- 1. トマト味噌汁はまずい?旨味の相乗効果で実は美味しい!
- 2. トマト味噌汁の基本の作り方
- 3. 痩せるし血糖値も下がる?トマト味噌汁の栄養と効果
- 4. さらに栄養アップ!トマト味噌汁のおすすめアレンジ
- トマト
- 油揚げ
- えのき
- 和風顆粒だし
- 味噌
- 水
- トマトは放射線状に4等分に切っておく。えのきや油揚げも食べやすい大きさに切っておこう。
- 鍋に水と和風顆粒だしを入れて熱したら、トマトやえのき、油揚げを加えて弱火で煮る。
- 火を止めてから味噌を溶き入れて中火で沸騰直前まで温めたら完成だ。
- ※1 農研機構 トマトのうま味成分グアニル酸が加熱調理で増加 | 農研機構 https://www.naro.go.jp/project/results/laboratory/vegetea/2015/vegetea15_s24.html
- ※2 文部科学省 野菜類/(トマト類)/赤色トマト/果実/生 - 01.一般成分表-無機質-ビタミン類 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=6_06182_7
- ※3 食物繊維の必要性と健康 | e-ヘルスネット(厚生労働省) https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-001.html
- ※4 公益財団法人長寿科学振興財団 カリウムの働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/mineral-k.html
- ※5 みそ健康づくり委員会misoqa1.pdf https://miso.or.jp/misoonline/wp-content/uploads/2012/07/misoqa1.pdf
- ※6 日本医療・健康情報研究所 トマトが中性脂肪やコレステロールを低下 オリーブオイルで効果倍増 | ニュース | 保健指導リソースガイド https://tokuteikenshin-hokensidou.jp/
- ※7 林野庁きのこ 0211-1.pdf https://www.rinya.maff.go.jp/j/kouhou/kouhousitu/jouhoushi/attach/pdf/0211-1.pdf
- ※8 農林水産省aff 1708_all.pdf https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1708/pdf/1708_all.pdf
1. トマト味噌汁はまずい?旨味の相乗効果で実は美味しい!
トマトと味噌汁がなかなか結び付かず、美味しくないのでは?と思っている人も多い。しかしトマトには、味噌と同じグルタミンという旨味成分が含まれている。さらにグルタミン以外にグアニル酸やイノシン酸という旨味成分を多く含んでいるのだ。その旨味成分は加熱することで、増えるといわれている。(※1)つまりトマトを味噌汁に入れて加熱することで、トマトの旨味をより感じることができるのだ。
2. トマト味噌汁の基本の作り方
トマト味噌汁を作るには、トマトの切り方や味噌を入れるタイミングなどが大切だ。基本のトマト味噌汁の作り方をみてみよう。
トマト味噌汁の材料
手順やコツ
トマトは香りが強いので、味噌を先に溶かしてしまうとトマトの風味が強くなってしまう。そのため、味噌は最後に溶かすのがおすすめだ。トマトの味噌汁に溶き卵を加えて作ると、彩りもよくふわふわ卵とトマトのさっぱり感がよく合う味噌汁になる。
3. 痩せるし血糖値も下がる?トマト味噌汁の栄養と効果
トマト味噌汁には、糖尿病や血圧を下げる効果が期待できるといわれている。トマトと味噌の持つ栄養や効果を詳しくみてみよう。
トマトの栄養
トマトは、ビタミンAやC、食物繊維、カリウムを多く含んでいる。(※2)さらにトマトの赤色を出す成分であるリコピンには、抗酸化作用があり免疫力アップが期待できる。食物繊維は食後の血糖値の上昇を抑える作用があるので、ダイエットにも効果があるだろう。(※3)また、カリウムは体内の余分なナトリウムを体外に排出してくれる働きがある。(※4)
味噌の栄養
味噌は大豆を発酵させたもので、大豆の脂質はリノール酸という不飽和脂肪酸が多く含まれている。これらの味噌の栄養素は生活習慣病のリスクを下げたり、老化防止、血圧を下げる効果などが期待できる。(※5)
4. さらに栄養アップ!トマト味噌汁のおすすめアレンジ
トマト味噌汁はアレンジを加えることで、より栄養アップすることができる。おすすめのトマト味噌汁のアレンジ方法を紹介しよう。
オリーブオイル入りトマト味噌汁
トマトに含まれているリコピンは、加熱に強く油に溶けやすい性質を持っている。そのため、トマト味噌汁にオリーブオイルを加えることで、リコピンの吸収率をアップさせることができるのだ。(※6)オリーブオイルを味噌汁の仕上げに加えてもいいが、事前にトマトをオリーブオイルで炒めてから加えるのもいいだろう。
きのこ入りトマト味噌汁
トマト味噌汁にきのこを加えることで、きのこの持つ腸内環境を整える効果をプラスすることができる。(※7)トマトのリコピンの抗酸化作用とともに摂取するといいだろう。(※8)
トマトジュースでトマト味噌汁
生のトマトよりもトマトジュースの方がリコピン量が多い。より効率的にトマトの栄養素を摂取するのなら、トマトジュースを味噌汁に使うのがおすすめだ。水や出汁と一緒にトマトジュースを加えて、ひと煮立ちさせてから味噌を溶いて作る。具材にもトマトを加えれば、相乗効果が期待できるだろう。
結論
トマトは加熱することで、旨味成分が増加するので味噌汁にすることでよりトマトの旨味をしっかり感じることができる。トマト味噌汁は、トマトと味噌の栄養素を効果的に摂取することができるので、飲むだけで健康効果が期待できるのだ。ぜひいつもの味噌汁にトマトをプラスして味わってもらいたい。
(参考文献)