目次
1. 飴のカロリー量
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まず飴のカロリーについて解説する。カロリー量を知っておくと、1日の食事の摂取カロリーと兼ね合わせて健康管理がしやすいだろう。
1粒あたりのカロリー
飴にはたくさんの種類があるためそれぞれカロリー数が違うが、だいたい1粒あたり4gで16kcal前後だ。5粒(20g)で30代男性の1日の推定エネルギー必要量の3%(※1)が摂取できる。一方で、飴の原材料のほとんどを占める砂糖(糖質)は、体内で分解されてブトウ糖となり、人間の活動をつかさどる脳の大事なエネルギー源になっている。疲れたときに甘いものが食べたくなるのは、仕事などで頭を使って疲れた脳を癒やすためでもあり、理にかなっているといえるだろう。
とはいっても、ミルクやバターなどが入った濃い味の飴はほかの飴より高カロリーなため、糖質の摂りすぎに注意しよう。
参考までに、市販の飴1粒あたりのカロリーランキングを紹介する。
1位 4.2kcal 鼻・のど甜茶飴/森下仁丹
2位 10kcal 小梅/ロッテ
2位 10kcal ノンシュガー マヌカ蜂蜜のど飴/春日井製菓
4位 10.5kcal 龍角散 のどすっきり飴/龍角散
5位 11kcal サクマ式ドロップス/サクマ製菓
2. 飴のカロリーで太らないために

疲れたときや空腹をまぎらわせるために飴を食べることもあるが、飴は糖質が高いためダイエットには不向きな食べ物だ。ではその原因を解説する。
太る原因
飴が太る原因は、飴の原材料にある。飴はほとんどが砂糖でできているため糖質の高い食べ物だ。糖質は、血糖として身体のエネルギー源となり体力アップにもつながる重要な栄養素だが、過剰に摂取すると内臓脂肪に変化して体内に貯蔵される。(※2)これが飴の太る原因だ。
また、飴は口の中で溶かしながら食べるため、次から次へと食べてしまう方も多いだろう。咀嚼しない飴は脳の満腹中枢が刺激されにくく、糖質の過剰摂取へとつながるのだ。飴1粒だとカロリーや糖質は低いが、たくさん食べることは太る原因になるので注意してほしい。
太りにくい食べ方
ダイエット中でも口寂しいときに飴を食べたい、という方もいるだろう。そんな方のために飴の太りにくい食べ方を紹介する。
糖質の過剰摂取は太る原因になると前述したとおり、血糖値の急上昇を防ぐことが太らない飴の食べ方のカギである。空腹時の糖質摂取は血糖値の急上昇が起こりやすくなるため、飴と一緒にチーズなどのたんぱく質や脂質の多いナッツなどと組み合わせて食べるのがおすすめだ。(※3)血糖値の急上昇を防げるうえに腹持ちもよくなるので参考にしてほしい。
3. 飴のカロリーは災害時に役立つ

口寂しいときやのどが痛いときに食べたくなる飴だが、そのほかに災害時に非常食として役立つのをご存じだろうか。その理由を説明する。
栄養の急速補給ができる
飴に豊富に含まれる糖質は、災害時に不足しがちなエネルギー補給に役立つのだ。糖質が体内で分解されたブドウ糖は疲労回復を促進し、気力の持続にも効果的である。
さらに水なしで手軽に食べられるほか、保管場所に困らない・保存性に優れているなど災害時において重要なメリットを兼ね備えている。家にある防災グッズの中に飴を入れておくと安心だ。
結論
飴のカロリーと太る原因を紹介した。飴の糖質は摂りすぎると太る原因になるが、非常時には手軽に摂取できるエネルギー源として役立つことが分かった。持ち物の1つとしてカバンに入れておくと、いざというときの救世主になるかもしれない。
(参考文献)
(※1)厚生労働省
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Pdf内34ページ目
(※2)一般財団法人 オーソモレキュラー栄養医学研究所
糖質 - オーソモレキュラー栄養医学研究所
(※3)一般財団法法人 日本予防医学協会
食欲の秋!糖質は減らしすぎない! _ 健康づくりかわら版