- 鍋にバターを入れ弱火にかけ、溶けはじめたところで小麦粉を入れる
- 木べらで全体をかき混ぜ、炒める。このとき、焦がさないようにすること
- 徐々に艶がでてきて、ふつふつと沸騰してくる。木べらで底をかいて、後が残らなくなったら
- 牛乳を一気に入れる
- 泡立て器に持ち替え、よく混ぜ、とろみがついてきたら完成
- シーフードミックスとほうれん草
- シーフードミックスとじゃがいも
- 生鮭とブロッコリー
- タラと長芋
1. マカロニなし!基本のシーフードグラタンの作り方
シーフードグラタンは難易度が高いと考えられがちだが、実は簡単に家で作ることもできる。ちょっとしたコツをマスターすれば、とても簡単、しかも本格的な味わいになる。プロのような味わいになるコツを含めて、基本の作り方について解説をしていこう。
シーフードグラタンの材料
シーフードグラタンとは、シーフードを具材にしたグラタンのことである。グラタンのルーツはフランス料理で、バター、小麦粉、牛乳から作られたホワイトソースに肉や魚、マカロニなどを加えてオーブンで焼きあげる料理である。フランス料理では、ホワイトソースはベシャメルソースと呼ばれている。
一般的にシーフードグラタンに使われるのはエビやホタテ、イカ、またはそれらの入ったシーフードミックスだが、生鮭やタラなどの魚でも旨い。
今回は基本ということで、エビやホタテ、イカで作るシーフードグラタンをご紹介していこう。材料はシーフードとマッシュルームなどのきのこ類、玉ねぎ、ホワイトソースに使うバター、小麦粉、牛乳、塩胡椒、そして仕上げのチーズだ。
作り方1.具材の下ごしらえ
シーフードは、下ごしらえをしっかりと行う必要がある。逆にここを怠ると生臭い仕上がりになってしまう。シーフードミックスの場合は、塩水に入れて解凍するとぐっと生臭さがおさえられる。解凍後は、しっかりと水を拭き取ってから使うこと。
エビ、ホタテ、イカを買ってきて使う場合は、それぞれ下ごしらえが必要である。エビは皮をむいて、背ワタを取り、塩水で洗って水気を拭き取る。ホタテは刺身用のものであれば、そのまま使うことができる。ボイルタイプであればそのままでOK。水分がでているようであれば、拭き取ること。イカは胴と足を外し、キッチンペーパーを使って皮をむく。よく洗ってこちらも水気をしっかりと拭き取り、食べやすい大きさにカットする。グラタンの場合は、ゲソは使わないことが多い。
そのほか玉ねぎは薄切り、マッシュルームはシーフードに合わせた大きさに切り揃える。
作り方2.ホワイトソースを作る
ホワイトソースは難しいと思われがちだが、実はとても簡単に作ることができる。バターと同量の小麦粉を炒めてルーを作り、そこに8倍の冷たい牛乳を入れて混ぜ合わせるだけ。
作り方3.具材を合わせる
フライパンで、玉ねぎとマッシュルーム、シーフードを炒める。塩胡椒をしつつ、火が通ったところで、白ワインを加えて、アルコールを飛ばす。火から下ろしてホワイトソースの鍋に戻し入れて、全体を混ぜてグラタン皿に盛り付け、たっぷりとチーズを縁まで飾る。
ちなみにシーフードを炒めたときに出る旨みが味の決め手なので、ここで出た旨み(水分)はゴムベラでしっかりとすべてホワイトソースのなかにいれるのが、美味しさアップのコツ。
作り方4.オーブンで焼く
あとはオーブンに入れて焼くだけである。オーブンによって、時間や温度はまちまちだが、大体180℃で10分程度。オーブントースターでもいい。中身は火が通っているので、チーズが溶けてこんがりとした焼き色が付けばOKだ。サクッとした食感をプラスしたい場合は、チーズと一緒にパン粉を散らしてもいい。
マカロニを入れる場合
マカロニを入れる場合は、別でマカロニを茹でておき、作り方3で他の材料とともに加えるだけ。ペンネなどのショートパスタでもいい。
2. シーフードグラタンにおすすめの具材
基本のシーフードグラタンはエビ、ホタテ、イカ、たまねぎ、マッシュルームだ。しかし、前述の通り、シーフードと一口にいってもさまざまな種類があるので、アレンジも可能である。さらに玉ねぎやマッシュルーム以外にもほうれん草やじゃがいも、しめじや舞茸、長芋、ブロッコリー、カリフラワーなど、相性のいい野菜はたくさんある。
これらはほんの一例なので、自分好みの具材でチャレンジしてみよう。
3. シーフードグラタンの人気アレンジ
ここまでは基本のシーフードグラタンについて解説してきたが、ここからはシーフードグラタンのアレンジ術をご紹介していこう。より簡単に作る方法からヘルシーに作る方法まで、幅広く解説していく。
ホワイトソース缶で作る簡単シーフードグラタン
難しくないとはいえ、平日の夜、仕事から帰ってきてホワイトソースを作るのはなかなか難しい...
そんな人は割り切ってホワイトソースの缶詰を使ってシーフードグラタンを作ろう。
作り方は、上記の2番を省くだけ。カニカマやボイルエビ、ホタテを使って、火を使わずに電子レンジとオーブンだけで作ることも可能である。
生クリームのシーフードグラタン
牛乳の半分を生クリームに替えるとより濃厚なシーフードグラタンになる。リッチな味わいなので、こちらはマカロニを入れずに作るのがおすすめだ。少しニンニクを効かせてもいいだろう。
豆乳のシーフードグラタン
よりヘルシーに、糖質オフしたグラタンを作りたいのなら、豆乳を使うのがおすすめ。牛乳の代わりに豆乳でホワイトソースを作るので、味わいもさっぱりとしている。
4. シーフードグラタンの日の献立アイデア
シーフードグラタンは、マカロニを入れると主菜と主食を兼ねた存在になる。この場合は、スープやサラダを添えれば献立完成だ。逆にマカロニを入れない場合は、スープやサラダ以外にご飯やパンを添えるといいだろう。
マカロニ入りシーフードグラタンのおすすめ献立
マカロニが入ったシーフードグラタンには、野菜がたっぷりと入ったミネストローネやコンソメスープをセットにするといい。グリーンサラダはレタスやベビーリーフを使ったシンプルなものでOK。より簡単に済ませたいという日は、カットしたきゅうりと洗ったミニトマトなどのサラダにしてもいいだろう。
マカロニなしシーフードグラタンの献立
マカロニなしのシーフードグラタンには、ホワイトソースをつけて食べられるようバゲットやカンパーニュなどの食事パンを用意するといいだろう。スープとサラダは上記と同じでOK。グラタンをオーブンに入れている間に、もう一品作りたい、そんなときはラタトゥイユやアスパラのホットサラダなどがおすすめだ。
結論
シーフードグラタンは、シーフードの下ごしらえをしっかりと行えば、プロのように美味しく作ることができる。エビやホタテ、イカやシーフードミックスはもちろん、生鮭やタラ、牡蠣など、さまざまな具材で楽しむことができるので、自分好みのアレンジとレシピを見つけて楽しんでみてほしい。