人の茶碗蒸しができる
- 梅干し:酸味が食欲を促し、食べやすい。具材として入れても刻んでのせてもよい
- 夏野菜:冷たい茶碗蒸しの場合、細かく切ったトマトやキュウリを入れると美味しい
- しじみ:身だけでなく出汁もしじみ汁を使う。しじみ産地の島根県で食べられている
- 豆腐:淡泊でクセがない。角切りにして加えてもよいし、つぶして卵液に混ぜ込んでもよい
- 納豆:納豆オムレツのような茶碗蒸しになる
- アボカド:加熱するとトロッとした食感になり、濃厚な茶碗蒸しができる
- ブロッコリー:食感がよくクセがないため、子どもも食べやすい
- ウインナー:食べやすい大きさに切って加えると、洋風の茶碗蒸しになる
- チーズ:洋風茶碗蒸しにおすすめの具材で、ウインナーとも合う
- コーン:優しい甘みと食感のよさを楽しめて、ほかの具材とも合わせやすい
- 餅:食べごたえのある茶碗蒸しができる。角切りにして加えるとよい。
1. 茶碗蒸しで定番の具材
茶碗蒸しは出汁を含んだ卵液を蒸した料理で、数種類の具材を入れて作るのが一般的だ。まずは、人気の高い定番の具材をおさえておこう。
肉類や魚介類
野菜類
代用や作りやすい食材を選んで
寿司店や和食店、旅館の食事などで提供される茶碗蒸しには、鶏肉やエビ、ホタテ、三つ葉、しいたけ、銀杏、百合根などが入っていることが多い。家庭で作る場合は、なじみのない具材は省略してもよいし、代用品で賄うと作りやすい。
エビやホタテも、冷凍品やシーフードミックスを使うと便利だ。かまぼこやカニカマのほか、ちくわやはんぺんなどの手に入りやすい練り物を使っても美味しい。三つ葉や椎茸の代わりに、ほうれん草やしめじなど使いやすい食材を用いてもよいだろう。
2. 茶碗蒸しの変わり種具材
茶碗蒸しはシンプルな味のため、アレンジもしやすい。下記のような変わった具材を加えて、オリジナルな茶碗蒸しを楽しんでみてはいかがだろう。
アレンジで楽しむ
美味しく作るコツ
変わり種を具材に選ぶ際は、組み合わせに注意が必要だ。味の強さや風味がぶつかり合わないよう、味の濃い具材は淡泊でクセのない具材と合わせるとよい。
たとえば、明太子や梅干しなど塩気の強い具材は、野菜や豆腐など塩気のない具材と一緒に使うとよいだろう。
3. 茶碗蒸しは具材なしでも美味しい
茶碗蒸しは、具材を必ず入れなければならないわけではない。プリンのように具材を入れずに作っても美味しい。
手軽に作れてアレンジできる
具なし茶碗蒸しの場合、材料は卵、白だし、水のみで済むため、より手軽に作れる。白だしの代わりにめんつゆや、出汁の素を使用する方法もある。単純に具を入れずに卵液を蒸すだけでもよいが、下記のようにひと工夫したアレンジもおすすめだ。
餡かけ茶碗蒸し
出汁や醤油、片栗粉などで作った餡を具なし茶碗蒸しにかけるだけで、見栄えがよくなる。三つ葉や小ねぎをトッピングして食べよう。餡にほぐしたカニカマを混ぜ込んだり、冷やした茶碗蒸しに夏野菜入りの餡をかけたりしても美味しい。
結論
茶碗蒸しの具材は、定番にこだわらなくてもよい。好みの食材や家にある余り食材も、立派な具材になる。茶碗蒸しはハードルの高い料理に見えるが、シンプルな材料で意外と簡単に作れる。蒸し器がなくても、フライパンや電子レンジ調理で作ることも可能だ。さまざまな具材を組み合わせて、自分好みの茶碗蒸しを作ってみよう。