目次
- 1. ダイエットにも!とろろ昆布の主な栄養素と効果効能
- 2. とろろ昆布は海藻の栄養吸収がしやすい食材
- 3. おぼろ昆布の栄養は子供にもおすすめ
- 4. おぼろ昆布の栄養成分表
- 5. おぼろ昆布の栄養価の取り入れ方
- たんぱく質 7.9g
- 脂質 0.5g
- カリウム 5700㎎
- ナトリウム 3000㎎
- カルシウム 750㎎
- ※1 ※3※4※6※7公益社団法人長寿科学振興財団 https://www.tyojyu.or.jp/
- ※2 特定非営利活動法人統合医療と健康を考える会 フコイダンとは?|フコイダン療法の統合医療と健康を考える会 https://www.tougouiryou.jp/fucoidan/fucoidan.php
- ※5 文部科学省 日本食品標準成分表 一般成分 9類 https://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/detail/__icsFiles/afieldfile/2015/12/24/1365343_1-0209.pdf
- ※8 ヨウ素について|伊藤病院 - 甲状腺疾患専門 https://www.ito-hospital.jp/06_iodine/01_about_iodine.html
1. ダイエットにも!とろろ昆布の主な栄養素と効果効能

とろろ昆布とおぼろ昆布は削り方が違うだけで、同じ栄養効果が期待できる。そんなとろろ昆布に含まれる栄養素や効果効能を詳しくみてみよう。
水溶性食物繊維
とろろ昆布は水溶性食物繊維を多く含んでいる。水溶性食物繊維とは、とろろ昆布のぬるぬる成分であるアルギン酸のことで、水に溶けやすく、水に溶けるとゼリー状になる。食後の血糖値の上昇を抑える効果や高血圧を予防したり、肥満予防をしたりと生活習慣病にも効果が期待できる。(※1)
フコイダン
フコイダンとは、昆布に含まれる滑り成分で、ガン抑制効果があるといわれている。ほかにも抗アレルギー作用や抗ウイルス作用、抗菌作用などが期待できる。(※2)
カルシウム
とろろ昆布はカルシウムも含んでおり、骨や歯などを強くしたり、細胞の分裂や分化、筋肉収縮などの効果が期待できる。(※3)
カリウム
とろろ昆布に含まれているカリウムには、細胞浸透圧の維持や心臓機能や筋肉機能の調整などを行う効果がある。また、カリウムには余分なナトリウムを尿中へ排泄する効果があるので、血圧を下げてくれる。(※4)
そのほかの栄養素
とろろ昆布はほかにも亜鉛や鉄分などの栄養素を豊富に含んでいる。(※5)亜鉛は、酵素たんぱく質の構成要素として大切な栄養素で、胎児や乳児の発育や生命維持にも重要な役割がある。(※6)また、鉄分は不足してしまうと貧血や疲労感を感じる原因になるので、不足しないように摂取したい栄養素だ。(※7)
2. とろろ昆布は海藻の栄養吸収がしやすい食材

とろろ昆布は、ほかの海藻類と比較しても栄養を吸収しやすい。とろろ昆布は、昆布を薄く削ったものなので、調理せずに食べることができるので昆布の持つ栄養素を逃さず摂取することができるのだ。
3. おぼろ昆布の栄養は子供にもおすすめ

おぼろ昆布は、とろろ昆布と削り方に違いがある。おぼろ昆布は重ねた昆布をプレスしてから機械で薄く削るのに対して、おぼろ昆布は職人が手すきを使ってより薄く削ったものだ。透き通るほどの薄さなので、おぼろ昆布は子供でも食べやすい。子供がおぼろ昆布を食べることで、高血圧や生活習慣病を予防したり(※1)、カルシウムによってイライラを解消してくれる効果が期待できる。(※3)
4. おぼろ昆布の栄養成分表

おぼろ昆布の原料として使われるかごめ昆布は、100gあたり142ckalある。100gあたりの栄養素もチェックしてみよう。(※5)
5. おぼろ昆布の栄養価の取り入れ方

おぼろ昆布の栄養を摂取するのなら、正しい食べ方を行うのがいいだろう。おぼろ昆布の正しい取り入れ方を紹介する。
1日の摂取量の目安は3gから10g
おぼろ昆布は、1日に3gから10gを目安に摂取するのがいいだろう。通常は3gでダイエットに取り入れたい場合は10gを限度に取り入れるようにしよう。
食事の最初に食べる
おぼろ昆布は食事の最初に食べるのがおすすめだ。食前に食べることで食物繊維や脂溶性成分の効果を効率的に摂取することができる。
味噌汁など汁物に入れる
おぼろ昆布は、そのまま食べることができるのが魅力だ。味噌汁やスープなどにそのまま入れると手軽に摂取することができる。
食べ過ぎはヨードの摂り過ぎになる
おぼろ昆布に含まれるヨードは食べ過ぎに注意が必要だ。ヨードは取りすぎてしまうと、甲状腺ホルモンの機能が低下するデメリットがある。(※8)
結論
とろろ昆布は、さまざまな栄養素を含んでおり、成長期の子供やダイエット中の人におすすめの食材だ。とろろ昆布は調理せずにそのまま食べることができるので、手軽に食生活に取り入れることができる。とろろ昆布を食べる際は、正しい食べ方で摂取量を守って食べてもらいたい。
(参考文献)