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ビーフステーキ

牛肉は生焼けでも食べられる!大丈夫な理由や食中毒対策を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2022年7月11日

牛肉を食べるとき、気になるのが焼き加減だ。牛肉は生焼けでも食べられるというが、本当に大丈夫なのだろうか?この記事では、生焼けの牛肉が食べられる理由や食中毒対策について紹介する。生焼けの牛肉が大丈夫な理由を知れば、これから安心して食べることができるだろう。

  

1. 牛肉の生焼けは食べても問題ない

焼き上がったステーキ肉
鶏肉や豚肉と違い、牛肉は生焼けで食べても大丈夫だといわれている。では、なぜ牛肉は生焼けでも問題ないのだろうか?その理由を詳しく紹介する。

食べられる理由

生焼けの鶏肉や豚肉は、肉の中に細菌類がいることがあるが、牛肉には肉の中に人体に悪影響を及ぼすような菌や寄生虫が存在している可能性が低いので、食べても問題ないといわれている。しかし食中毒の原因となる菌が牛肉の表面に付着していると、生焼けで食べてしまった際に食中毒を起こしてしまう危険がある。(※1)しかし表面に付着した菌は加熱することで死滅することが多いので、中がレア状態で生焼けの牛肉でもほとんどが安心して食べることができる。

2. 牛肉の生焼けで食中毒になる原因

牛肉をフライパンで焼く
生焼けの牛肉が絶対に食中毒にならないわけではない。どのような原因で食中毒は起きるのだろうか?食中毒になる原因と気をつけたいポイントを見てみよう。

原因と気をつけたいポイント

生焼けの牛肉で食中毒になる原因は、表面や側面をしっかりと焼いていない場合だ。食中毒の原因になる菌は主に牛肉の表面に付着するので、表面や側面をしっかりと焼くことで、菌を死滅させることができる。牛肉の表面に菌が付着する原因は、調理過程に問題がある場合があるので、牛肉を焼く際は調理の仕方にも注意してもらいたい。

食中毒の原因になる菌

食中毒の原因となる細菌は主に腸管出血性大腸菌であるO157やO111、カンピロバクターだ。これらは主に高温多湿になる梅雨時期から残暑の頃に増殖が活発になる。また、気温が低い時期でも、ノロウイルスによる食中毒が起こることがあるので、注意が必要だ。食中毒は気候や調理環境などによっても発生することがあるので、気をつけたい。(※2)

3. 牛肉の生焼けと食中毒対策

ステーキ肉をカットするシーン
生焼けの牛肉はすべてが安全なわけではない。調理の仕方によっては食中毒を起こすこともあるので、注意が必要だ。また、人によっては生焼けを食べるのを避けたほうがよい人がいるので紹介しよう。

調理の仕方

牛肉を調理する前に、必ず手を洗い、清潔な調理器具や食器などを使うようにする。牛肉は中心部を75℃以上で1分以上加熱することで、食中毒を防ぐことができる。また、購入してきた牛肉は必ず冷蔵庫や冷凍庫で保存し、腐らないようにすることも大切だ。基本的な調理法を守れば、生焼けの牛肉は安心して食べることができる。食中毒を防ぐためにも、細菌を牛肉につけない、増やさない、やっつけるの3つを守るようにしよう。

レアを避けたほうがよい人

生焼けの牛肉は、子どもや高齢者など抵抗力や免疫力が弱い人は食べるのを避けた方がいいだろう。また、生肉にはトキソプラズマという原虫が付着していることがあり、これはトキソプラズマ症という感染症を起こしてしまうことがある。このトキソプラズマ症は、妊婦が感染してしまうと胎児に影響を及ぼしたり、重症化すると流産したりする危険性があるので、妊娠中の人は生焼けを避け、よく加熱してから牛肉を食べるのがいいだろう。また、体調がよくないときも生焼けを食べるのを避けるようにしたい。(※1)

結論

牛肉は鶏肉や豚肉と違い肉の中に細菌類が存在していることが少ないので、生焼けで食べても大丈夫だといわれている。しかし表面には食中毒の原因となる細菌が付着していることがあるので、表面や側面はよく焼いてから食べるようにしよう。また、免疫力や抵抗力が弱い人は生焼けの牛肉を食べると体調不良を起こしてしまう危険があるので、よく加熱してから食べるのがいいだろう。
(参考文献)
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  • 公開日:

    2022年7月 7日

  • 更新日:

    2022年7月11日

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