目次
- フライパンに1cm程度の水を入れる
- 卵を入れて、ふたをして火にかける
- 沸騰したら3分程度加熱し、火を止める
- そのまま3分程度放置する
- 卵をアルミホイルで隙間ができないよう包む
- 包んだ卵をマグカップに入れ、かぶる程度の水を注ぐ
- ラップをふんわりとかぶせ、電子レンジで加熱する(目安:500Wで5分)
- マグカップに入ったまま5分ほど置く
- 炊飯器に米と水をセットする
- 水で洗った卵を米のうえにのせる
- いつも通り炊飯する
1. ゆで卵を時短で作る方法

一般的なゆで卵は、鍋に卵が浸かる程度の湯を沸かし、卵を入れて好みの硬さに合わせて7~10分ほどゆでて作られる。しかし時短の方法なら、湯を沸かす時間とゆで時間を節約することができる。まずは、フライパンを使ってゆで卵を作る方法を紹介しよう。
方法とポイント
水の量が少ないため、沸騰までに時間がかからず6~7分程度で完成する。水と卵を入れてから火にかけ、沸騰してから時間を計るのがポイントだ。上記の方法では半熟のゆで卵となるが、加熱時間を6分程度に延ばせば固ゆでもできる。卵1~2個程度の場合は、小鍋におたま約1杯分の水を入れ、同様の方法で作るとよい。
2. ゆで卵の時短レンジ調理

ゆで卵は、電子レンジで作ることもできる。火を使わずに時短で作れるため、忙しいときやコンロが埋まっているときにも役立つ方法だ。
レンジ調理のポイント
電子レンジでゆで卵を作る際は、必ずアルミホイルで包んだ卵を水に漬けた状態で加熱するのがポイントだ。理由は下記の通りである。
デメリットと注意点
電子レンジで食品を加熱すると、マイクロ波により食品の内部に水蒸気が発生し、熱膨張が起こる。卵のように殻と膜で覆われている食品の場合、加熱すると内部で膨張した水蒸気により圧力が加わり、爆発してしまう。そのため、殻付き卵をそのまま電子レンジ加熱するのはNGだ。アルミホイルで卵を包むのは、マイクロ波を遮断し爆発を防ぐ目的があるのだ。
包み方と水の量に注意
マイクロ波を確実に遮断するために、卵に隙間ができないようしっかりとアルミホイルで包もう。さらに、水に入れた状態で加熱することも重要である。アルミホイルを直接加熱すると発火のおそれがあるからだ。必ず卵がかぶる程度の水を加えてから加熱しよう。水から伝わる熱により、爆発することなくゆで卵を作ることができる。
複数個作る場合には不向き
電子レンジでゆで卵を作る場合、加熱時間は個数に比例する。1個なら5分と時短でできるが、2個なら10分、3個なら15分と長時間になってしまうというデメリットがあるのだ。一度にたくさん作りたい場合は、フライパンで茹でる方法のほうがよいだろう。
3. ゆで卵の時短炊飯器調理

ほかの調理と同時にできる方法でおすすめなのが、炊飯器でゆで卵を作る方法だ。単純に炊飯器で卵をゆでてもよいが、米を炊きながらゆで卵を作る方法ならより時短になる。
炊飯器調理のポイント
この方法なら、ごはんが炊けると同時にゆで卵もできあがる。ゆで具合の調整はできないが、わざわざゆで卵を作る手間が省けて便利だ。ただし、卵の殻と米が密着してしまうというデメリットがある。衛生面が気になる場合は、卵をラップやアルミホイルで包んでから入れるとよいだろう。米が殻にこびりつくことがないため、殻も剥きやすくなる。
4. ゆで卵を時短で剥く方法

ゆで卵を作るのは簡単だが、意外とネックなのが殻剥きである。うまく剥けずに時間がかかったり、見た目が悪くなってしまったりするケースは少なくない。そこで時短でつるんとキレイに剥くコツを紹介しよう。
しっかり冷やすことが基本
ゆで卵の殻が剥きにくい原因の一つは、加熱後の冷却が足りないことだ。そのため、ゆで卵を作ったら冷水に浸けてしっかり冷やしてから剥くとよい。
ゆでる前のひと工夫
また、卵のお尻には気室という空洞のような部分がある。ゆでる前に、この気室の部分に少し穴を開けておくことで、殻と白身の間に空気が入り込み、剥きやすくなる。膜を傷つけない程度に軽く叩いてヒビを入れるか、市販の器具を使用して穴を開けるとよいだろう。
転がして全体にヒビを入れる
固ゆで卵の場合は、軽く圧力をかけながら転がすことで、全体にヒビを入れてから剥く方法もおすすめだ。殻が外れやすくなり、つるんと剥ける。
結論
ゆで卵を時短で作る方法として、少量の水とフライパンでゆでる方法、電子レンジ調理、炊飯器で米と一緒に炊く方法の3パターンを紹介した。それぞれメリットやデメリットが異なるため、個数や好みの仕上がりに合わせて選び分けるとよいだろう。ゆで卵を気軽に作り、食事作りに役立ててほしい。