素材の甘さがウマすぎる！？誰にも教えたくない！贅沢気分を味わえる極上の『りんご煮』アレンジ方法とは

鍋を使って煮込むだけで完成するりんご煮は、料理に慣れていない人でも比較的挑戦しやすい料理だ。まずは、基本のりんご煮の材料と作り方の手順、相性のよい調味料を確認しておこう。

(4人分)

レモンがなければ、市販されているレモン汁を大さじ1加えて代用しても問題ない。

包丁・まな板・片手鍋・木べらといった道具が揃っていれば、りんご煮を作ることができる。

火にかける際は、中火にしておこう。煮立ってきたら、弱火で15～20分程度煮込む。シャキシャキとしたりんごが、しっとりやわらかなりんご煮へと変化する。

レモンと砂糖のみのシンプルな味付けでも美味しくできるりんご煮。ちょっとしたアレンジをしたくなったときには、りんごを煮る前にシナモンパウダーをふりかけておこう。バターも一緒に煮ることで、一気に洋風のりんご煮に早変わりする。お好みでアイスクリームをトッピングしてもいいだろう。温かいりんご煮と冷たいアイスクリームの相性は間違いない。

また、砂糖の代わりにはちみつを使ったりんご煮もぜひ試してみてほしい。食物繊維が豊富に含まれているりんごと、善玉菌を増やす効果のあるオリゴ糖が含まれているはちみつは、腸内環境を整えて健康な身体をつくるために最適な組み合わせといえる。(※1)

りんご煮には、基本のレシピ以外にもさまざまな作り方が存在する。作り方次第で、活用の仕方が多様に変化するりんご煮の作り方をご紹介しよう。

りんご煮をアップルパイに使用する場合は、砂糖をグラニュー糖に変えて、アクセントにラム酒を加えてみよう。シナモンパウダーとバターを加えることで、パイ生地との相性もぴったりなりんご煮が完成する。できあがったアップルパイに、お好みでダークチェリーを使ったソースとマスカルポーネクリームを添えることで、より贅沢な味わいとなる。

電子レンジを使った簡単な調理方法もある。りんごと材料を耐熱容器に入れて、電子レンジで温めると完成だ。アレンジとして黒糖を使用し、レモンの代わりにシナモンとナツメグを加えてみよう。お弁当や子どものおやつにもぴったりな一品となる。

りんごの素材自体の甘さを生かす作り方として、砂糖を入れないレシピも存在する。その材料は、りんごとひとつまみの塩のみ。耐熱容器にカットしたりんごを入れ、甘さを引き立てるための塩をふる。電子レンジで温め、りんごからでてきた水分を鍋で煮詰めてりんごにからめてみよう。りんご本来の優しい甘さを味わう作り方である。

離乳食期の子どもがいる人は、離乳食用に作るりんご煮のレシピをぜひ参考にしてほしい。りんごを月齢に合わせた形状にカットし、ひたひたに浸かる程度の水と一緒にやわらかくなるまで煮ていく。りんごの素材本来の甘みによって、小さな子どもが食べやすいメニューとなるだろう。

皮付きでりんご煮を作る際には、りんごを薄めにカットしよう。時間の短縮ができ、食べやすくなる。食物繊維が豊富なりんごをまるごと取り入れることのできる方法だ。

圧力鍋を使うと、半分にカットしたりんごをそのまま煮てもやわらかいりんご煮ができる。圧力の切り替え機能がついている圧力鍋では、高圧で1分、低圧で2分加熱したのち、15分程度蒸らす。切り替え機能がないタイプは、2分加熱して15分程度蒸らしてほしい。大きめにカットしたりんごも食べやすくなる。

優しい甘さとさわやかな風味がたまらないりんご煮は、デザートとしてさまざまなアレンジを楽しむことができ、ヨーグルトやクレープのトッピングとしても相性バツグンだ。

りんご煮のアレンジの中でも、手軽に作れるホットケーキミックスを使ったりんごのケーキはぜひ試していただきたい。バターを塗った炊飯器釜の底にりんご煮を並べて、卵、牛乳、砂糖、溶かしたバター、ホットケーキミックスを混ぜ合わせた生地を流し込み、ごはんを炊くときと同じように炊飯するというシンプルな調理法である。ちょっと贅沢な気分になれるりんごケーキを、午後のティータイム用に手作りしてみてはいかがだろうか。

りんご煮を晩ごはんのおかずとして出す際には、食べごたえのあるさつまいもを一緒に煮た一品もおすすめだ。

さつまいもは、3mm程度の厚みで輪切りにし、いちょう切りしたりんごと煮る。りんご煮にさつまいもが入ることで、一気に満足感のあるおかずへと変化する。さらに干しぶどうを入れると、優しい甘さにアクセントが加わり、箸休めに最適なりんご煮が完成する。

りんご煮のさまざまな作り方とアレンジ方法を紹介した。砂糖を使わず素材そのものの甘さを楽しむ作り方や、シナモンやはちみつといった相性のいい食材を加えるアレンジ方法などがある。手軽にちょっとした贅沢感が味わえるりんご煮を、ぜひ家族にふる舞ってみてはいかがだろうか？

（参考文献）