目次
- ※1出典:株式会社わかさ生活「クコ」 https://himitsu.wakasa.jp/contents/kuko/
1. クコの実のシンプルな食べ方

最初にクコの実の食べ方を紹介しよう。クコの実は中国で薬膳料理に使ったり、普段の食事に取り入れたり、スープやドライフルーツ、デザート、おかゆ、お茶、お酒に用いたりと食べ方はさまざまだ。クコの実を美味しく味わえる具体的な食べ方を解説しよう。
そのまま楽しむ
トマトのように赤い色で乾燥しているクコの実はそのまま食べてOKだ。日本ではクコを漢方薬として利用することが多く、乾燥させた果実を枸杞子(くこし)、根皮を地骨皮(じこつひ)葉を枸杞葉(くこよう)と呼び、生薬として利用される。とくに枸杞子は肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぎ、ホルモンの分泌を盛んにする働きがあり、地骨皮は血糖値や血圧を下げ、解熱作用があるという(※1)。
トッピングする
クコの実の食べ方のひとつが、トッピングする料理だ。とくに真っ白なココナッツゼリーの上にトッピングしたり、おかゆや茶碗蒸しの上にのせたり、コーンスープの上に散らすと、色あざやかで見た目が美しい。
2. クコの実を飲み物に入れる食べ方

クコはルチン・タンニンのようなポリフェノールをはじめ、ビタミンC、色素成分のゼアキサンチンが豊富に含まれ、これらの成分は強い抗酸化作用がある(※1)。抗酸化作用とは喫煙や紫外線、ストレスのような生活するうえで発生する活性酸素を除去して身体が酸化することを防ぐ働きのことだ(※1)。そのまま食べたりデザートにトッピングしたりして食べることの多いクコの実だが、ドリンクに使用して飲むのもありだ。具体的な食べ方を紹介する。
ドリンクに合わせる
クコの実は、お茶やジュース、お酒、スープに入れて飲んでも美味しい。たとえば緑茶と菊花茶のブレンドティーにクコの実をあわせると、緑茶の香りやクコの実のやさしい風味が菊花の味を引き立て、ティータイムにおすすめの飲み物だ。また、クコの実を浸水させてからブレンダーで撹拌し、オレンジやレモン、りんご、マンゴーと一緒にジューサーにかけるクコの実のジュースも濃厚で美味しい。
3. クコの実をペーストにする食べ方

最後にクコの実をペーストにする食べ方を紹介しよう。
ソースやクッキーにも使える
クコの実入りトマトソース
クコの実はソースやクッキーなどのペーストにして使うのもありだ。たとえばクコの実を白ワインをまぶしてもどし、玉ねぎやにんにく、トマト缶と一緒にミキサーに入れて、なめらかになるまで撹拌する。あとは塩こしょうで味をととのえれば、クコの実入りトマトソースの完成だ。作り置きしておくとパスタやスープを作るときに、パパッと使えて便利である。
万能クコの実ソース
クコの実を水に浸してやわらかくし、ブレンダーでペースト状にしてメープルシロップ、レモン汁、白だし醤油、塩と合わせてソースにするのもありだ。甘酸っぱくてさわやかなソースで、チキンやイカのフリッター、餃子に合わせて食べると美味しい。
クコの実の寄せもの
クコの実を先述したようにペースト状にして砂糖やレモン汁、ゼラチンと混ぜ、冷やしかためてから寄せものにして食べるのもありだ。とくにいつもとは違うクコの実料理を食べたいときにおすすめ。ひんやりとした美味しさで暑い夏に食べるのにぴったり。
ちなみにクコに豊富に含まれているビタミンCは、丈夫な血管・筋肉・肌・骨を作るコラーゲンの合成に欠かせない成分だ(※1)。
結論
クコの実の食べ方を紹介した。生のまま食べるのはもちろん、スープやドライフルーツ、おかゆ、お茶、デザートに用いるなど食べ方はさまざまだ。これまでトッピングのみだけで食べていた人も紹介した方法で味わってみてはいかがだろうか。
(参考文献)