『甘栗』が高カロリーなのにダイエットに人気なのはなぜ？その驚きの理由とは？ダイエット中に食べるコツも紹介

甘栗は小ぶりでひと口で食べられるので、ついつい手が進んでしまい食べ過ぎてしまう。そんな甘栗のカロリーをチェックしてみよう。

甘栗のカロリーは、100gあたり207kcalだ。1粒は5gほどなので10kcalになる。（※1）

・クラシエ　甘栗むいちゃいました

手軽に食べられる甘栗の代名詞でもある「甘栗むいちゃいました」のカロリーは、35g入りで65kcal、75g入りで140kcalになる。（※2）

・セブンイレブン　有機むき甘栗

セブンイレブンでは有機むき栗を使った甘栗を販売している。小袋になっているので、食べる分ずつ取り出しやすい。カロリーは80g入りで152kcalだ。（※3）

甘栗は、それほどカロリーが低い食品とはいえない。甘栗は1粒あたり10kcal（※1）ほどだが、白米茶碗1杯150gのカロリーは240kcalである。（※4）つまり甘栗24粒ほどで白米茶碗1杯分と同様のカロリーになるのだ。甘栗を20粒以上食べることはそうそうないかもしれないが、その美味しさあまり、ついつい手が止まらなくなってしまうこともあるだろう。甘栗はそれ相応にカロリーの高い食品なので、食べ過ぎには注意が必要になる。

甘栗は、カロリーだけではなく糖質も高い。甘栗の糖質は100gあたり40gになる。（※1）甘栗は糖質制限をしている人には注意してもらいたい食べ物だ。

甘栗はカロリーや糖質が高いので、ダイエットには適していないように思える。しかし、甘栗はダイエットに不向きとは必ずしも言えない存在だ。甘栗がダイエットに人気の理由を紹介しよう。

甘栗は、食後血糖値の上昇度を示す指標であるGI値が、ごはんやパンなどと比べると低い。GI値が低い食品を摂ることで、食後の血糖値が急激に上昇しにくくなるため、肥満や糖尿病などのリスクが軽減されるのだ。（※5）

甘栗は食物繊維を豊富に含んでおり、その量は100gあたり8.5gである。（※1）食物繊維には、腸内環境を改善し、お腹の調子を整えてくれる効果が期待できる。（※6）

甘栗は、カロリーが高いが噛み応えがあるので、少量でも満足感を得られやすい。つまり食べ過ぎなければ、ダイエットに適しているのだ。

甘栗は、豊富な栄養素を含んでいる。先程紹介した食物繊維のほか、ビタミンCやビタミンB群などのビタミン類、そしてカリウムなどが豊富だ。（※1）噛みごたえがあり腹持ちがよいだけでなく、ダイエット中に不足しがちなさまざまな栄養素を補給できるのも魅力だろう。

カロリーを気にするダイエット中でも、食べ方によっては甘栗をうまくダイエットに活用できる。最後に、ダイエット中に甘栗を食べるコツを見てみよう。

ダイエット中に甘栗を取り入れるなら、栗ごはんがおすすめだ。白米に栗を加えることで、食べ応えをプラスすることができるからだ。さらに、食物繊維やビタミン類など、さまざまな栄養素を摂取できるのも魅力だろう。栗ごはんは和栗を使って作る場合が多いが、甘栗で作るレシピも存在する。なお、栗ごはんはそれ相応にカロリーが高いので、食べすぎには注意しよう。

甘栗は、食べ応えもあり満腹感を得やすい食べ物だ。そのため、食前に数粒食べておくことで、満腹中枢が刺激され、食事の量を減らすことができる。甘栗を食べる際は、食前に食べるのもおすすめだ。

甘栗は、カロリーや糖質が高く一見ダイエットには適していないように思える。しかし甘栗は、GI値がそれほど高くなく、少量でも満腹感が得られやすいので、食べ方によってはダイエット中に取り入れることが可能なのだ。甘栗をダイエットに取り入れる際は、食べ過ぎに注意することが大切になる。甘栗はスーパーやコンビニで手軽に購入できるので甘栗の持つ効果を上手に取り入れてみよう。

（参考文献）