目次
1. 苦い食べ物には何がある?一覧で確認しよう

苦い食べ物というと何を思い浮かべるだろうか。苦い食べ物は、野菜や飲み物などさまざまな種類が存在する。どんな食べ物があるか一覧で確認してみよう。
苦い食べ物:野菜編
・みょうが
薬味として人気のみょうがは、独特の香りが特徴だ。そんなみょうがには、ミョウガジアールという辛味や苦味を感じる成分が含まれている。
・ケール
カリウムや食物繊維を豊富に含むケールは、健康野菜としても注目されている。そんなケールは青汁の原材料になっていることも多い。ケールにはスルフォラファンという苦味成分が含まれているのだ。
・ピーマン
ピーマンが苦手だという子どもも多いが、ピーマンに含まれるクエルシトリンというポリフェノールの一種が苦みの一因であると考えられている。しかしピーマンの苦味は油で炒めたり、縦に切ったりすることで和らげることができる。
・きゅうり
サラダや漬物などさまざまな料理に使われるきゅうりにも、苦味の元になる蟻酸やククルビタシンという物質が存在している。しかしその苦味は、こすり合わせることで和らげることができる。
苦い食べ物:飲み物編
・青汁
苦い飲み物の代表として使われることが多いのが、青汁だ。青汁は苦い野菜として紹介したケールなどが原料となっている。
・せんぶり茶
せんぶり茶は、腹痛や下痢などに効果のある胃腸薬としても知られている。最近では、罰ゲームで飲む苦い飲み物としても使用されることが多い。
・ビール
お酒のなかでも人気のビールは、独特の苦味が特徴だ。ビールの苦味は原料であるホップに含まれている苦味成分のイソα酸が原因だ。このイソα酸がどのくらい含まれているかによって、ビールの苦味は変わってくる。
・麦茶
麦茶は、味が濃くなってしまうと苦味を感じることがある。麦茶パックを長時間入れっぱなしにしないような対策を取ることで、麦茶が濃くなって苦くなるのを防ぐことができる。
苦い食べ物:そのほか
・秋刀魚の内臓
秋刀魚の内臓であるハラワタには独特の苦味がある。これが好きな人と嫌いな人に分かれるだろう。
・渋柿
渋柿にはタンニンという苦味物質が含まれている。しかし干し柿にしたり、焼酎に浸けたりすることで、美味しく食べることができる。
・チョコレート
甘いお菓子の代表格であるチョコレートも、カカオがたっぷり含まれているものは苦味を感じることがある。この苦味成分を押さえるために、チョコレートには砂糖やミルクが使われているのだ。
2. ギネス認定!世界一苦い食べ物とは

世界には、ギネス認定された苦い食べ物がある。それは、デナトニウムというものだ。これは食品添加物の一種で、誤飲防止として精密機器や殺虫剤などに使われている。身近なものでいうと任天堂スイッチの専用カートリッジに添加されているのだ。これは、誤飲を防ぐもので、口に入れるとめっちゃ苦いといわれている。
3. 苦い食べ物が体にいい理由

苦い食べ物は体にいいといわれる。なぜ体にいいのだろうか?その理由をみてみよう。
苦い食べ物は栄養価が高い
苦い食べ物のなかには、栄養価が高いものが多い。ケールはとくに豊富な栄養素を含んでおり、栄養価の高い野菜として注目されている。
苦い食べ物は消化を助ける
苦い食べ物を食べると、口内の味蕾が刺激されるので、唾液の分泌が活発になる。唾液の分泌が活発になることで、胃酸が誘発されるので、消化を助けてくれるのだ。
苦い食べ物は体に有害なこともある
とはいえ、苦い食べ物すべてが体にいいわけではない。人間は、非常に薄くても苦味を感知できる味覚を持っている。これは、毒物などの危険から身体を守る働きだ。苦いからといってすべてが体にいいとは限らないので、摂りすぎには注意してもらいたい。
4. 苦い食べ物が好きな人の性格の傾向

最後に余談になるが、苦い食べ物が好きな人は、サディスティックな気質が高いといわれている。これは、苦いものが好きであればあるほど、誰かを苦しめるのが好きだというサディスティック気質に繋がると考える説だ。
結論
苦い食べ物は、大人の食べ物だといわれることも多いが、体にいいとされる成分を含んでいることも多い。苦い食べ物は、野菜や飲み物などさまざまな種類があるが、それぞれ違った成分が含まれている。それぞれの食べ物の特徴を知ったうえで、苦い食べ物を楽しんでもらいたい。