目次
- ※1 独立行政法人農畜産業振興機構 機能性食品としての野菜 https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/wadai/0504_wadai1.html
1. 野菜の食べ過ぎによる身体への影響

野菜は不足すると身体によくないが、食べ過ぎても身体に影響はないと思っている人も多いだろう。しかし実は、食べ過ぎると身体へ悪影響だ。野菜の食べ過ぎによる身体への影響を見てみよう。
栄養バランスが偏る
野菜を食べ過ぎてしまうと、栄養バランスが偏ってしまう。野菜にはタンパク質など不足している栄養素があるので、それらを補うためにもほかの食材を取り入れたバランスのよい食事を心がけることが大切だ。
胃腸の調子が悪くなる
野菜は食物繊維を豊富に含んでいる。食物繊維を摂り過ぎてしまうと、体内でうまく栄養素の消化吸収が行われなくなり胃腸の調子が悪くなることがある。とくにキャベツや玉ねぎ、たけのこなどの野菜は、一度に大量に食べてしまうと下痢や便秘などを引き起こすことがあるので、注意しよう。
2. 野菜の食べ過ぎにならない量

野菜は食べ過ぎないように適量を摂取するようにしたい。野菜の一日の摂取量の目安をチェックしてみよう。
一日の摂取量
野菜の一日の摂取量の目安は350gだ。日本人の一日あたりの野菜の摂取量は年々減少している傾向にあるが、食べ過ぎても身体に悪影響を及ぼしてしまうので、350gを目安に食べるようにしよう。(※1)
3. 野菜を食べ過ぎずに適量摂るメリット

野菜は適量を摂ることで、野菜の持つさまざまなメリットを得ることができる。野菜の持つ機能性について紹介しよう。
機能性について
野菜は、種類によってさまざまなメリットを持っている。キャベツやカリフラワー、にんじん、トマト、ほうれん草などにはガン予防の機能性があるとされている。ほかにもアスパラガスや玉ねぎ、生姜などには腸内環境を改善する作用が期待できる。さらに脂質代謝改善効果を期待するなら、大豆や落花生、にんにくなどがおすすめだ。ほかにも肥満予防には唐辛子やインゲン豆、抗酸化作用には玉ねぎやトマト、にんにくがいいだろう。免疫系にはトマトやシソやインゲン豆、血小板には生姜や玉ねぎ、ニンニクなどがいいという。野菜は種類によってはいくつもの機能性を持っているものもあるので、いろいろな野菜をバランスよく摂るとさまざまな機能性が期待できる。(※1)
結論
野菜は不足してもよくないが、食べ過ぎてしまってもデメリットがある。そのため、一日の適量を守って摂取するのがいいだろう。また、野菜はさまざまな機能性を持っているので、摂取量を守れば、身体へのメリットを得ることができる。しかし野菜だけでは足りない栄養素が出てくるので、バランスよい食事を心がけることで、より野菜の持つ健康効果が期待できるようになるだろう。
(参考文献)