目次
- ※1〜※5※7※12出典:文部科学省 https://fooddb.mext.go.jp/
- ※6出典:公益社団法人 益田市医師会「里いもカレー」 https://www.masuda-med.or.jp/ishikai/info/742/
- ※8出典:医療法人社団勝榮会 いりたに内科クリニック「健康は食事から!~暑い夏こそ食卓にスパイスを~」 https://www.iritani.jp/
- ※9出典:一般社団法人Jミルク「冬こそあげよう!代謝力」 https://www.j-milk.jp/knowledge/nutrition/hn0mvm0000005wrn.html
- ※10※11※13出典:農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/zissen_navi/yun/message1.html
- ※12出典:文部科学省「食品群名/食品名: 調味料及び香辛料類/<香辛料類>/カレー粉」 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=17_17061_7
1. カレーでダイエットが出来る

カレーと聞くとルウもごはんもたっぷりで、太るというイメージを持っている人がいるようだ。まずカレーのカロリーとカロリーを調整する方法を紹介しよう。
カロリーを調整する
100gあたりのカレーのカロリー(※1、2、3)
ビーフカレー:119kcal
チキンカレー:131kcal
ポークカレー:116kcal
カレーの中でポークカレーが1番カロリーが低いことがわかるだろう。ダイエット中の人はチキンカレーよりビーフカレーやポークカレーを食べるのがおすすめだ。カレーそのもののカロリーをダウンさせたいなら、食材を置き換える方法がおすすめ。たとえばごはんを玄米にする方法だ。
100gあたりのカロリー(※4、5)
精白米/うるち米:342kcal
玄米:152kcal
玄米にするだけで、かなりカロリーダウンできることがわかるだろう。また、さといもやごぼうを使うカレーにするのもおすすめだ。さといもはいも類の中で1番エネルギーが低くてカリウムが多い(※6)。ごぼうは食物繊維が多く含まれているのは知られているが、アンチエイジングに効果が期待できるポリフェノールを多く含んでいる(※6)。また、カレーはルウが100gあたりで474kcalとカロリー高めなので、通常の半分量を使用してトマト缶やカレー粉で風味を増すのもありだ(※6、7)。
2. カレーのダイエット効果

子どもから大人まで好きな人の多いカレーだが、ダイエット効果は具体的にどのような働きがあるのだろうか。
脂肪燃焼効果
カレーにはクミンというスパイスが使用されている。クミンは脂肪燃焼効果が期待できるのが特徴だ(※8)。
新陳代謝をアップ
カレーに使用されるスパイス類は代謝力をアップする味方だ。働きは辛み成分が脳を刺激し、アドレナリンの分泌を促して新陳代謝を活発にする(※9)。
3. カレーダイエットのポイント

最後にカレーダイエットのポイントを紹介しよう。一部の男性は30歳代から肥満になる人がいるようだ。カレーダイエットのコツとは?
バランスの良い食材を選ぶ
肥満が気になる人はバランスのよい食事を食べることが大切である。主食・主菜・副菜のどれかが欠けたり、多すぎたりするとバランスが悪くなりがちだ。大切なのはカロリーに注意しながらバランスのよい食材を選ぶこと。とくに野菜はビタミンやミネラルの供給源で、豊富に含まれている食物繊維が健康に大切な働きをしている。外食時には意識してカレーを食べる前に野菜料理を一品プラスしたり、生野菜のみならず加熱した野菜も取り入れたりするのもおすすめだ(※10)。
また食べる量が少なすぎると身体が少ないエネルギーで、これまで通りの状態を維持しようと、食べ物の栄養吸収率を高めようとする。その状態でダイエットをやめると、体重が以前より増えてリバウンドする可能性がある。また、筋肉量が落ちて基礎代謝量が下がるため、太りやすい体質になりがちだ。食事量が少なすぎると必要な栄養を摂取できず、体調不良・肌荒れといった健康面に影響が出ることがある。さらに、誤ったダイエットを続けると拒食症や過食症のような摂食障害を引き起こす可能性がある(※11)。
スパイスから作る
市販のカレールウは油や小麦粉を使用して作られている。先述したようにカレールウのカロリーは100gあたりで474kcalと高めだ(※7)。カレー粉のカロリーは100gあたりで338kcalと、ルウと比べると136kcalも低い(※12)。一皿のカレーライスあたりのルウの使用量のカロリーは95kcalだ(※7)。また一皿のカレーライスあたりのカレー粉の使用量のカロリーは41kcalだ(※12)。ダイエットを意識するなら先述したようにカレールウを通常の半分量を使用して、カレー粉やスパイス、トマト缶で風味を増して作るのがおすすめだ。
意識して咀嚼する
カレーダイエットに限らずダイエットのコツのひとつが、噛むことを意識して食べることだ。噛んで食べることを意識すると、食事の量が少なくても満腹になったというサインが脳に伝わりやすい。食欲が抑えられるうえ、脳内物質が働いて内臓脂肪の分解を促す。一石二鳥のダイエット効果が期待できるうえ、だ液の分泌が増えて消化を助け、脳の活性化といった効果がある。食事はしっかりと噛み、ゆっくりと味わって食べることが大切だ(※13)。
結論
カレーダイエットのポイントを紹介した。復習になるがカレーダイエットで大切なことはカロリーを調整したり、食材を置き換えたり、バランスの良い食材を選んだり、スパイスから作ったり意識して咀嚼することだ。今後カレーダイエットをする機会があれば、ぜひ心がけてもらいたい。
(参考文献)