目次
- 1分:茎と房ともにしっかり硬さが残った状態。切ったブロッコリーのサイズにもよるが、食べるにはまだ早いといえるだろう。
- 2分:歯ごたえのある食感を楽しめる硬さ。硬めのブロッコリーが好きな方におすすめの茹で時間だ。茎の中心部には硬さが残る状態のため、もう少し火を通すとよいだろう。
- 3分:ほどよい硬さで食べごろ。茎と房ともに歯ごたえのある食感が残っている。ブロッコリーの持つ本来の甘みがほんのりと感じられるのがポイントだ。
- 4分:茎に箸がすんなり通るくらいの柔らかさ。硬さが気にならず、サラダよりもほかの野菜と和えるのに向いている。
- 5分:かなり柔らかい状態。箸で持つと房の部分がほろほろと崩れるものも。独特の風味が弱まり甘みもしっかり出てくるため、小さな子どもでも食べやすいだろう。
1. ブロッコリーの茹で時間は何分?

ブロッコリーは歯ごたえによって美味しさが左右されるといっても過言ではない。ここでは、茹で時間別にブロッコリーの硬さがどうなるのかを解説する。硬めや柔らかめといった好みや、離乳食に使いたいなど、目的に応じて茹で時間を分けるとよいだろう。ベストな茹で時間はいったい何分なのか、チェックしてみてほしい。
ブロッコリーの硬さを茹で時間別に解説
まずは、ブロッコリーの硬さが1~5分までの茹で時間でどのように変化するのかを解説しよう。
ある程度食感を残したいときの茹で時間
食感を楽しみたいなら、ブロッコリーのベストな茹で時間は2分程度が目安だ。また、茹でた後にほかの食材と合わせて調理をする場合も同様だ。切り分けたサイズや、茎と房の部位ごとに茹で時間が変わってくるのは、心に留めておいてほしい。茎を先に茹でて、少し時間が経過してから房を茹でるようにするのが、同時に茹で終えるためのコツだ。
柔らかい食感にしたいときの茹で時間
子ども向けや柔らかめが好みなど、柔らかい食感にしたい場合は、4分程度を茹で時間の目安にしよう。柔らかめとはいってもほどよく食感が残っているため、食べやすく簡単に箸で切り分けることもできる。
2. ブロッコリーの下ごしらえ

ブロッコリーをより美味しく食べるためには、茹で時間のほかに切り方や洗い方にもポイントがある。この2つのポイントを詳しく説明しよう。
ブロッコリーの切り方
ブロッコリーは、同じ程度の茹で時間にするため小房ごとに切り落とそう。外側の房から順に、付け根に包丁を入れて1つずつ切り離していく。中央部分の房は小房ごとに切り分けるのが難しいため、茎と分けて切り離した後に大きさをそろえていこう。このとき、房の裏側から包丁を入れていくが、蕾まで包丁を入れないのがポイント。少しだけ切れ目を入れてから手で割くと崩れにくい。
また、捨ててしまいがちなブロッコリーの茎も、皮を厚めにむけば美味しく食べられるので試してみてほしい。茎は房よりも硬く茹で時間が長くかかるため、薄切りにするとよいだろう。
小房の洗い方
ブロッコリーは蕾の部分に汚れが残りやすいため、小房に切り分けたらボウルに溜めた水の中で洗うのがおすすめだ。小房の状態で洗うと、まるごと洗うよりもすみずみまで汚れを落としやすい。
3. ブロッコリーの茹で方

ブロッコリーの茹で時間や下ごしらえのポイントを押さえたら、正しい茹で方について知っておこう。茹でた後の冷まし方のコツも紹介する。
茹で方
ブロッコリーを鍋で茹でるときは塩を加えよう。より色鮮やかになって旨みが出る。塩の量は、お湯の量に対して1%ほどがおすすめだ。湯を沸騰させたら、小房よりも茹で時間が長くかかる茎から先に茹でていく。まずは茎を入れて30秒ほど茹で、それから小房を加えて2分程度茹でよう。
ブロッコリーを何分茹でるかは目安なので、先に述べた茹で時間を参考にアレンジしてみるとよいだろう。
茹でたらそのまま冷やすのがポイント
ブロッコリーが茹で上がったら、ザルにあげる。そして、水に浸けたりせずそのまま冷ますのが美味しく食べるための重要なポイントだ。水に浸けると蕾が水分を含んでしまい、水っぽい食感になってしまうため注意しよう。
4. ブロッコリーを電子レンジで加熱する方法もある

忙しくてブロッコリーの茹で時間がないという場合には、電子レンジを使うのが便利だ。湯を沸かしたりザルにあげたりといった手間が短縮できる。電子レンジを使う場合も茹で時間と同じように、硬さをどの程度残すかによって加熱時間が変わるのでチェックしておこう。
電子レンジを使う場合の茹で時間の目安
ブロッコリーを電子レンジで調理するときも、小房に分けてから加熱しよう。耐熱皿に乗せて水を少量回しかけ、ラップをしたら600Wで3~5分。茹で時間と同じように、ブロッコリーの硬さ別に加熱時間の目安を示すので、参考にしてみてほしい。
・600Wで3分
歯ごたえのある食感が残り、硬めのブロッコリーが楽しめる。サラダなど火を使わない料理におすすめ。
・600Wで4分
硬さが気にならず柔らかい食感。芯まで柔らかいブロッコリーが好みの方や、子ども用のおかずにも向いている。
・600Wで5分
箸やスプーンで簡単に崩れるほどの柔らかさ。離乳食や、それと同じくらい柔らかくして調理したいときにぴったりだ。
結論
ブロッコリーは、茹で時間の長さにともなって食感も変化していく。好みや目的別に茹で時間を変えて美味しく味わおう。手間を減らしたい方は、電子レンジ加熱も取り入れて、手軽にブロッコリーを食卓に取り入れてみてはいかがだろうか。