目次
- ペットボトル入りのコーラをふる(小さめがおすすめ)
- ゆっくりと少しずつ温度を下げて2時間ほど凍らせる
- 衝撃や振動などを与えず、そっと凍らせる
1. フローズンコーラが出来る仕組み

フローズンコーラとは、飲むその瞬間に固まりはじめるコーラのことである。いったいなぜ、このような現象が起こるのか?まずは、その仕組みを解説していこう。
過冷却の現象
しゃりしゃりとしたフローズンコーラの謎は、過冷却という現象にある。そもそも液体はある一定の温度(凝固点)まで達すると液体から固体に変化する(凍る)。水であれば、その起点となるのが0℃だ。しかし-5℃でも凍っていない場合がある。この状態を過冷却というのだ。ちなみにこの過冷却はアイスコールド現象やフリージング現象など、メーカーによっても呼び名が変わることがある。
なぜ過冷却が起こるのだろうか?その答えはある種、エネルギー不足にある。水が凍るためには、氷の小さな結晶が必要である。さらにその結晶を作るには、ほんの少しエネルギーが必要になるのだ。このエネルギーがないと0℃でも凍らないのである。
コーラは、糖分や香料が入っているため、凝固点は-4~5℃くらい。この状態でも固まってない=過冷却の場合、開栓による圧力の開放など、なんらかのエネルギーが加わると一気に凍る。これがフローズンコーラだ。
2. フローズンコーラの簡単な作り方

フローズン状態のコーラは、昨今一部店舗で購入することができるようになった。ただ、なかなか買いに行けないというケースもあるだろう。ここでは簡単に作ることができるフローズンコーラの作り方をレクチャーしていこう。
作り方のポイント
フローズンコーラを作る最大のポイントは、ゆっくりと凍らせること。冷凍庫の吹き出し口やチルド室などを上手に活用して凍らせるといい。またできあがりも激しく動かすとエネルギーが加わり、ペットボトル内部でフローズンになってしまうことがあるので、その点も注意したい。一気に開けると吹き出す可能性があるので、開けるときも慎重に。
各家庭の冷蔵庫の状態や温度によって、時間は異なるので、目安として確認してもらいたい。コーラをあらかじめふるのは、炭酸を遊離させるためである。目安はペットボトルがやや硬くなる程度だ。
作る際の注意点
フローズンコーラは、缶のコーラではなく、必ずペットボトルのコーラで行うこと。液体は凍ると体積が増える。缶はそれに耐えきれず、破裂する危険性があるのだ。
3. フローズンコーラの販売店について

自宅で作らずともフローズンコーラを全国のセブンイレブンで購入することができる。いったいどこのセブンイレブンで購入できるのかを確認していこう。
購入できる店
-4℃まで冷やすことのできる特殊な専用のアイスコールドクーラーを設置している店舗で購入することができる。全国各地にあるが、全店舗にあるわけではないので、あらかじめ調べてから訪れたい。
結論
フローズンコーラとは、過冷却状態を作り出すことで可能になるフローズン状態のコーラである。これから迎える夏に、ぴったりのドリンクである。まずは本物のフローズンコーラ(アイスコールド コカ・コーラ)を購入してその味を楽しんでみるのもおすすめだ。