目次
- ※1〜※6.文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」 https://fooddb.mext.go.jp/
- ※7.株式会社Mizkan Holdings「内臓脂肪が気になる方におすすめ!毎日約大さじ一杯のお酢」 https://www.mizkan.co.jp/health/sunochikara/totonoeru/01-1.html
1. もやしダイエットの正しいやり方

もやしダイエットとは、もやしばかりを食べて痩せる方法ではない。カロリーが低いもやしを上手に食生活に取り入れて、健康的に体重を落とすというコンセプトである。では、もやしをダイエットに加えるには、どんな料理が向いているのか。ダイエットのためのもやしの食べ方を見てみよう。
上手に取り入れる方法
もやしはカロリーが低いというメリットがあるものの、淡白な味わいの野菜である。主食や主菜とするには物足りないことが多い。もやしは、ダイエット中の食事において副菜に用いるのがベターである。もやしを食べることで、繊維質やビタミン類が摂取できる。(※1)
またもやしは、歯ごたえのよさも特徴のひとつだ。これを生かして、満腹感を得るために利用するという方法もある。さらに、カロリーを抑えるために、油や調味料を使い過ぎないようにするのもポイントだ。茹でたもやしに最低限の味付けを施し、酢やこしょうなどでアクセントを付けるようにしよう。
2. もやしダイエットの注意点

もやしはカロリーが低い食材ではあるものの、食べ方によってはダイエットに役立たないこともある。ダイエット中にもやしを食べる場合の注意点を説明する。
食べ過ぎに注意
もやしにはいくつかの種類があることをご存じだろうか。最も一般的な緑豆もやしのほかに、大豆やブラックマッペを原料とするもやしも存在する。
食品成分データベースを見ると、緑豆もやしやブラックマッペもやし100g当たりのカロリー(茹で)は、12kcalほどである。(※1、2)ところが大豆もやし100g当たりのカロリー(茹で)は、27kcalと倍以上である。(※3)カロリーが低いと思って食べ過ぎると、カロリー摂取過多になる可能性もあることを覚えておこう。
味付けに注意
もやしを食べるのには調味料が必要である。たとえば、茹でたもやしにドレッシングをかけるとする。ドレッシングにもいろいろなタイプがあるとはいえ、なかには100g当たりのカロリーが83kcalになるものもある。(※4)また、ナムルなどを作る場合のごま油も、100g当たりのカロリーは890kcalである。(※5)
調味料を使う場合には、そのカロリーも考慮しつつもやしの味付けをしてほしい。
3. もやしダイエットでおすすめの食べ方

もやしといえば炒めものを思い浮かべる人が多いが、ダイエットの一環としてのもやしにはどんな料理が向いているのか。最後に、もやしをダイエットに使うための料理法を見てみよう。
食べ方とポイント
もやしには、ビタミンBやビタミンCといった水溶性のビタミンが含まれている。(※1、2、3)そのため、スープの具にすると栄養を無駄にせず摂取できる。また、肉類と合わせたい場合には、比較的カロリーが低い鶏肉のささみや脂身の少ない豚肉などを合わせるとよいだろう。(※6)
味付けのおすすめは、酢を使うことである。ミツカングループによれば、酢を摂取することにより内臓脂肪が減ることが報告されているためである。(※7)
結論
もやしはカロリーが低めの野菜であり、ダイエットにはぜひ活用したい食材である。しかし、主菜にはなりにくいというデメリットもあるため、副菜にしたりもう1品足りなかったりする場合に役立てたい。また、もやしの種類によっては思いのほかカロリーの高いものがあるほか、調味料の使い過ぎにも注意しよう。もやしの食感を楽しみつつ、ダイエットに生かしてみてほしい。
(参考文献)