目次
- ※1 戦略的イノベーション創造プログラム sip1_topix_4-1-03.pdf 研究代表機関名: 国立大学法人 東京大学 https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/sip/sip1_topix_4-1-03.pdf
- ※2 日本栄養・食糧学会誌 GABA経口摂取による自律神経活動の活性化 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnfs/61/3/61_3_129/_pdf
- ※3 公益社団法人長寿科学振興財団 ビタミンEの働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-e.html
- ※4 独立行政法人国民生活センター 飲料のカフェイン含有量に関する調査 ‐知らずに多く摂取していることも!?‐ https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20211104_3.pdf
1. 玄米茶の効果効能

玄米茶は美味しいだけではなく、さまざまな効果効能を持っている。玄米茶の持つ力を詳しく紹介していくので、美味しさだけではないその魅力をチェックしてみよう。
生活習慣病の予防や改善
玄米茶の原料である玄米には、γ‐オリザノールという成分が含まれており、肥満や糖代謝異常や脂質代謝異常、脂肪肝などの生活習慣病を予防したり改善したりする効果が期待できる。(※1)また、玄米茶はGABAを含んでおり、血圧上昇抑制効果やストレス緩和効果などが期待できる。ほかにも玄米茶を飲むことで、自律神経活動の活性化などが期待できるだろう。食事のあとや一服したいときに玄米茶を飲むだけで、生活習慣病を手軽に予防できる。(※2)
抗酸化作用
玄米にはビタミンEが含まれており、強い抗酸化作用があるといわれている。ビタミンEは細胞の酸化を防ぐので、老化防止効果が期待できるのだ。つまり玄米茶を飲むことで、細胞の若返りが期待できる。玄米茶を飲むことで、抗酸化作用による美容効果も期待できるだろう。(※3)
脳のリラックス効果
玄米茶にはカフェインが含まれている。このカフェインには、脳をリラックスさせたり眠気を覚ましたりする効果が期待できる。疲れたときに玄米茶を飲むことで、ゆったりした気分になることができるのだ。しかし過剰に摂取してしまうと、めまいや心拍数の増加などを起こすことがあるので注意が必要だ。玄米茶を飲むときは、適量を飲むようにし、上手にリラックス効果を取り入れるようにしたい。(※4)
2. 玄米茶の特徴

玄米茶は、さっぱりとした香ばしい香りが魅力のお茶だ。そんな玄米茶はどのように作られているのだろうか?玄米茶の特徴について紹介していく。
玄米と茶葉で作られたお茶
玄米茶は、通常の番茶に玄米や炒った米などを加えて作られたものだ。炒った米の香ばしさと、煎茶や番茶などを加えることで通常の煎茶や番茶のみの場合よりもさっぱりと飲みやすい仕上がりになる。玄米茶は、玄米を水に浸してから炒ることで香ばしさを出し、そこに通常の番茶と煎茶を加えることで、玄米茶が完成するのだ。最近では、玉露を使った高級玄米茶や、抹茶入りの玄米茶なども販売されており、より飲みやすく子どもから大人まで人気がある。普段、日本茶の渋みが苦手な人でも玄米茶なら飲みやすいだろう。
3. 玄米茶の効果的な淹れ方

玄米茶の効果や効能を余さず美味しく淹れるにはどのようにしたらいいのだろうか?玄米茶の効果的な淹れ方を紹介する。正しい淹れ方で、玄米茶をより美味しく味わってみよう。
美味しく飲む淹れ方
玄米茶の香ばしい香りを楽しむためには、95度の高温のお湯で淹れるのがいいだろう。通常のお茶は高温で淹れないことが多いが、玄米茶は旨みや渋み成分が少ないので、高温で淹れても大丈夫だ。また、高温で淹れることで、香りよい仕上がりになる。まず玄米茶の茶葉を急須に入れ、お湯を注ぎ、20~30秒ほど抽出したら完成だ。正しい玄米茶の淹れ方をすることで、最後の一滴まで美味しく飲むことができるだろう。
結論
玄米茶は、さっぱりとしたのどごしと香ばしい香りを楽しむことができるお茶だ。玄米茶は玄米に番茶や煎茶などを加えて作られており、渋みが少なく飲みやすい。玄米茶は飲みやすいだけではなく、生活習慣病の予防やリラックス効果などを持ち合わせているので、日々の生活の中で玄米茶を取り入れてみてもらいたい。
(参考文献)