目次
1. カルパスとサラミの原材料の違い

カルパスとサラミは味や見た目はほとんど同じだが、原材料に違いがある。ここではカルパスとサラミの原材料の違いについて詳しく解説していこう。
発祥国と原材料
サラミはサラミソーセージとも呼ばれイタリアが発祥国だ。 原材料には豚肉や牛肉が使用されており、地域によって違いがあるがニンニクや食塩などで味付けがされている。カルパスはロシアが発祥国で、サラミの原料である豚肉と牛肉に鶏肉も加えて加工されている。ロシアでは「カルバサー」と呼ばれているが、日本ではパサパサした感じを連想させるので「カルパス」と名づけられている。また、サラミの一種にペパロニというものがあり、辛みやスパイスをきかせているのがサラミとの違いだ。ペパロニはおつまみ用などとしてもよく販売されている。
2. カルパスとサラミの規格の違い

カルパスとサラミには原材料や味付けなどだけではなく、セミドライとドライソーセージなど、規格による違いもあるのだ。ここではカルパスとサラミの規格による違いについて詳しく解説していこう。
セミドライとドライソーセージ
サラミはドライソーセージ、カルパスはセミドライソーセージだ。セミドライソーセージとは、原料を塩に漬けた肉を使用しており、水分が55%以下のものをいう。また、ドライソーセージとは、水分が35%以下のものを指すのだ。このように、原料だけでなく規格による違いもあるのだ。ちなみに、ペパロニはサラミと同じくドライソーセージに分類される。(※1)
3. カルパスとサラミを使う料理

カルパスとサラミの原料や規格による違いがわかったところで、今度はカルパスとサラミを使ったおすすめの料理を紹介しよう。
おすすめのアレンジ料理
カルパスとサラミを使ったおすすめのアレンジ料理はクラッカーピザだ。クラッカーの上にピザソース・玉ねぎ・チーズ・ピーマン・サラミなどをのせ、オーブンで焼くだけで簡単に作ることができるのだ。お酒のおつまみだけでなく、子どものおやつに最適である。また、おつまみだけではなく料理にもアレンジできる。おすすめはカルパスを使ったチャーハンだ。カルパスやサラミには塩やニンニクなどで味付けがされているため、少ない味付けでも美味しく食べられる。サラミを細かくカットして肉の代わりに入れるだけなので、簡単に作れるのも嬉しいポイントだ。
結論
カルパスとサラミのには原料や規格に違いがある。サラミは豚肉と牛肉を原料にしており、カルパスはさらに鶏肉を使っている。農林規格では、サラミは水分が35%以下のドライソーセージ、カルパスは水分が55%以下のセミドライソーセージに分類されている。また、料理やおつまみなどさまざまなアレンジをすることでより美味しく食べられる。この記事を読んで、カルパスやサラミを食べる際の参考にしてみてはいかがだろうか。
(参考文献)
※1参照:農林水産省「ソーセージの日本農林規格」