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テーブルの上のハーブ、スパイス、キュウリのクローズ アップとヨーグルトのソース

ヨーグルトを使った料理!肉や野菜のおかずから世界の料理まで紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2022年8月19日

ヨーグルトというと日本では、デザートやスイーツに分類されることも多いが、世界ではさまざまな料理に活用されている。今回はそんなヨーグルトと料理の関係を大調査。肉や野菜のおかずをはじめ、世界中で愛されているヨーグルトを使った料理について解説をしていこう。

  

1. ヨーグルトを使った料理:肉や魚のおかず

インドのタンドリーチキン
実はヨーグルトには、肉を柔らかくしたり、魚の臭みをとってくれる効果がある。これはヨーグルトが酸性であることが大きく関連している。ここではそんなヨーグルトの特性をいかした肉や魚のおかずをご紹介していこう。

チキン南蛮

ぱさつきがちな鶏胸肉もヨーグルトに漬けてから調理するとしっとりと仕上げることができる。これは胸肉が酸性に傾き、加熱調理しても水分が保ちやすくなるためだ。プレーンヨーグルトと塩、胡椒を混ぜたものに1時間~1晩漬け込んだ鶏胸肉を油で揚げて、タルタルソースと甘酢をかければ完成だ。

タンドリーチキン

インド料理ではプレーンヨーグルトがよく使われる。よく知られているのはタンドリーチキン。チキン南蛮同様、プレーンヨーグルト入りのベースに漬け込むことで肉がしっとりと仕上がる。
にんにく、しょうが、ガラムマサラ、カイエンペッパー、ターメリック、塩を混ぜたものに鶏肉を漬け込み、あとはグリルやフライパン、オーブンで焼くだけ。スパイスがない場合は、カレー粉で代用も可能。ケチャップを入れると子どもにも食べやすい、よりまろやかな味になる。

カジキマグロのソテー

魚もヨーグルトに漬け込んでから焼くことで臭みがおさえられ、より食べやすくなる。初心者におすすめしたいのは、取り扱いが楽なカジキマグロだ。
カジキマグロはあらかじめ塩をふり、15分ほど置いて余分な水気を拭き取っておく。プレーンヨーグルトに塩胡椒、オリーブオイルを混ぜた漬け込みダレにを1時間~1晩漬けて、焼き上げるだけで完成だ。漬けダレは拭ってから焼くと焦げにくい。ソースはシンプルなバター醤油はもちろん、ビネガーとバター、ケイパーやトマトソース、ハニーマスタードソースなどともよく合う。

サーモンのカルパッチョ

刺身用のサーモンをヨーグルトに漬けておくといつもよりぐっと味が締まり、生臭さがなくなる。プレーンヨーグルトに塩胡椒、オリーブオイルを混ぜたものに水気を拭き取ったサーモンとディルを加えて1晩漬け込んでおく。ソースにもヨーグルトを使うとさらに相性バツグン。漬けダレをよく拭き取り、スライスした玉ねぎなどとさらに盛ってソースをかければ完成だ。

2. ヨーグルトを使った料理:簡単な野菜のおかず

かぼちゃのサラダ
ヨーグルトは野菜料理ともよく合う。マヨネーズの代用品としてヨーグルトを使うテクニックを活用するとカロリーオフすることもできる。ここでは今すぐチャレンジできそうな簡単レシピをご紹介していこう。

かぼちゃのヨーグルトサラダ

いつもならマヨネーズで和えるところをヨーグルトとマヨネーズを半分ずつにすることで、カロリーオフがかない、さらにあっさりとしてより夏向きの味わいになる。かぼちゃを電子レンジで調理すれば、火を使わずに作ることもできる。フォークでざっくりと潰して、和えるだけととても簡単だ。かぼちゃ以外にさつまいもで作っても美味しい。刻んだ玉ねぎやレーズンなどを加えてアレンジしてもいい。

切り干し大根サラダ

切り干し大根など、乾物をプレーンヨーグルトのなかで戻すとしっとりとした仕上がりになる。さらに旨みが溶け出したヨーグルトもそのままソースに使えば、栄養を余すことなく取り入れることができる。千切りにしたきゅうりや貝柱の缶詰などとあえて、塩胡椒で味を調えれば、さっぱりとしたサラダに。白味噌とゴマを加えて胡麻和え風にしてもいいだろう。

3. ヨーグルトを使った料理:加熱した焼きヨーグルト

水切りヨーグルト
焼きヨーグルトとは水切りヨーグルトを焼いたものである。まるでモッツァレラチーズのような食感になると数年前に一部で流行したものだ。チーズ類よりリーズナブルなところも嬉しい。
作り方は簡単。ザルとボウルを重ねて、キッチンペーパーを敷き、ヨーグルトをその上に入れる。ラップをして1晩そのまま冷蔵庫に入れておく。時短で行いたい場合は、キッチンペーパーで包み上から重しをして、水切りをすると1時間ほどで水分が抜ける。水が切れたヨーグルトを耐熱容器に入れて焼けば焼きヨーグルトの完成だ。そのまま食べるのはもちろん、パンに塗ったり、サラダのトッピングにしたり、生ハムを巻いて食べたり...アレンジ力もバツグンだ。

4. 世界各地に色々ある!ヨーグルトの料理

トルコのラビオリ
日本のみならず、ヨーグルトは世界中で愛されている食品でもある。各国で料理に使われることもしばしばだ。今回は代表的な3ヵ国の料理をご紹介していこう。

トルコのヨーグルト料理

トルコ料理はヨーグルトなしでは語ることができないほど、ふんだんにヨーグルトが使われている。ケバブに添えたり、マントゥと呼ばれる水餃子のような料理やドルマのソースにもヨーグルトは欠かせない。そのほか、きゅうりとヨーグルトの冷製スープやヨーグルトとニンニク、ミントのディップなども定番だ。
トルコのヨーグルトは日本のものと同じく牛乳を使うものだけでなく、羊、ヤギ、水牛など、さまざまな種類がある。使用頻度が高いことから大容量パックで販売されていることも多い。日本のヨーグルトよりも水分量が少ないのが特徴で、こってりと濃厚な味わい。水切りヨーグルトと考えるとわかりやすい。クリーム感覚で使うこともできる。

ブルガリアのヨーグルト料理

ブルガリアもヨーグルトが料理に使われることが多い。基本的にはトルコと似ているところが多く、肉のソースや冷製スープが有名である。そのほか焼いたナスなどの野菜にスパイスの効いたヨーグルトソースをかけたり、コロッケにすることもあるという。
ブルガリアのヨーグルトは酸味が強いようで、そのままで食べる習慣はあまりないようだ。調理に使うことが主であるところも日本と異なるところ。

インドのヨーグルト料理

インドでもヨーグルトは定番的な食材だ。日本と共通して、そのまま食べることもある。インドの定食的存在ミールスにもヨーグルトが添えられていることもあり、ご飯にかけて食べるのも定番だ。そのほか、前述のタンドリーチキンに使ったり、ヨーグルトを使って作るカレーやラッシーのような飲み物にすることもある。ライタと呼ばれるヨーグルトサラダは、昨今日本でも見かけることが多くなった。
インドのヨーグルトは酸味がやや強め。食感は日本のものと似ている。スーパーでも購入できるが自宅で作る人も多いようだ。

結論

ヨーグルトはそのまま食べたり、デザートにするだけでなく、料理に使うこともできる。トルコやブルガリア、インドでは欠かすことのできない調味料と捉えられているようだ。ヨーグルトを使った料理はさっぱりとした味わいになるので、これからの季節にぴったり。ヨーグルトを料理に使って、いつもとは違う味わいを楽しんでみては?
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  • 更新日:

    2022年8月19日

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