目次
- グラノーラヨーグルト:グラノーラにヨーグルトとフルーツをトッピングする
- グラノーラバー:グラノーラとシロップやオイルを混ぜ合わせたものを冷やし固める
- グラノーラクッキー:グラノーラとおからを使って作るクッキーで、おやつにも最適
- グラノーラスープ:甘くないグラノーラを好みのスープの具材として食べる
- グラノーラサラダ:甘くないグラノーラをサラダのトッピングに使う
1. グラノーラダイエットのやり方

グラノーラダイエットとは、どのようなものなのだろうか。方法や効果、メリットについて見ていこう。
手間がかからず続けやすい
グラノーラダイエットとは、1日の食事を1~2食グラノーラに置き換えるというものだ。朝食をグラノーラに置き換えるという人が多い。グラノーラはシリアル食品の一種で、牛乳や豆乳をかけて食べるのが一般的である。食事の用意も簡単で手間がかからないため、無理なく続けやすいというメリットがある。
期待できる効果
商品にもよるが、市販のグラノーラは食物繊維が豊富なものが多い。ミネラルやビタミンを配合したものもある。(※1)
食物繊維にはカロリーがなく、消化されないため腹持ちがよい。また、腸内では便の材料や乳酸菌のエサとなり、便通を促し整腸効果も期待できる。(※2)
食物繊維が豊富なグラノーラを食べることは、ダイエットの大敵である便秘の予防や改善に役立つのだ。さらに食べごたえがあるため、ほかの食品からカロリーを摂取し過ぎることも防げる。
2. グラノーラダイエットのポイント

毎日の食事を1日1~2食グラノーラに置き換えるだけのグラノーラダイエットは、簡単で気軽にはじめられそうだ。しかし、やり方を間違えると逆効果になってしまう場合もある。グラノーラダイエットをはじめる前に、下記のポイントをおさえておこう。
カロリーに気をつける
グラノーラ自体は特別に低カロリーというわけではない。置き換えダイエットでも、グラノーラを食べ過ぎるとカロリーオーバーになってしまう可能性がある。グラノーラ1食分は、40~50gが目安となるため、食べ過ぎないよう注意が必要だ。
ダイエットを成功させるには、摂取エネルギーを消費エネルギーよりも少なくする必要がある。1日あたりの基礎代謝量は成人男性が1500kcal、成人女性が1150kcalほどとされる。(※3)
運動量の多い人はさらに多くのエネルギーを消費するが、基本的には身体活動量+基礎代謝量を摂取エネルギーが超えないよう、食事量や内容を調整することが大切である。
栄養バランスを考える
グラノーラにはさまざまな栄養素が配合されている商品もある。しかし、グラノーラのみを食事とする単品摂取は避けたほうがよい。1日1~2食であっても毎回グラノーラのみでは飽きてしまいストレスになる。また、栄養不足につながりさまざまな不調を招くリスクもあるのだ。(※3)
グラノーラに不足する栄養素を補うためにも、サラダやフルーツ、乳製品、卵、鶏肉などほかの食品と組み合わせながら食べるようにしよう。
しっかりと咀嚼する
食べ物を選ぶだけでなく、食べ方も重要である。肥満予防やダイエットには、よく噛んでゆっくり食べることが効果的といわれている(※4)。とくに、牛乳や豆乳をかけたグラノーラは水分と一緒に飲み込んでしまいがちだが、しっかりと咀嚼することが大切だ。ゆっくりと時間をかけながらよく噛んで食べれば、食べ過ぎを防ぐこともできる。
3. グラノーラダイエットを継続するために

グラノーラダイエットは、1日あたりの摂取カロリーを少なくすることで少しずつ痩せていくものである。すぐに効果が表れるものではないため、継続していくことが大切だ。長く続けるためのコツをおさえておこう。
種類や食べ方を変える
いつも同じ種類のグラノーラや同じ食べ方では飽きてしまい、続けるのが難しくなるだろう。グラノーラは、商品によって配合されている穀類やナッツ、味が異なる。大豆やドライフルーツの入ったものもある。タイプの異なるグラノーラを数種類用意しておき、その日の気分によって選び分けるとよいだろう。
甘くないタイプのグラノーラ
グラノーラは加糖されているものが一般的だが、甘くないタイプのものもある。1種類は甘くないグラノーラを用意しておくと、食べ方のバリエーションが増えるためおすすめだ。
おすすめの食べ方アレンジ
牛乳や豆乳をかけて食べるのに飽きたら、下記のようなアレンジでグラノーラを美味しく食べよう。
結論
グラノーラダイエットを成功させるには、1日の摂取エネルギーを計算しながら量を決めること、ゆっくりとよく噛んで食べること、そして継続することだ。効果がゆるやかなダイエットのため、飽きないよう食べ方を工夫しながら、根気強く続けることが大切である。まずは1日1食からグラノーラに置き換えてみて、無理なく楽しく続けていこう。
(参考文献)
※1出典:カルビー株式会社 グラノーラ
※2出典:公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット「食物繊維の働きと1日の摂取量」
※3、4出典:厚生労働省 e-ヘルスネット