1. グリーンスムージーとはどんな飲み物?
グリーンスムージーとは、生の葉物野菜と果物と水をブレンダーやミキサーで混ぜ合わせたもの。では、同じく野菜や果物を使う野菜ジュースとはどう違うのだろうか。ここではグリーンスムージーの特徴を解説しよう。
緑の葉物野菜がメインの飲み物
葉物野菜の栄養を惜しみなく摂るために、皮や種も一緒にミキサーにかけて作るグリーンスムージーに対し、ジューサーによって食物繊維を取り除いて作る野菜ジュースとでは、栄養や舌触りの差は歴然。また、消化器への負担を最小限にするため、葉物野菜と果物以外には、牛乳や豆乳、ヨーグルトやナッツなどを入れないのもグリーンスムージーの特徴だ。
ダイエットにも人気!グリーンスムージーの効果
食事制限によるダイエットは空腹感を感じやすく、ストレスにつながることが多い。その点、グリーンスムージーは野菜のほかに腹持ちのよい果物を入れることでお腹が満たされやすく、栄養価も高いのでダイエット中の方にも人気の飲み物だ。
グリーンスムージーのカロリー
ダイエット中の方からも人気のあるグリーンスムージーだが、カロリーはどうだろうか。1杯あたりの目安としては、水・ほうれん草・みかん・バナナ・リンゴで作った場合が75kcalほど、水・小松菜・バナナで作った場合が70kcalほどとなっている。果物は栄養が豊富だが果糖も多く含まれ、飲みやすさ重視で果物を大量に入れると太る原因になるので、野菜と果物の割合には注意が必要だ。
2. グリーンスムージーの基本の作り方
ここではグリーンスムージーの基本的な作り方を紹介する。誰でも簡単に作れるのでぜひ試してみてほしい。
グリーンスムージーの材料
グリーンスムージーを作る際の組み合わせは、葉物野菜1種類・酸味のある果物(オレンジやパイナップルなど)・甘みのある果物の3種がおすすめだ。葉物野菜と果物の比率は4:6が理想。果物は十分に熟したものを使用しよう。さらに旬の果物を追加すると、味のバリエーションが増えて飽きずに飲み続けやすくなる。
作り方の手順
材料を小さく切り、柑橘系の果物のように水分の多いものから順番にミキサーに入れよう。茎が硬い野菜は茎を除き、茎がやわらかい野菜は茎ごと入れてOK。果物の皮も同様だ。ミキサーにかけ、つぶつぶ感がなくなり全体的になめらかになったらお好みで水を加え、さらに混ぜ合わせてグリーンスムージーの完成だ。
3. 材料別:美味しいグリーンスムージーの作り方
組み合わせる野菜と果物によって、味のバリエーションが増えるグリーンスムージー。栄養豊富な小松菜やほうれん草などを使った、グリーンスムージーのレシピを紹介しよう。
小松菜のグリーンスムージー
小松菜はアクが少ないので茹でる必要がない。小さく切った果物や水と一緒に、なめらかになるまで生のままミキサーで混ぜ合わせよう。組み合わせる果物にはリンゴやバナナ、キウイなどがおすすめだ。
ほうれん草のグリーンスムージー
小松菜に比べるとクセの強いイメージのあるほうれん草だが、非常に栄養価が高いのでグリーンスムージーを作る際は生のまま使用しよう。バナナやオレンジ、キウイといった糖度の高い果物と組み合わせると飲みやすくなる。
ケールのグリーンスムージー
ほかの野菜と比べて少し苦みのあるケールだが、緑黄色野菜の王様といわれるほど栄養が豊富。バナナやリンゴ、パイナップルなどの果物と合わせて飲みやすくしよう。
4. 市販の人気グリーンスムージー
グリーンスムージーは外でも手軽に購入し、飲むことができる。スーパーやコンビニなどで市販されている人気のグリーンスムージーをいくつか紹介しよう。
・カゴメ「野菜生活100 Smoothie グリーンスムージー ゴールド&グリーンキウイMix」
1/2日分の野菜を使用し、食物繊維やビタミンCをしっかり摂れる。2種類のキウイのさわやかな香りとジューシーな甘さが美味しい。
・ローソン「NL グリーンスムージー 200g」
1日の野菜の摂取目標量350g 以上(※1)のうち、野菜110g分(1食分)を使用したグリーンスムージー。ケールやにんじん、小松菜などの野菜と一緒にリンゴやレモンも含まれていて、自然な甘みが健康的な味わい。
・ローソン「NL グリーンスムージーONEDAY 200g」
1日あたりの野菜の摂取量の目標である野菜350g分(1日分)(※1)を使用したグリーンスムージー。たっぷりの野菜が含まれており、「NL グリーンスムージー 200g」よりも果肉が少なくさらっとした食感が特徴。
結論
栄養が豊富なのに手間もかからず手軽に作れるグリーンスムージーは、ダイエットや美容、健康にもよいといいことずくめ。栄養たっぷりの野菜と果物を使って作ったグリーンスムージーを、ぜひ日頃から積極的に取り入れてほしい。
(参考文献)
※1:厚生労働省 健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料より