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赤味噌

味噌の保存方法は常温NG!風味を長持ちさせる正しい保存場所

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 佐々木 倫美(ささきともみ)

鉛筆アイコン 2022年8月 3日

日本の国民食である味噌汁。味噌はどの家庭にもある食材である。ほぼ毎日味噌を使うという家庭が多いが、味噌の保存方法について正しい知識を持っている人はどのくらいいるだろうか。味噌の品質を落とさず、風味も維持したまま、最後まで美味しく食べるためにはどんな方法があるのか。本記事では味噌の正しい保存方法について説明する。

  

1. 味噌の保存方法:市販味噌の場合

赤味噌と白味噌
一般的な家庭では、市販の味噌を使用することが多い。こうした味噌はどのように保存すれば美味しさを維持できるのか。その方法を見てみよう。

常温NG!開封後は冷蔵庫か冷凍庫で保存

味噌は開封後、低温で保存するのがマストである。温度が高かったり空気との接触が多いと、味噌は色や風味が変わってしまうことが多い。そのため冷蔵庫を使用して保管するのが基本である。近年はより自然な味わいにこだわり、無添加の味噌も多い。こうした味噌こそデリケートで傷みやすいため、保存する環境への配慮が必要になる。味噌は-20℃でも凍ってしまうことはないため、使用頻度が低い場合は冷凍庫で保管するのもおススメである。

表面にぴったりラップする

開封後の味噌は、空気に触れることで色が変わるだけではなく、風味も落ちてしまう。空気との接触を最小限に抑えるために、味噌の表面にぴったりとラップをするとよい。

袋入りの味噌はできるだけ空気を抜く

味噌を販売する企業によっては、保存に適した素材を使ったパッケージを使用しているところもある。この場合も、味噌は空気に触れないに越したことはない。開封後は、味噌が空気に触れないよう袋内の空気は可能なかぎり抜いて、しっかりと袋の口を閉めて保存するようにしよう。

タッパーや保存容器に移す場合

使用時の利便性を考慮して、味噌を容器に移して保存することも多い。味噌の品質を維持するためには、ホーローやガラスの容器がよいとされている。衛生的にも、こうした容器は優れている点が多い。ただし、味噌の表面は空気との接触を避けるよう蓋やラップを使用するようにしよう。味噌の保存に特化した容器も多いことから、使い勝手や価格などを見て保存用の容器を選んでほしい。

開封前も冷蔵や冷凍がおすすめ

開封前の味噌の保存は、常温でも問題ない場合が多い。しかし、基本は日光や湿度を避けることである。開封前でも条件が悪ければ、味噌の品質は落ちてしまう。気温が高くなる時期は、開封前の味噌も冷蔵庫で保存するのがベターだ。すぐに使用しない場合も、品質保持のためには冷蔵庫に入れて低温保存したほうがよい。

2. 味噌の保存方法:手作りや味噌の場合

味噌
味噌を作るためのキットなども気軽に手に入る昨今、自家製味噌を楽しんでいる家庭も多い。しかし悩ませるのは、熟成中の味噌や、保存料などを含まない手作りの味噌の保管場所ではないだろうか。その正しい保存方法を紹介する。

発酵中の味噌の保存方法

家庭で仕込んだ味噌は、発酵中にどこに保管するべきなのか。発酵中の味噌の保管場所の条件は、温度変化が少ないことが条件である。床下の収納スペースや、キッチンのシンクの下にあるスペースがその条件に適っている。湿気に注意し、ときどき風を通すようにしよう。

できあがった味噌の保存方法

できあがった味噌は、冷蔵で保存するほうが品質や風味が長持ちする。ただし、冷蔵庫に入れた時点で熟成はストップしてしまうため、味噌がじゅうぶんに熟してから冷蔵庫に移す。味噌を味見して、ちょうどよい加減になった時点で冷蔵および冷凍保存に切り替えるのである。

3. 味噌の保存方法の注意点

味噌
上述した味噌の保存方法のほかにも、品質を維持するために注意する点がいくつかある。味噌を腐らせないために、ぜひ今日からでも実践してほしい。
  • 味噌をすくうスプーンは清潔で水分を除去したものを使用する
  • カビが生えた場合には、その周辺5cmとともに廃棄する
また古くなって風味が悪くなった味噌は、料理に使うなどして上手に消費するようにしよう。

結論

毎日使うことも多い味噌であるが、デリケートな食材であるため保存には注意が必要である。低温であることや空気に触れないことなどの基本を頭に入れて、味噌の品質が落ちない工夫をしてみよう。自家製の味噌は、熟成中と完成後では保存場所も異なる。味噌を最後まで美味しく消費するために、保存にも気を配ってほしい。
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  • 更新日:

    2022年8月 3日

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