1. 献立別:パスタに合う副菜
パスタを中心に献立を考えるとき、皆さんはどんなメニューを思い浮かべるだろう?ここでは基本となるスープ、サラダ、さらにおかずと副菜の種類に分けてご紹介していこう。それぞれをつけてもよし、複数つけてさらにボリュームアップさせることも可能だ。
パスタに合うスープ
ランチを食べるとき、パスタを選ぶとスープがついてくることが多い。この点からもわかるようにスープはパスタの副菜にぴったりの存在だ。簡単に1品プラスしたい、そんな場合はスープがおすすめだ。
シンプルなコンソメスープに残り野菜を千切りにして加えたもの、ゴロゴロとした季節野菜のスープなど、比較的どんなスープでも合う。作るのが難しい場合は市販品を活用してもいいだろう。
パスタに合うサラダ
サラダもまたパスタの合いの手になることの多いメニューである。ランチはもちろん夕ごはんのときにもサラダがあるとぐんとバランスがよくなる。
温かいパスタには冷たいサラダ、冷たいパスタには温かいサラダと温度感に差をつけるとよりメリハリがつく。ランチや忙しいときにはシンプルなグリーンサラダやトマトサラダ、少し時間があるときにはボリューム満点のコブサラダなど、シーンに合わせてアレンジするのもよさそうだ。
パスタに合うおかず
夕食の場合、パスタだけでは満腹にならない...そんな人もいるかもしれない。そんな場合は、パスタに合わせた肉系、魚系のおかずを用意するといい。
パスタがイタリア料理をベースにしていることもあるので、欧風の味付けにするのがおすすめだ。肉のソテーにマスタードソースを合わせたもの、魚のカルパッチョやフリット、より手をかけるなら赤ワイン煮込みもいいかもしれない。
2. 味付け別:パスタに合う副菜
一口にパスタといってもクリームソースパスタと和風パスタでは、まるで違った存在である。パスタの味付けに合わせて、副菜を選ぶと献立にぐっとまとまりが生まれる。ここではパスタに合う副菜を味付け別にレクチャーしていこう。
クリームパスタに合う副菜
クリーム系のパスタは濃厚さがウリ。ここにさらに濃厚な味を合わせるとどうしてもやり過ぎになってしまうので、あっさり系を合わせるのがおすすめだ。
乳製品を使わないスープ、オニオンスライスやグリーンサラダ、シンプルなソテーやグリル、魚のカルパッチョ、このあたりがおすすめだ。どれもワインビネガーや柑橘類で、さりげなく酸味を効かせるとクリームソースとの味わいにメリハリがつく。
たらこパスタに合う副菜
たらこパスタは日本生まれのパスタである。このため、和風や中華など、家庭料理の副菜にもよく合う。
前述のスープやサラダ、おかずなどを合わせるのももちろんいいが、きんぴらごぼうや茹で鶏などの作り置きを合わせてもいいだろう。青菜のニンニク炒めやトマトと卵の炒め物などもおすすめ。
トマトパスタに合う副菜
シンプルなトマトパスタは、見た目にも華やか。辛味を効かせてアラビアータにするのもおすすめである。
パスタにしっかり緑黄色野菜のトマトが使われているので、副菜は野菜の量をさほど気にする必要がないところが嬉しい。少し濃厚な副菜にも合うので、アヒージョやポテトサラダ、ソーセージグリルなどがおすすめだ。
和風パスタに合う副菜
あっさりとした和風パスタもまた、和風のおかずやお惣菜と合うので献立が立てやすい。
胡麻和えや大根サラダ、唐揚げや手羽元の煮物など、奇をてらわないいつものおかずを合わせるといいだろう。味噌スープを合わせるのもおすすめだ。
ミートソースパスタに合う副菜
肉肉しいミートソースパスタは、ボリューム満点なのでヘルシーな副菜を合わせるのが鉄則である。
塩と胡椒、ビネガーでシンプルに味付けしたグリーンサラダや柑橘を散らしたパクチーサラダ、エビとブロッコリーのおかずサラダなどもおすすめだ。さらにおかずを追加したい場合は、魚をムニエルにするといいだろう。
3. 材料別:パスタに合う副菜
パスタに合う副菜のなかでも上位に来る食材をここでは4つフィーチャー。それぞれおすすめレシピをご紹介していこう。
じゃがいもを使ったパスタの副菜
パスタだけでは満足できないけれど、さほどお金はかけられない...。そんなときは、ボリューム感そして満腹感をアップさせてくれるうえ、比較的価格の安定している家庭の常備野菜・じゃがいもを投入するのがおすすめだ。
ソーセージやゴロゴロに切った人参、大根などと煮て、ポトフにしたり、カリッと上げてポテトフライにするのもいいだろう。スライサーで千切りにして、ガレットのように焼くのもおすすめ。
キャベツを使ったパスタの副菜
パスタの味付けにかかわらず、重宝するのがキャベツである。キャベツは生でも火を通しても食べることができるので、汎用性も高い。
サラダならコールスローがおすすめである。火を通して食べる場合は、アンチョビとガーリック、鷹の爪と炒めるのがおすすめ。また、スープにするとカサが減るのでたっぷりといただける。少し手間をかけるなら、ロールキャベツもあり!
肉を使ったパスタの副菜
タンパク質をしっかりと補いたい!そんな育ち盛りの子どもがいるご家庭には、やはり肉を使った副菜がおすすめだ。
牛、豚、鶏肉はもちろんラムもおすすめである。シンプルに焼いてソースをアレンジするのがおすすめだ。夏ならサルサソースや大根おろしなどがおすすめ。忙しくて時間がない...という人は、作り置きできる煮込み料理がいい。事前に作って冷やしておけば、味の染みもよくなる。トマトソース煮込みはホールトマトを使って簡単に作ることができるので、家庭向きである。
卵を使ったパスタの副菜
タンパク質アップには、卵もいいだろう。刻んだ野菜やチーズを入れたオムレツやオープンオムレツは見た目にも華やかになるので、おもてなしにもぴったり。
結論
パスタはワンプレートで収めがちだが、副菜を1品加えるだけでぐんと満足感がアップする。パスタに使われていない食材を意識し、体型や暮らしに合わせて調理法を選ぶといいだろう。上記のようなアイデアを参考に、パスタの献立を一度見直してみるのも悪くないかもしれない。