目次
1. いももちの簡単な作り方

いももちの基本の材料は、じゃがいも、塩、片栗粉の3つのみだ。片栗粉を加えることでよりもちもちとした食感に仕上がるが、片栗粉なしで作ることもできる。また、じゃがいもの種類は男爵いもが定番だが、ほかの品種でも問題ない。簡単ないももちの作り方を紹介しよう。
基本的な作り方
1.じゃがいもを茹でて潰す
じゃがいもと水を鍋に入れて火にかけ、やわらかくなるまで茹でる。または、茹でずに電子レンジで加熱してもよい。粗熱が取れたら皮を剥き、塩をふってマッシャーで潰す。
2.片栗粉を加えて混ぜる
潰したじゃがいもに少量の水を加え、片栗粉を入れて混ぜる。じゃがいもが熱いと片栗粉が固まりやすくなるため、粗熱が取れた状態で加えよう。片栗粉の量は、じゃがいもの重量の10%を目安にするとよい。また、片栗粉の一部を小麦粉に置き換えると、なめらかな食感になる。(片栗粉も小麦粉も使用しない場合は、まとまりをよくするためにじゃがいもをよくすり潰しておく。)
3.丸く成形する
2を適量手に取り、丸めてから平らに潰しながら形を整える。食べやすいサイズの、平たいまんじゅうのような形状にするのがポイントだ。
4.フライパンで焼く
熱したフライパンにバターかサラダ油をひき、いももちを焼く。中火で片面3分ずつを目安に、両面に焼き色がつくまで焼けたら完成。
2. いももちを簡単アレンジで美味しくする方法

基本のいももちは、塩のみで味付けされたシンプルで素朴な味わいが特徴だ。そのため、具材を入れたりタレを絡めたりと、さまざまな食べ方を楽しむことができる。アレンジ次第で味がガラッと変わり、飽きずに食べられるのも魅力である。
自由度の高いおやつ
いももちのおすすめの食べ方や簡単にできるアレンジ方法を紹介しよう。
甘辛タレでみたらし風に
醤油、砂糖、水、片栗粉を混ぜて火にかけると、甘辛いタレができる。いももちにかけると、みたらし団子のような味わいを楽しめる。タレに唐辛子を加えてピリ辛風味にしても美味しい。タレをつけてからごまをまぶすのもおすすめだ。
チーズinいももち
いももちを成形する際に、なかにチーズを入れる。焼くとチーズがとろけて、じゃがいもとマッチして美味しい。ピザ用チーズやモッツァレラチーズ、カマンベールチーズなどが合う。
磯辺焼き風いももち
青海苔を混ぜ込んでから焼いたり、焼いたいももちを海苔で挟んだりする簡単なアレンジだ。海苔の風味が美味しい、磯辺焼き風のいももちになる。
揚げいももち
いももちを焼く際に多めの油で揚げ焼きにすると、表面がカリッとして美味しくなる。チーズを入れたいももちを揚げ焼きにするのもおすすめだ。
いももち汁
いももちを汁物の具材にすると、食事としても楽しめる。いももち自体が素朴な味わいのため、和風のすまし汁や豚汁、中華スープ、コンソメスープなどさまざまな汁物に入れて美味しく食べられる。
3. いももちはさつまいもでも簡単に作れる

基本のいももちの原料はじゃがいもだが、ほかの食材で作られることもある。さつまいもの名産地である徳島県では、さつまいもで作った生地で小豆餡を包んだいももちが郷土料理として親しまれてきた。また、北海道ではかぼちゃで作る場合もあるという。じゃがいも以外でいももち作りに挑戦するのも楽しそうだ。
じゃがいも以外でも手軽
基本的な作り方はじゃがいものいももちと同様である。茹でて潰したさつまいもやかぼちゃを潰して片栗粉や餅粉などと混ぜ合わせ、成形する。徳島県のさつまいものいももちはなかに餡を入れて焼かずにそのまま食べるが、じゃがいものいももちのようにフライパンで焼いても美味しい。
さつまいもやかぼちゃで作ったいももちにはほんのり甘みがあるため、スイーツ感覚で食べるのもよいだろう。
結論
いももちは、じゃがいもと塩、片栗粉のみで作れる簡単な食べ物である。おやつとしてだけでなく、おつまみや食事として食べても美味しい。素朴な味わいのためアレンジしやすく、飽きずに食べられる。また、さつまいもやかぼちゃで作るのも簡単で美味しい。さまざまな味のいももちを楽しんでみてはいかがだろう。