- アボカドを半分に切って種を取り出す
- 種を薄くスライス
- 表面にオリーブオイルを塗って電子レンジで1分加熱
- 塩こしょうなどで味付け
- アボカドの種を包丁でみじん切り、もしくはミキサーで砕く
- フライパンで水分がなくなるまで炒める
- 好みの調味料で味付けしてなじませる
- アボカドの種を洗って水分をよく拭き取る
- 120℃に熱したオーブンで2時間ロースト
- 粗熱が取れたら薄皮をむく
- 包丁でみじん切り、もしくはミキサーで粉末状にする
- アボカドの種をスライスする
- 1Lの水を火にかけて沸騰したらアボカドの種を入れる
- 弱火で約10分。その後火を消して約20分煮出す
- (※1)公益社団法人 日本食品科学工学会
- アボカドの食物繊維およびポリフェノールの分析と機能解析 https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/55/3/55_3_95/_article/-char/ja/
- (※2)公益財団法人長寿科学振興財団
- ポリフェノールの種類と効果と摂取方法 _ 健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shokuhin-seibun/polyphenol.html
- (※3)一般財団法人 茨城県メディカルセンター
- アボカドは栄養の宝庫! でも食べ過ぎには要注意!(2017年2月) _ 一般財団法人 茨城県メディカルセンター http://imc.or.jp/
- (※4)公益財団法人長寿科学振興財団
- カリウムの働きと1日の摂取量 _ 健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/mineral-k.html
1. アボカドの種の食べ方:料理編
アボカドの種の食べ方は、気軽に挑戦できるものばかりだ。アボカドの種の味は果肉とは違って苦みが強いため、そのまま食べるのはおすすめしない。以下の食べ方を参考に、美味しく摂取してほしい。
アボカドの種チップス
1つ目はアボカドの種チップス。種を薄くスライスしてレンジで調理するだけの簡単おやつだ。種は半分に切ってから薄切りにするとスライスしやすいだろう。サクサクとした軽い食感で低カロリーなので、ダイエット中でも気にせずつまめるのが嬉しい。前述したようにアボカドの種は苦みがあるため、塩こしょうや粉末のコンソメ、好みのスパイスで味付けするとよい。
作り方
アボカドの種のふりかけ
次に紹介するのはアボカドの種のふりかけだ。ごはんやパスタにかけるだけで手軽に栄養を摂れるうえに、いつもの食事に取り入れやすい食べ方である。かつお節を加えるとよりなじみのある味になるだろう。そのほかにも、のり・ハーブソルト・カレー粉・ラー油など和洋中どの味付けでも可能なので、好みの味付けを見つけてほしい。
作り方
アボカドの種のトッピング
最後に紹介するのは、アボカドの種をローストしてトッピングとして使う食べ方だ。粉末にして料理やアイスの上に、また荒く砕いてサラダのトッピングやシリアルに加えるのもよい。いつも食べるものにふりかけるだけで、手軽に栄養が摂れるのも嬉しい。作るのに時間がかかるので、一度にたくさん作っておくとよいだろう。
作り方
アボカドの種は縦に筋が入っており、筋に沿って包丁を入れると切りやすい。種が硬い場合は薄切りにしてから一晩水に浸けておこう。
2. アボカドの種の食べ方:飲み物編
アボカドの種の食べ方には飲み物にするという手もある。手軽に栄養が摂れる食べ方で、ダイエット中にも活用できるのでぜひ試してみてほしい。
アボカドの種茶
まずアボカドの種を煮出してお茶にする方法を紹介する。ごぼうやふきのような香りで、えぐみもないので飲みやすいお茶である。アボカドの種には抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富。ポリフェノールは水に溶けやすい成分のため、煮出して飲むことによって栄養を余すことなく簡単に摂れるおすすめの活用法だ。(※1)(※2)
作り方
種茶の独特の香りはスープのコクになるので、出汁として使うこともできる。お好みの具材と味付けで身体によい一品を作ってみてはいかがだろうか。
アボカドの種のスムージー
続いてアボカドの種のスムージーを紹介する。クセのあるアボカドの種を、スムージーでほかの食材と一緒に摂ると飲みやすくなるので試してほしい。作り方は簡単で、アボカドの種・お好みの食材・牛乳・はちみつをミキサーで攪拌するだけ。食材をまるごと摂取できるスムージーは栄養価が高く、満腹感も得られるので朝食や小腹が空いたときになどによい。
たとえばアボカドの種・野菜・豆乳の組み合わせだとヘルシーなスムージーにもなるので、好みの食材で食べ方を楽しんでみてはいかがだろうか。
3. アボカドの種の食べ方:注意点
アボカドの種の食べ方を紹介したが、食べる際に注意する点がいくつかあるので紹介する。
アレルギー
天然ゴムに含まれるラテックスに対してアレルギーを持っている方は、アボカドの摂取に注意しよう。天然ゴム製品には、ゴム手袋・ゴム風船・絆創膏などがある。アボカドはラテックスと同じ抗原体を持っており、アレルギー症状を誘発するのだ。アボカドのほかにバナナやキウイフルーツなども同様である。
天然毒素「ペルシン」
アボカドの種と果肉はペルシンという天然毒素を含んでいる。毒素と聞くと食べられるか不安になるが、ペルシンは体内で無毒化できるため安心してほしい。無毒化できるとはいえ、未熟なものを食べ過ぎると身体の負担になるので適量を守って食べることが大切だ。
消化不良
アボカドの種と果肉には食物繊維や脂質が豊富。食べ過ぎると消化不良を起こして胃腸にも負担がかかってしまうため、食べ方に注意しよう。アボカドの脂質は良質なので、適量を摂取する分には問題ない。
アボカドはカロリーが高いため、1日1/2から1個を目安に食べるのがよいだろう。適量を摂取するぶんには身体によい効果をもたらすので、紹介した食べ方を参考にして普段の食事に積極的に取り入れてほしい。
4. アボカドの種の食べ方:栄養や効果
アボカドの種の食べ方や注意点を紹介したが、ここでは栄養素や効能について詳しく解説しよう。
食物繊維
アボカドの種は食物繊維が豊富だ。とくに水溶性の食物繊維が多く、その量は自然界の中で最も多いといわれている。食物繊維は腸内環境を整え、デトックス効果が期待できるため積極的に摂りたい栄養素だ。(※3)
カリウム
アボカドはカリウムが豊富な果物。カリウムは体内の余分なナトリウムを尿として排出するため、高血圧予防に効果的である。また水に溶けやすい性質を持つので、アボカドの種の食べ方の中でも種茶はカリウムを効率よく摂取できる活用法だ。(※4)
世界一栄養価が高い果物としてギネスブックにも認定されているアボカド。ここで紹介したように種にも栄養があるので、紹介した食べ方を活用して上手く食事に取り入れてほしい。
結論
アボカドの種は、普段の食事に取り入れやすくアレンジすると、美味しく手軽に栄養を摂取できることが分かった。栄養も摂れるうえにゴミも減るので一石二鳥である。この記事で紹介した食べ方を参考に、アボカドのまるごと調理に挑戦してみてはいかがだろうか。
(参考文献)