目次
- 卵2
- 小麦粉1
- 砂糖1
- バター1
- 卵黄と卵白を分けずに泡立てる共立て法を用いる
- 卵と砂糖を温めながら混ぜる
- アクセントにレモンの皮とバニラ、塩を加える
- 専用のへらで形を整えながら焼く
- 卵黄と卵白を分けて泡立てる別立て法を用いる
- バターの割合が多い
- 最初にバターと小麦粉を混ぜ合わせる
- マジパンかアーモンドパウダーを加える
- シナモンやカルダモンなどの香辛料を加える
- 専用のへらで形を整え、余分な生地を落としながら焼く
- 卵黄と卵白を分けて泡立てる別立て法を用いる
- 基本の配合に近いシンプルな生地
- 形を整えずに焼く
1. バームクーヘンの簡単な作り方

バームクーヘンは、生地を重ねて層にしながら筒状に仕上げるのが特徴だ。キレイな層を作るのは難しそうだが、フライパンや卵焼き器を使って作ることもできる。また、生地もホットケーキミックスを使用すれば簡単に作れる。
卵焼き器で作る方法
フライパンと卵焼き器のどちらを使用する作り方でも、手順は同様である。初めて作る場合は、卵焼き器を使う作り方がおすすめだ。長さは短めに仕上がるが厚みが均一になりやすく、簡単にキレイなバームクーヘンができる。手順を見ていこう。
1.芯を作る
アルミホイルを棒状に成形して、バームクーヘンの芯を作る。フライパンの幅に合わせてカットした割り箸に、アルミホイルを巻きつけるようにすると作りやすい。
2.生地を作る
ボウルに溶き卵、砂糖、はちみつ、牛乳を入れて混ぜ合わせる。ホットケーキミックスを加えてさらに混ぜる。溶かしバターを加え、バニラオイルで風味付けする。
3.卵焼き器に生地を流し入れる
卵焼き器にサラダ油をひき、中火で熱す。余分な油をキッチンペーパーでふき取り、弱火にする。生地をおたま1杯分ほど流し入れ、全体に広げながら薄くのばす。
4.生地を巻く
アルミホイルで作った芯を生地の奥に置き、生地を芯に巻き付けながら奥から手前に転がす。
5.層を作っていく(3、4を繰り返す)
筒状に焼けた生地を卵焼き器の奥に移動させる。さらに、サラダ油をひき、生地を流し入れて焼き、巻き付ける。生地がなくなるまでこの工程を繰り返すことで、バームクーヘンの層ができていく。
6.芯を抜き食べやすい大きさに切る
生地がなくなるまで焼けたら、粗熱をとり、アルミホイルの芯を抜く。バームクーヘンを手で固定し、反対の手の親指で芯を押し出すようにするとよい。包丁で食べやすい大きさにカットしたら完成だ。
2. バームクーヘンのキャンプ場での作り方

バームクーヘンは、キャンプ料理の定番でもある。アウトドアならではの作り方もチェックしよう。
楽しむおやつ作り
キャンプ場でのバームクーヘンの作り方は、炭火を利用するのがポイントだ。竹の棒にアルミホイルを巻き付けた芯棒を使って、大きめサイズのバームクーヘンを作ろう。
1.生地を作る
簡単な作り方と同様に、ホットケーキミックスで作ると簡単だ。
2.生地を芯棒に流しかけて焼く
あらかじめ熱しておいた芯棒に生地を全体に付くよう流しかける。火にかけ、芯棒を回しながら全体に焼き色が付くまで焼く。
3.層を作る(2を繰り返す)
生地に焼き色が付いたら、さらに生地を流しかけて回しながら焼く。この工程を繰り返し、層を作っていく。
4.芯棒を抜き食べやすい大きさに切る
バームクーヘンの生地がなくなる、またはちょうどよい大きさになったら芯棒を抜く。食べやすい大きさに切って完成だ。
炭火によるバームクーヘン作りは、火力が弱いと失敗しやすい。火が生地にしっかり当たるよう調整してから作ろう。また、火傷にも注意が必要である。芯棒もかなり熱くなるため、軍手を使って安全に留意しながら行おう。
3. バームクーヘンの本格的な作り方

バームクーヘン(バウムクーヘン、Baumkuchen)は、ドイツの伝統的なお菓子である。本場ドイツでは、どのようにバームクーヘンが作られているのだろうか。
本場の作り方
ドイツで作られるバームクーヘンは、生地の基本的な配合が下記のように決められているそうだ。
この比率を基本に、地域により材料や製法が異なる。ドイツでバームクーヘンを銘菓とする3つの町ごとに異なる、バームクーヘンの作り方の特徴を見ていこう。
ドレスデン(Dresden)
コットブス(Cottbus)
ザルツヴェーデル (Salzwedel)
いずれの場合も、専用のオーブンで芯棒に生地をかけて回しながら焼き、新たな生地をかけて焼くことを繰り返して層にしていく。卵の泡立て方や材料の違いにより、生地の焼き上がりに個性が出る。
結論
バームクーヘンは、卵焼き器やフライパンを使って自宅でも簡単に作ることができる。気軽に作りたいなら、ホットケーキミックスで生地を作る方法がおすすめだ。チョコ味にアレンジするのも楽しい。キャンプ場で作る場合は火加減が重要である。慣れてきたら、本場ドイツの作り方を参考に、より本格的なバームクーヘン作りに挑戦してみてはいかがだろう。